こんにちは!たびなすびのちかです。
韓国でよく受ける質問の一つに、
「韓国の好きなところと嫌なところは?」
というのがあります。
韓国の人も、日本人同様、外国人に自分の国がどう思われているか?ということを結構気にしているよう。
好きなところ、はどんな答えでも支障はないでしょうが、嫌なところっていうのは…、ねえ。
韓国人を目の前にして答えるにはちょっと気が咎めます。
「韓国の嫌なところ?うーん…思い当たらないな…」というのも、
嘘だし。
こういうときに、とてもいい答えがあります。
確かに自分も嫌だと思っているし、韓国の誰もが納得する答え、それが、
「韓国のタクシーとバスかな。」
これだっ!!
ブログになぜか「韓国の交通」記事が多い
このブログにおいて、韓国の記事が半数を占めており、韓国の交通に関する記事は、
10記事以上
にも及んでいました。
これは韓国記事の約10%の分量。
ブログ記事とはいえ、ただ日々の出来事をつらつら書いているわけではありません。
心に残ったことや、驚いたこと、信じられないこと、呆気にとられたこと、ムカついたこと、文句をぶちまけたいこと、などが優先的に書いているのです。
私は韓国の交通に、日々、
呆気にとられている(以下略)
というわけです。
10年も住んでいるにも関わらずだっ!
今回は、今までの記事を振り返りつつ、韓国観光をする際に気をつけていただきたいポイントなどをまとめていきます!
韓国路上のキング『市内バス』
韓国バスの特徴
路上ではキングとして君臨。
バスが車線変更をすれば、他の車は道を明け渡さざるを得ない問答無用の運転をする。
南に行けば行くほど運転は荒くなり、大邸や釜山あたりでは、乗車する際に両手と下半身をバス仕様にする必要がある。
韓国バスの乗車方法
ICカードか現金で前払い(現金1200ウォン、カードは割引)して乗車。
乗った途端に発車するので、すぐさま身を支えること。
黄色いカバーの席は優先席、中高年は学生の前に立てば、席を譲ってくれる可能性大。
韓国バスの降車方法
日本同様、降車ボタンを押す。
が、そこで安心してはいけない!
停留所に到着してからゆっくり席を立とうものなら、降りる客が居ないものだと思って出発してしまう。
韓国人の最大の特徴は「せっかち」。
降りたい停留所のちょっと前には後部ドアの前で立って待っていること。
ICカードを持っている場合は、後部ドアにあるカード読取機にかざせば30分以内は乗り換えが無料になりおトク。
目にも留まらぬ韓国の弾丸『タクシー』
韓国タクシーの特徴
道路を走っていると3分の1はタクシーかと思うほど、ものすごく数が多い。
都市部では5分も立っていれば、必ず流しのタクシーが拾える。
が!
数が多いが故に、当たりハズレもある。
一般道で高速以上のスピードを出したり、赤信号でも止まらなかったり、「ウィンカーって知ってます?」と問いかけたくなる場合も。
韓国タクシーの初乗りは激安!
日本では高くて尻込みするタクシーも、物価がそれほど変わらない韓国では庶民の足。
高校生でも遅刻しそうになるとタクシーに乗るほどに。
疲れたから、より速く行きたいからというときに韓国人はタクシーをよく使うので、運転手は飛ばすことに使命感を感じている…。
初乗りはソウルで3000ウォン、釜山で3300ウォンです。(2017年)
安いね!
会計はほとんどのタクシーでもカード払い可能。
深夜料金は20%割増になります(0〜4時)。
夜は道も空くので、運転もめちゃくちゃ荒い!(更に酔う)
韓国タクシーは個人を狙え!
カカオタクシーという呼び出しアプリが登場したことで、安全性が向上。
星評価と顔写真、使ったルートまで記録されるため、女性に利用者が急増しました。
ただ、韓国の電話番号がないと使えないため、韓国生活者以外は使えないのが難点。
(追記、日本の電話番号が使えるようになりました。)
旅行者がタクシーを使うときには、なるべく個人タクシーを選んでいただきたい!
