韓国生活

【釜山パン屋】店名の由来はミスチル!日本で修行した食パンは絶品だった

こんにちは!たびなすびのちかです。

共働きの我が夫婦は、毎朝出勤前はとにかく時間がありません。

以前は朝ごはん抜きで出勤していたのですが、ここ最近午前中の職務の比重が高くなり、ランチタイムまで空腹を堪えられなくなってきました。

簡単に摂取できる飲むヨーグルトでなんとか飢えをしのごうとしたのですが、思いの外胃腸の弱い私には刺激が強かったらしく、席を外せない仕事と腹痛とのせめぎ合いに肝を冷やしました。

それがトラウマとなり、刺激物を朝にとることができなくなった私は、もっぱら食パントースト&コーヒーが朝食の定番となっています。

 

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韓国でパン文化が浸透しはじめた

韓国のパン文化は日本より遅れていました。

10年以上前、バゲットを手に入れるには、ソウルのフランス人居住区まで出向かなければなりませんでした。

食パンといえば、韓国トースト(中に玉子焼きとハムを挟み、バターで焼く。中高生のおやつで、コレはコレで美味しい。)しか使用方法がありませんでしたし。

 

しかし!

韓国に革命が起こったのは、数年前。

異常なまでのカフェブームが到来したのです!

(詳細記事→ 街を歩けばカフェばかり!?一国の主に憧れる韓国人の深層心理とは?

 

十数年前まではキムチチゲとご飯しか受け付けなかった韓国人のおじさんが、週末にモーニングコーヒーを飲みに行くなんて誰が想像できたでしょうか…。

手のひら返しの行動が突然起こるのも韓国ならではと言えるでしょうが、このころ思春期を迎えた世代はパン文化に慣れ親しみました。

海外旅行も非常に身近になり、隣国日本へは学生でも十分に行けるほどに。

そこで食べたパンやケーキにハマる若者が急増し、日本へのパティシエ留学生となったのです。

日本人が好きな味を作ってくれる

知り合いのヨーロッパ人によると、日本のパンは柔らかくてパンとは言えないそう。

惣菜パンなんてありえない!と。

彼らにとっては、ハード系のパンこそが主食となりえるようです。

ケーキも甘くなくて物足りないらしい。

 

一方の韓国人は、同じアジア人だからか味覚は日本寄り。

日本のパンを非常に美味しく感じるようです。

そのため本場フランスでパティシエ修行するより、日本へ修行に行く人のほうが多いのです(もちろん費用の面もあるでしょうが)。

お菓子も昔は日本のものを真似ていたしね。

 

その留学生が韓国へと戻り、続々とお店を出すようになってから、韓国のパン事情は日本人にとってうれしい変化が起こりました。

だって彼らは日本人に好まれる味を再現してくれるのですからね!

辻料理専門学校は超有名

ケーキとパンを主食とする同僚(韓国人、日本語ペラペラ)がNAVER(韓国のgoogle)で見つけ、一緒に訪れたのは、

『KURUMI(쿠루미)』
TEL.051-553-8725

부산광역시 동래구 온천천로 73(Naver地図

 

釜山地下鉄一号線「温泉場(온천장)」4番出口を出ると、目の前にあります。

といっても店内は3坪あるか?という程度の小さなお店。

カウンターにケーキ3種とと色とりどりのマカロン、壁の棚が十種類程度並べられています。

 

そして壁には、

辻料理専門学校の卒業証書がっ。

 

調理系には全く疎く、日本で専門家の間でどのような評価なのかわかりませんが、韓国で日本製菓製パン留学といえば絶対に名前があがるのがこの学校。

若者に、

 

「日本の辻に行くのが夢です。」

 

てなことを聞くことも年に数回はあるほど。

この証書を飾っておけば、日本人はもとより韓国人にも信頼の置けるパン屋となるのです!

 

食パンだけでも数種類あり迷っていると、

 

「オソオシプシオ〜(いらっしゃいませ)」

 

出てきたのは、V6の坂本くんを若く今時にしたイケメン!

丁寧に謙虚に商品を説明する様は日本直輸入じゃないですか…。

ほうほう、と説明を聞き同僚と日本語で話しながら選んでいると、

 

「日本の方ですか…?」

と日本語で話しかける坂本くん。

 
いや、そっち韓国人(同僚)だから。
 

「いやいや!こっち!日本人こっちよ!」

とこの店で誰よりも声を張り上げ突っ込む私。

 

…はっ。

 

こういうとこ。これが原因なんだわ…。

韓国直輸入…。

ミスチル聞きながら作ったパン

坂本くんに国籍の訂正を行ったところで、店名の由来を聞きました。

 

私「やっぱりクルミ入りのパンが美味しいからってことですか?」

坂「いや、ミスチルの曲から取りました。」

私「まさかのミスチルかー」

坂「日本で修行中に店でいつもミスチルがかかってたので、ハマっちゃって。」

私「ミスチルは神」

坂「ですね。」

 

何かこの店を応援したくなり、

 

ケーキ4つ

メロンパン

ミルク食パン一斤

看板メニューの小さいマフィンみたいの10個

 

爆買い!

うち二人家族なんですが。(自分につっこむ)

 

食パンは薄め(12枚切りくらい)と厚め(8枚切りくらい)に切ってもらえますが、もっと厚め(4枚切りくらい)がいい我が家の事情を伝えると、マシンの幅が決まっているため調節は無理なのだとか。

自力で切ります。

 

坂「35000ウォン(3500円)です。」

私「買いすぎ!」

 

結婚式の引き出物レベルの大荷物で帰宅、その夜なんと恐ろしいことに、

 

ケーキ4つ、二人でペロリ。

マフィンも半分ペロリ。

 

生クリームは甘さ控えめ、タルト系は結構濃厚なので少量でも十分に満足できます。(←でも全部食べた 震)

 

食パンはフワフワでグッド。

2センチほどの厚切りで消費していたのですが、普通の食パンより密度が濃いらしく腹持ちがかなりいい!

これなら8枚切りでもよかったかもしれません。

 

KURUMIは夫の通勤路。

当分は仕事帰りに買ってきてもらいましょうかね!

ケーキは2つまでで!

 

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