マレーシア生活

【マラッカのゲストハウス】スタッフがいい人すぎる『jalan jalan』に泊まろう!

こんにちは!たびなすびのちかです。

日本では最近、観光客の急増やオリンピックに向け、宿泊施設がたくさん必要だとか!

一昔前までは、「日本は宿泊費がとにかく高い」と外国人バックパッカーなどに敬遠されていましたが、安上がりなゲストハウスや民泊もいっぱいできています。

学生時代からバックパッカーとして旅行をしてきた身としては嬉しい限り!

ゲストハウスはオーナーやスタッフで印象が変わる

ゲストハウスを選ぶときには、とにかく

 
清潔第一!
 

どんなに安くても、清潔でないところには泊まりたくないっ!

最近はスマホで事前情報を山ほど得られるので、だいたいの目星をつけてから訪れる場合も多いですが、写真と肉眼では差があることも多々…。

時間が許せば、最終チェックは現地で自分でしたいもの。

 

ただ、どんなに気をつけて選んでもゲストハウスはお手ごろ価格ですから、多少の不備はあります。

自分にあったゲストハウスを見つけるのは結構至難の業なのですが、そこを補ってくれるのは、

 

オーナーの人柄やスタッフの雰囲気

 

だったりします。

 

以前、友人が宿泊してとても気に入り、推薦してくれたクアラルンプールのゲストハウス。

とても清潔であったものの、

 

がんこラーメン屋ばりの注意書きの多さ!

 

オーナーさんがいつも目を光らせており、きっちりしすぎていて1泊だけでとても疲れてしまいました。

その友だちはインターハイ出場の超体育会系で、自分を追い込んで限界が見えたときがこの世の至福、という強烈な個性の持ち主なので、人によって評価が分かれるのも納得できますね。

彼女(女!)の横にいると、暑すぎて身体半分は冬でもTシャツでOK!と思うほどですからねー。

マラッカは変貌した By夫

マレーシアの大人気観光地マラッカは、夫のバイブルである沢木耕太郎の「深夜特急」に出てくる町で、大学時代に本を片手にここを訪れよくわからない何かを感じたらしいです。

夫がマラッカを訪れるのは十数年ぶりで、すっかり観光地化したマラッカの街並みにがっかりした様子。

私は初めてのマラッカですから、ド派手人力車や教会、中華街の路地などを楽しく散策していましたが、横から

 

「あー、ここもこんなんなっちゃったー」

「あのビル無ければ景色もっといいんだけどなー」

 

などとブツブツ言っています。

感受性の豊かなときの経験って美化されるものですしね。

Photography by YOSHIPhotography by YOSHI

「深夜特急」の話などふったら最後、繰り返し聞いた夫の青春ストーリーを長々聞かなければならなくなるでしょうから、ここは聞こえないふりをするのが賢明。

マラッカの安宿はとっても綺麗!

そんなマラッカで泊まったゲストハウスは、

入り口は、何の変哲もないマレーシアのお家かな?という感じです。

 

が、中は入り口からは想像できないほどの空間が広がっています!

 
吹き抜けリビング…。
素敵…。

 

リビングを囲むように、一階と二階に部屋のドアが並んでいます。

インテリアもシンプルかつおしゃれで、何といってもとても清潔!(重要)

これでなんったって、

 
1000円強。
しかも二人で。

 

「絶対ここ!」

「決まりだね!」

 

一目で気に入り3泊の支払いを済ませました。

スタッフのサムもイケメンですし、幸先いい。

押しの弱すぎるスタッフ、サム

さあ部屋に行こうとすると、サムが、

 

「あ・・・れ?部屋が・・・。すみません、今日だけクーラーつきの広くて高い部屋しか空いてません・・・。」

 

あらら、困りましたね。

 

「ちょっと見てみますか…」

 

見たら、思ってより設備もなにもかもいい部屋で、コリャ高いだろうと思い、

 

「もちろんいいけど、値段は?」

と聞くと、

「明日移ってくれれば同じ値段でいいです・・・」

と。

 

サム、必ず最後に「・・・」がつくような話し方をするのです。

やさしそうでしょ・・・。

倍の値段の部屋に泊まれるのに異存があるわけがありません。

ありがたくその部屋に泊まらせてもらいました。

 

翌日、ちょっと遅めに起きた私たちは、サムに部屋の移動はいつするのかとたずねると

 

「さっきチェックアウトしたから、今急いで掃除しますから・・・」

 

というのですが、朝から働きづめなのか、額から汗びっしょりです。

フロントにも他にお客さんが多数。

朝ごはんを食べに出るからゆっくりでいい、荷物はフロントに預けるから気にしないでと言い、鍵を預け外出しました。

 

美味しい飲茶に満足し、宿に帰ると、

 

「ごめんなさい…、お客さんが新しい部屋を気に入っちゃって・・・」

「え、私たちは?」

「だから・・・昨日の部屋に・・・あと2泊して・・・」

 

朝にもまして汗だくになっているサムを見て、気の毒になり、

 

「2泊も悪いから、広い部屋の値段分払うよ。」

というと、

「いいんだ・・・ごめんなさい・・・」

と言い、他の部屋の掃除へと戻っていきました。

 

人が足りないのか、サムはいつも一人で忙しそうに働いていましたが、会えば汗だくの顔で「ハロー」とはにかむので憎めないのです。

今ではサムはもう見かけないとの噂もありますが、私たちにとっては忘れられないゲストハウスのひとつとなりました。

 

『ジャラン ジャラン ゲスト ハウス』を見てみる

 

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