こんにちは!たびなすびのちかです。
韓国を旅行すると、一番違和感があるのがハングル文字。
全く読めないハングルだらけのメニューや看板を見ると、呪文のように見えて不安になってしまうこともあります。
実は合理的なハングル
独特な文字に見えるハングルですが、実は非常に合理的にできている文字なのです。
記号と記号の組み合わせで、幾通りもの音が表現できるパズルのようなもの。
例えば
たびなすび
↓
타비나스비
ハングルを解体すると、
타(TA)
ㅌ(T)ㅏ(A)
비(BI)
ㅂ(B)ㅣ(I)
나(NA)
ㄴ(N)ㅏ(A)
스(SU)
ㅅ(S)ㅡ(U)
비(BI)
ㅂ(B)ㅣ(I)
非常にシステマティック。
構造的には集中すれば2時間で理解できるとも言われています。(読み方はね)
さらに韓国語の約7割が漢字語なので、読み方になれ推理さえできればニュースなどのお堅い記事は読むこともそれほど難しくはありません。
例を挙げると、
『자동차세·재산세·주민세도 신용카드 자동납부 가능해진다』
ぎゃー難しい!
では漢字を当てはめてみましょう。
『自動車税・財産税・住民税도 信用카드 自動納付 可能해진다』
こんなにわかりやすい!
信用카드の『카드』はカドゥ。
信用カドゥ…カド…カー…ド!!
信用カード=クレジットカード!!
みたいな推理力も駆使すれば100%理解できます。
もちろん語学は突き詰めれば奥が深く難しいものですが、軽い日常会話程度くらいまでと考えれば、韓国語は実は日本人にとって非常に学びやすい言語なのです。
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ハングルがわかるからって気を抜いてはいけない
韓国語の文字を乗り越えれば、第一関門突破です。
韓国生活者としては必須事項なので、そりゃ最初は熱心に覚えたものです。
特にバスなんて、数年前まで行き先表示はハングルオンリー!
超飛ばし屋バスの側面にある行き先リストを動体視力で瞬時に判別するのです。
そんな訓練を数年つむと、あら不思議。
呪文にしか見えなかったハングルが、瞬時に判別できるように。
脳ってすごい!
この関門を突破すると、日常生活を送るのが格段に楽になるため、ここで甘んじてしまいます。
とはいえ、ハングルを読むことだけは瞬時にできてしまうため過信することもあり、これがのちのち大問題へと発展してしまうのです。
一番悔しいハングル文字の間違い例
その日、お腹ペコペコ夫婦は愛する豚肉を食べにトンカツ屋を訪問しました。
私「何にしよっかなー。」
夫「俺は…、『치즈 롤 돈까스(チーズロールトンカツ)』」
私「またまた太りそうなものを注文するね。私はスタンダードなのがいいな…」
夫「早く決めて。」
私「ちょっと待って、あ、これこれ」
私が指差したメニューは、
『신선 까스(新鮮カツ)』
私「やっぱり普通が一番だよ。」
夫「ふーん…。」
店員さんに注文をし15分ほどすると、食事が運ばれてきました。
チーズロールカツはその名の通り、チーズが中にたっぷり入ったトンカツとデミグラスソースがたっぷり。
私の新鮮カツは肉厚のようで、まん丸なフォルムのカツがなんと4つも!
そして不思議なことに付け合せが、
タルタルソース。
「はて、超スタンダードなカツを頼んだのに、なぜここで変化球?」
首をかしげながらも、冷めないうちに一口。
…
…魚あああ!!
私「は?え?な、なんで魚?」
夫「え。だって魚頼んだじゃん。」
私「は?意味不明。」
夫「これ、『생선 까스(魚カツ)』じゃん」
私「はああああああ?????」
そう。
신선(シンソン:新鮮)
と
생선(センソン:魚)
を見誤ってしまったのです。
夫「だから珍しいなって思ってた。魚なんて。」
私「いやいやいや、トンカツ屋で魚頼むなんてありえないでしょ、一言声かけるべき!」
夫「でも一言が百言くらいになって返ってくるから面倒くさいしー。」
私「店員!店員さんが言ってくれれば…」
夫「めっちゃ言ってたよ、「魚カツでよろしいですか?」「こちら魚カツです」って」
私「あまりにも聞こえなかった…」
夫「普段から思い込み激しいもんね。」
大失態…
トンカツ屋で魚を食べるなんて、愚か過ぎる…
でもね!(ここから言い訳)
だったらメニューの写真に尻尾でも出しとけって話ですよ!
見た目どうみてもヒレカツだったわ。
しかも魚だったら、「カツ」って言わないでほしいわー。「カツ」=肉でしょがー。
夫「いや…そもそも、『생선(魚)』って書いてあるし…」
私「何もいえねえ」
これらのヒントも重なって、すっかりフォルムが似ているハングルを注意深く読まずにインプットしてしまったのですね。
ハングル文字に慣れたころが一番危ない!
豚屋で魚を食べることがないよう、みなさんお気をつけを!
※魚カツはやっぱり微妙だったよ。
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