こんにちは!たびなすびのちかです。
我が家で旅行先の決定権を持つのは、夫。
といっても夫が勝手に決めてしまうのではなく、私が特に行き先にこだわりがないためお任せしています。
チケットの手配から宿の予約、スケジュール組みなど全てやってくれており、更に私のパッキングまでお任せしているという有様。
参照記事:パッキング技術は存在する!バックパックのサイズを半分にする夫)
旅の前に夫により意見収集が行われ、それに対し自分の希望を答えます。
夫「今度の旅行はどこに行きたい?」
私「暖かくて、海があるところ」
夫「他には?」
私「インドっぽくないところ」
夫「海がないところに行って、その後、海によるのはどう?」
私「OK」
こんな感じで決定。後は夫が行きたいところとすり合わせながら(夫自身が)後日発表!
ということで、今回はマレーシアの秘島に行くことに決定!
行きにくいからこそのんびりできる
やってきたのはマレー島の東に位置する、
プルフンティアン島。
マレーシアには数多くの島が点在し、気候的な面からもたくさんの観光客がリゾートとして訪れます。
とても人気がある国のため年々観光客は増え、以前から観光地として有名だったランカウイ島などは中国人観光客でいっぱい。
元気な島もいいけど(婉曲的)、静かな落ち着いた雰囲気でのんびり過ごすには最適!なのが、プルフンティアン島なのだそう。
プルフンティアン島(以下プルフン)は西のクアラルンプールから東のコタバルという都市まで行き、
そこからまた1時間ほど北上したクアラブスという町からスピードボートに乗船。
30分ほどすると、見えてくる楽園!
このように結構面倒な道のりを経ないと上陸できないため、自由旅行者しか来ないのです。
静かー。
島のホテル選びは超重要
プルフンはビッグアイランドとスモールアイランドに分かれており、私達が降り立ったのはスモールアイランド。
なぜならスモールのほうが値段もスモールだから!
スモールアイランドはロングビーチといわれる所が有名なのですが、その反対側のビーチ沿いにはもうちょっとコスパの良い宿が並んでいます。
そして夫はその中で一番よいホテルを予め予約しておいたとか!
SASUGA!
宿は『Senja Bay Resort』(公式サイト)
山の斜面をうまく利用しロッジが建てられています。
私達の部屋は階数でいうところの5階。
階段なので結構上り下りが大変でしたが、洗濯物はよく乾くし、言うことなしの快適でした。
ただ、二部屋を長屋のように割って作っているので、隣に人が入れば音は結構聞こえます。
ロッジだからしょうがないかな、と割り切りました!
滞在したスモールアイランドは、ロッジやゲストハウスは数知れず。
ですが、あまりにも予算を削りすぎるとなかなか渋い物件にあたってしまうこともしばしば。
マレーシアの都市部、KLやペナンなどと同じ料金だとクオリティは半分以下、ということにもなりかねません。
島なので物資が乏しく物価も高いので、秘島ではちょっと多めの予算を組んでいったほうが良いかもです。
島だからこそ!の大問題、お手洗い
この島は徒歩移動しかできず、東西のビーチ間を突っ切る道以外は全てビーチに面しているため、基本的に水着を着用しています。
気が向いたら海に入り、ビーチでゴロゴロし、船着場へ行き、ご飯を食べ、部屋で寝るだけ。
私達も例にもれず、水着でダラダラ歩き、汗をかいたら海に入る、を繰り返していました。
ちょうどロングビーチを歩いている時、ビーチの端が岩場になっているのを発見。
なかなかかわいい魚たちが泳いでいるのが見えました。
「ここでちょっと魚鑑賞でもしてくるよ!」
と夫に言い残すと、一人ジャブジャブと海の中に入って行きました。
こんな浅瀬でいろいろな種類の魚を見られるなんて!
と興奮しながら魚とともに泳いでいると、結構沖にまで来てしまったことに気づきました。
あ、大変。そろそと岸に戻らなきゃ。
そう思って泳ぎ始めると、
…ん?
なんかお腹痛い…
『過敏性腸症候群かもしれない症候群』発症…
波(海のじゃなくて腹の)が来ると大変!
ここは島、その辺にコンビニがあるわけではない!
いつもはポイントとなるトイレを念頭に入れているのですが、このビーチはまだポイント定まっておらず!
「やばいやばい…」独り言
すると、遠くの方で夫が私に向かって「おーい、おーい」と笑顔で手を降っています。
全く呑気なものです、こっちの気も知らないで。
ティーンエイジャーのころ本気で競泳をしていた経験を活かし、南国の海とは思えないほどの本格的なクロールで夫の方へと泳いでいきます。
その間もお腹の方では今や遅しとマグマがやってくる気配が…
ザッザッザザッ!!!! ←泳いでいる音
「速いね〜、競泳選手みたい〜」
とのんびりと感想を述べている夫。
「やばいよやばいよ」
と超しかめっ面で夫の方へと駆け寄りました。
「何−出川かよ−」
「出川じゃないよ!お腹の調子だよう!」
「あ、いつもの?じゃあ、あそこのホテルで借りなよ」
と私の肩をポンポンとたたきながら、丘の上のホテルを指さします。
「ああ、遠い!でも他にないもんね、行ってくるよ!」
切羽詰っている私は、夫の手を振り払い、ホテルへ向かう階段を全速力で駆け抜けて行きました…。
私が去った後、ビーチで一人になった夫。
近くで私達のやりとりの一部始終を見ていた読書中の欧米人に、
「彼女が怒ると、手を付けられないよな!頑張れよ、フレンド。」
と肩を叩かれ慰められたそうです。
私達、喧嘩してないから。
超余計なお世話をされているとはつゆ知らず、超しかめっ面の私は丘の中腹にあるレセプションに行き、
「トイレ貸してください!!!!」と叫ぶと、「あ〜最上階にあるよ」と言われ、
瀕死の状態…
で残りの階段を駆け上がっていたのでした。
ちなみに間に合ったよ!
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