問題を起こした運転手は個人タクシーの資格を取れない。
つまり、ワケアリは個人タクシーは営業できないということ。
見分け方は、車の屋根にランプに「개인(ケイン:個人)」と書いてあるのが個人タクシー。
気性が荒いので大声で話しかけてくるが、悪意はない。
実は親切な場合多数。
韓国のタクシーにぼったくられない方法
昔はよく聞きましたけど、私はここ数年でぼったくられたことはありません。
ただ、
・観光客として乗ってない
・韓国語が話せる
これがポイントかな、とも思います。
韓国語が全く話せなければ意思疎通もできないし、観光地で観光客を待ち構えるドライバーはやましい気持ちもあるかもしれません。
ただ、ぼったくられるときはメーターを使わないに等しいです。
・走り出す前に値段交渉をしてくる
・走り出してもメーターを使おうとしない(数回言っても)
この2つに注意するといいかな、と思います。
ただ、稀に安い値段で交渉してくる場合もあるので、相場を知っていて自分が納得すれば大丈夫です。
メーターを使わないタクシーは市内をちょっと移動するときには存在しないので、かなり怪しい。
うっかりつけてない場合もあるので、一回「メーターは?」と言ってつけてくれたら、ただのおっちょこちょいさんです。
韓国への観光客の味方『地下鉄』
韓国地下鉄の特徴
日本の電車に乗るのとほぼ同じ。
むしろ転落防止柵が全ての駅に設置されているので、日本より安全といえるかも。
65歳以上は無料で乗れ、駅に老人用のイベントなどが多く行われている。
日本では空いていれば優先席に座ることもあるが、韓国ではタブー。
韓国地下鉄の乗降車方法
日本とほぼ同じで、ICカードが便利。
コンビニ、駅などで買うことができる。
バス同様乗り換えが無料になるので、あったほうが便利。てか絶対に買うべき。雲泥の差。
現金で買う場合は券売機だが、行き先ボタンを押してから現金を入れる、というのが日本と反対。
韓国を長距離を移動するときには『バス』か『鉄道』
意外と快適『長距離バス』
どの都市にも必ずあるのが「長距離バスターミナル」。
大抵の主要都市にはバスで行くことができ、時間を気にせず予算を抑えたい人向け。
バスには、「一般バス」と「優等(우등:ウドゥン)バス」があり、優等バスは三列シートの大きなソファ席!
なので長距離でも疲れず、楽に移動できておすすめ。
韓国の新幹線『KTX』
例えばソウルー釜山間など、とても離れた場所に行く際にはKTXが速い。
飛行機もいいが空港が市内から離れているので、乗り継ぎでなければおすすめできない。
ただ、席が狭いので3時間ほど座っているとちょっと疲れた。
4時間以内なら、優等バスのほうが個人的には好き。
外国人には割引制度などもあるので、それを使用すれば結構割安に移動可能。(詳しくはVisitKoreaサイトへ)
免許を切り替えて韓国で『車を運転』する
日本から韓国運転免許の切り替え
日本の運転免許を韓国の免許に切り替えることは可能。所要時間半日。
領事館で必要書類を取得後、免許センターで申請と検査(視力、聴力など)。
ただ、日本の免許証と引き換えになるので、免許センターに免許証を保管されるのが嫌な場合は、一時帰国の前にチケットを持っていくことをおすすめ。
返還される。
日本と韓国の交通ルールの違い
大きな違いは、
・右側通行
・右折は赤信号でも行ってよい(右折先の横断歩道を確認必須)
このくらいで、あとはほぼ同じ。
標識も同じ。
ただ、全てハングルで表示されているので(英語表記がない場所も多数)、ハングルが読めたほうがいい。
とにかくせっかちなので運転は必然的に荒くなる。
「日本ではこうだから!」と思って、日本のマナー遵守で運転していると逆に事故に遭いやすいと思う!
韓国での運転の流れに乗ることが、安全に走行する第一歩。柔軟な対応が求められる。
また、出前のバイクは一秒を争う仕事をしているため(早く届けないと客にキレられる)、バイクの飛び出しには十分に注意したい。
韓国で中古車を買う
大型駐車場?でもこの辺にデパートもモールもないのに…、というところは大抵中古車センター。
予算と用途、家族構成などを告げると、次々に車両をすすめてくれる。
韓国人は、必ず知り合いの知り合い…とコネを探して行くが、
何ヶ所かセンターを回ればこちらも自然と相場や流行りの車両などがわかるし、感じの良い担当者に巡り会えるので、そこまでコネに固執しなくても良いと感じた。
外国人だから、とふっかけられた感じもなかったし(何ヶ所かの修理屋で車の購入を褒められた)、
コネだと逆にそこで買わなきゃいけない雰囲気になるのも微妙なので、いい車に出合うには足で稼ぐことをおすすめしたい。
新車は結構高い!
韓国人は車にゴテゴテのアクセサリーをつけるのも大好き。
韓国の交通事情まとめ
観光するなら地下鉄が安心安全であることがわかりました!
ただ、バスやタクシーに乗れば、
土産話に花が咲くことは間違いない。
ハイリスクハイリターン、の典型例ですね。
逆にこの環境に10年いると、
日本のバスのアイドリングストップにイライラし…
JRの線路むき出しのホームにビビり…
一般道を制限速度内で走る車に苛立つ…
すっかり韓国マインドの私。
もう日本で運転すんな!
韓国旅行にお越しの際は、是非参考にしてください!
くれぐれも交通には注意して、楽しい観光を!
↓年に2回以上海外行くなら空港ラウンジ利用も便利でオススメ
参照記事:空港ラウンジを使いたいから、プライオリティパスを作ってみたよ!