
韓国の呼び名文化
こんにちは!たびなすびのちかです。
突然ですが、私には日本に可愛い妹が一人います。二人姉妹です。なのに不思議なことに…韓国には何十人という妹や弟がいるんです。
「まさか…父に隠し子が?」いえいえ、そんなわけではありません!キッパリ否定します(笑)。
では、なぜこんなに妹や弟ができてしまったのか?その理由をお話しします。
名前を呼ばない韓国人
韓国では、年上の人を名前で呼ぶのは失礼とされており、極力「続柄」で相手を表します。
例えばこんな感じです:
日本の場合
登場人物
🐮 鈴木うしお(男・25歳)
🐯 加藤とら吉(男・29歳)
🐰 吉川うさこ(女・32歳)
韓国の場合
圧倒的な家庭感!兄ちゃん姉ちゃんの前に名前をつけることもありますが、言わなくても分かる場合はほぼ省略されます。逆に年下には呼び捨てでOK。
呼び名の文化的な背景
私は2017年3月まで韓国で教員をしていました。日本では生徒を「くん」「さん」付けで呼んだり、私も呼ばれたりしていましたが、韓国人の先生からは「それはおかしい」と指摘を受けました。
実際に生徒たちに聞いてみると、「距離感があって仲良くなりたくないみたい」とのことで、呼び捨てが良いそうです。結果、私はガンガン呼び捨てで呼ぶことに!顧客ニーズに応える形ですね(笑)。
表現がちょっと複雑
韓国の「兄」「姉」の呼び方には、性別によって違いがあります。
男から見て
兄:ヒョン
姉:ヌナ
女から見て
兄:オッパ
姉:オンニ
例えば、弟たち(=つまり年下の同僚や後輩)は私を「ヌナ」、妹たちは「オンニ」と呼びます。そのため、初対面で必ず年齢を聞かないと、どう呼ぶべきか分からないんですね。
魅惑の「オッパ」マジック
その中でも「オッパ」は、特別な響きを持っています。女性が年上男性を呼ぶときの言葉で、直訳すると「お兄ちゃん」です。
こんなふうに使います:
「お兄ちゃん(オッパ)!おはよう!」
「お兄ちゃん(オッパ)、コレ手伝って!」
「お兄ちゃん(オッパ)、コレ買って!」
男性たちはこれを聞くと、ついニヤけてしまうとか・・・。
ですが、恋人同士で「オッパ」を使わせたがる男性が多いのも事実。「オッパが迎えに行くよ〜」なんて、自分の一人称を「オッパ」にする人もいるんです。これにはちょっと引きますよね…。
まあでも、この「お兄ちゃん」を「鈴木さん」に変えてみると、何も心に響かないどころか図々しい女に感じる⋯。まさに、オッパマジック!
年齢差が大きい場合は?
「オッパ」や「オンニ」で済むくらいの年齢差なら良いですが、親子ほど年が離れている場合はどうするのでしょう?
韓国では「〜さん」に相当する「〜シ」という言葉がありますが、それだけだと距離を感じてしまうため、職場での役職を呼び名にすることが多いです。
そのため、韓国の職場では役職が豊富!入社した途端に「チーム長」、1年後には「主任」になるなんてこともザラです。ドラマでもよく「室長」って出てきますよね。夫婦で営んでいる会社で夫が社長、妻が室長とかよくみる。
韓国では役職がないと格好がつかず信用が得られないため、という理由ももちろんあるでしょうが、そもそもどう呼べばいいかわからないから。という理由も結構大きいと思います。(個人の見解)
歳上の人に愛嬌振りまきながら、「オンニ〜♪」とか、「オッパ〜♪」とか、最初はホントに慣れなかった!
【韓国カルチャーの距離感問題!シリーズ】
韓国人のおじさん同士が手をつないで歩いていても、それは友情の証なのだ!