韓国暮らし

韓国にお兄さんとお姉さんが異常に多いワケ。名前よりも続柄や役職で呼ぶ。

韓国の呼び名文化

こんにちは!たびなすびのちかです。

突然ですが、私には日本に可愛い妹が一人います。二人姉妹です。なのに不思議なことに…韓国には何十人という妹や弟がいるんです。

「まさか…父に隠し子が?」いえいえ、そんなわけではありません!キッパリ否定します(笑)。

では、なぜこんなに妹や弟ができてしまったのか?その理由をお話しします。


名前を呼ばない韓国人

韓国では、年上の人を名前で呼ぶのは失礼とされており、極力「続柄」で相手を表します。

例えばこんな感じです:

日本の場合

登場人物

🐮 鈴木うしお(男・25歳)
🐯 加藤とら吉(男・29歳)
🐰 吉川うさこ(女・32歳)

うさ子🐰(32)
うさ子🐰(32)
鈴木くん、昨日頼んでおいた書類、できた?
うしお🐮(25)
うしお🐮(25)
あ、すみません。一人じゃ無理だったんで、加藤さんに手伝ってもらいました。
とら吉🐯(29)
とら吉🐯(29)
結構量多かったっすよ。鈴木一人じゃ大変だと思って。
うさ子🐰(32)
うさ子🐰(32)
加藤くんありがとね。でも鈴木くんももう少し頑張らなきゃ。
うしお🐮(25)
うしお🐮(25)
吉川さん、相変わらずスパルタっすねー。

韓国の場合

うさ子🐰(32)
うさ子🐰(32)
うしお、昨日頼んでおいた書類、できた?
うしお🐮(25)
うしお🐮(25)
あ、すみません。一人じゃ無理だったんで、トラ吉兄ちゃん🐯に手伝ってもらいました。
とら吉🐯(29)
とら吉🐯(29)
結構量多かったっすよ。うしお🐮一人じゃ大変だと思って。
うさ子🐰(32)
うさ子🐰(32)
トラ吉🐯ありがとね。でもうしおももう少し頑張らなきゃ。
うしお🐮(25)
うしお🐮(25)
うさ姉ちゃん🐰、相変わらずスパルタっすねー。

圧倒的な家庭感!兄ちゃん姉ちゃんの前に名前をつけることもありますが、言わなくても分かる場合はほぼ省略されます。逆に年下には呼び捨てでOK。


呼び名の文化的な背景

私は2017年3月まで韓国で教員をしていました。日本では生徒を「くん」「さん」付けで呼んだり、私も呼ばれたりしていましたが、韓国人の先生からは「それはおかしい」と指摘を受けました。

実際に生徒たちに聞いてみると、「距離感があって仲良くなりたくないみたい」とのことで、呼び捨てが良いそうです。結果、私はガンガン呼び捨てで呼ぶことに!顧客ニーズに応える形ですね(笑)。


表現がちょっと複雑

韓国の「兄」「姉」の呼び方には、性別によって違いがあります。

男から見て

兄:ヒョン
姉:ヌナ

女から見て

兄:オッパ
姉:オンニ

例えば、弟たち(=つまり年下の同僚や後輩)は私を「ヌナ」、妹たちは「オンニ」と呼びます。そのため、初対面で必ず年齢を聞かないと、どう呼ぶべきか分からないんですね。


魅惑の「オッパ」マジック

その中でも「オッパ」は、特別な響きを持っています。女性が年上男性を呼ぶときの言葉で、直訳すると「お兄ちゃん」です。

こんなふうに使います:

「お兄ちゃん(オッパ)!おはよう!」

「お兄ちゃん(オッパ)、コレ手伝って!」

「お兄ちゃん(オッパ)、コレ買って!」

男性たちはこれを聞くと、ついニヤけてしまうとか・・・。

ですが、恋人同士で「オッパ」を使わせたがる男性が多いのも事実。「オッパが迎えに行くよ〜」なんて、自分の一人称を「オッパ」にする人もいるんです。これにはちょっと引きますよね…。

まあでも、この「お兄ちゃん」を「鈴木さん」に変えてみると、何も心に響かないどころか図々しい女に感じる⋯。まさに、オッパマジック!


年齢差が大きい場合は?

「オッパ」や「オンニ」で済むくらいの年齢差なら良いですが、親子ほど年が離れている場合はどうするのでしょう?

韓国では「〜さん」に相当する「〜シ」という言葉がありますが、それだけだと距離を感じてしまうため、職場での役職を呼び名にすることが多いです。

そのため、韓国の職場では役職が豊富!入社した途端に「チーム長」、1年後には「主任」になるなんてこともザラです。ドラマでもよく「室長」って出てきますよね。夫婦で営んでいる会社で夫が社長、妻が室長とかよくみる。

韓国では役職がないと格好がつかず信用が得られないため、という理由ももちろんあるでしょうが、そもそもどう呼べばいいかわからないから。という理由も結構大きいと思います。(個人の見解)

歳上の人に愛嬌振りまきながら、「オンニ〜♪」とか、「オッパ〜♪」とか、最初はホントに慣れなかった!

 

 

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ご訪問ありがとうございます、たびなすび(プロフィール)です。現在、マレーシアのペナン島を拠点に生活しています。このブログでは日常の小さな気づきや、心に残った旅の瞬間などをお届けしています。このブログが新たな冒険や発見のきっかけになれば嬉しいです。「住みたくなるようなお気に入りの街」を探す旅に出てみませんか?

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