こんにちは!たびなすびのちかです。
海外に生活するものとして、気になるのが現地の医療費。
アメリカなんかじゃ、盲腸で何百万円かかったとか目玉の飛び出るような金額で、病気一つで破産する人もいるとか。
反対に新婚旅行で訪れたキューバでは、全員医療費無料。医療水準もきわめて高いそう。
皮肉にもアメリカじゃ治療を受けられないアメリカ人を、キューバで無償で治してあげちゃうなんてこともありました。
韓国にも国民健康保険あるよ
韓国の医療制度は日本と非常に似ています。
国民健康保険制度があり、国民全員に加入義務があるとともに、韓国に住んでいる外国人も加入することができます。
日本のように、社会保険や共済などに分かれていたのですが、現在は全て統合され国民健康保険公団の運営となっています。
私もE-1ビザで働いていますが、毎月の給与明細には、支出に『国民健康保険料』の欄が設けられており、給料の6%強が天引きされています。高いよー。
働いてない外国人は「地域加入者」としてその年に決められた一律金額を払えばOK。
留学生はその半額でいいんだって!
自己負担3割って高い?
国民健康保険の自己負担額は3割程度。
日本だと平均1.5割だとか?
とすると、ちょっと高く感じますね。
しかし、韓国で、内科、耳鼻科、皮膚科、眼科、整形外科、婦人科、泌尿器科とかなり網羅した私から言わせるとですね、
韓国医療費激安です!
先日、風邪をこじらせ近くのクリニックで診察してもらい注射を一本打って、
8000ウォン(約800円)
処方箋を薬局に出しもらったお薬3日分が、
4500ウォン(約450円)
安いや!
皮膚科で湿疹診療が4000ウォン、塗り薬が二種類5000ウォン。
クリニック(医院)は大体相場このくらいです。
薬局で市販薬買うのとほぼ同価格で処方箋薬がもらえるので、病院に行ったほうが絶対にお得!
日本の謎『初診料』なるものがないのも安心材料。
しかもマイナンバーがあれば保険証も不携帯で大丈夫。
もし全額自己負担で注射打っても30000ウォン(3000円)で収まりますからね。
総合病院へ行くと、若干値上がりするし自己負担額も上がるのでお手軽症状の場合はクリニックをおすすめします。
高額医療が心配なら民間の『実損保険』に入ろう
日本の国民健康保険のいいところは『高額医療制度』があること。
大きな手術などした場合でも自己負担支払い限度額(収入が平均的なら8万円くらい?)が決まっているので、とんでもない金額になることがないんだって!
ところが!
韓国にはその制度がないと同時に、検査代も結構高くなるのです。
MRIとかCTは保険適応外だし、大きな病気だと「これは保険利かないんだけど~」とさらっと治療法を提案されることもあります。
夫のわき腹の激痛を見つけてくれたのもMRIだったのですが、確か検査代が40万ウォン(約4万円)くらいした覚えが…。
結局胆石だと判明したものの、手術代も日本のほうが安かった!
(詳細記事 → 韓国で胆石発症!手術代は先生のランキング形式だったの巻)
「あら!じゃあ保険入っときなさいな!」と韓国人の友。
私「国民健康保険は職場で加入してるんだよ」
友「じゃなくて、生命保険会社の。」
私「え、共働きだし、子供もいないし必要なくない!?」
友「知らないのね…。韓国は病院でかかったお金全部戻ってくる保険があるのよ!」
私「は?」
友「例えば、風邪で病院に行くでしょう?2万ウォン払ったら、全部保険会社が負担してくれるの。」
私「え!ありえん!」
友「MRIの検査代も負担してくれたのにねー。入ってれば。」
病院代全部出してくれるんだってよ!
信じられん!
友の言い分としては、韓国は自己負担の高額医療が多いから、国民健康保険で賄えない分を民間保険で補っているのだとか。
韓国にはまだ積み立て型保険が多いので、そのオプションとして人気があるのだそう。
家族内でドジ認定されている私は、韓国で何かあったら大変とお守り代わりに加入することに。
勧誘員の熱弁に負け、20年積み立てプランに入りそうになりましたが、
「60手前まで韓国にいるんだね?」
という夫の恐ろしい一言により、我に返りきっぱりと断りました!アブな!
一ヶ月約1万ウォン(約千円)という激安保険料を支払っているのですが、申請は医療費1万ウォン以上からだったと判明。
激安クリニックにばかり通っている私には申請の出番が全く訪れないまま時は過ぎてゆくのでした。
※2016年に補償額が80%に下がったそう!
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