韓国生活

韓国で風邪を引いたらとりあえず注射!でも腕じゃないよ、アソコだよ!

こんにちは!たびなすびのちかです。

季節の変わり目の寒暖の差に体調を崩しやすいのは、韓国も同じ。

日本の季節の変わり目はトンと経験していないこと約十数年で、もうどんなもんか忘れてしまいましたが…。

 

今住んでいる釜山は韓国南部の地域のため、韓国人は「釜山は暖かい」と思っていますが、冬はマイナス10度まで下がることもあります。

ハンパない冬の海風にも毎日のように晒され、「どこが暖かいんじゃ!空港前のヤシの木に謝れ!」と心の中で毒づいてしまうほど。

まあ、ソウルはダイヤモンドダストも降るような地域だし、テレビの天気予報じゃなぜか北朝鮮まで解説してくれてるから暖かく感じるんでしょうけど。

 

そんな釜山、年々春と冬がほぼないような極端な季節の変化が起こっています。

 

30度!30度!18度!

10度!12度!25度!

 

うっかり窓を開けて寝ちゃって起きたら10度台!「あ、喉やられた…。」といったことが頻繁にあります。(乾燥してるしね)

コンビニ並みの医院と薬局

「風邪引いたみたい…」などとうっかり軍人上がりの韓国男性の前で言おうものなら、

 

「焼酎と唐辛子でなおそうぜ!ヤー!」

 

と意味不明なことを言われ、飲みに連れて行かれそうになるので注意が必要です。

 

普通は薬を飲むか、病院に行くか。

風邪は薬じゃ治らないと言いますが、そんな悠長なことを言っていられない現代人。

 

とにかく、何が何でも明朝までに回復したい!

 

そんなあなたには、絶対に病院をオススメします。ほぼ回復しますから。

受診科は耳鼻科が一番早いです。次が内科。

風邪くらいならどこも同じ、ネイバーマップ(韓国でグーグルマップは△)で一番近い医院に行きましょう。

500メートル四方には大体5軒はあるほど医院は乱立しています

とにかく注射!注射!注射!

以前韓国の塾で働いていた私は、平日は朝6時半から夜10時まで授業を持っていました。

昼間は中休みがあるのですが、授業が夜に控えているのに思いっきり遊べないし、昼寝をしても起きるのは朝と同じく辛いもの。

年中寝不足で疲れていました。

そんな生活ですから結構風邪を引きやすかったのですが、十分に寝ていないし、喉は酷使しているし、で自力では全く治りません。

 

 私「えーっとじゃあ、ゴホゴホ。1番の答え…ゴホゴホ。」

生徒「ちか先生!いい加減に病院に行って!」

 私「薬局の薬飲んでるし…ゴホゴホゴホゴホ。」

生徒「ダメダメ!病院行ったら一発!」

 

無理やり病院に連れて行かれる私。

 

私「あ!今日保険証持ってない!」

受「外国人登録番号(マイナンバー)があれば大丈夫です」

 

そう、韓国はマイナンバー制度が古くからあり、その番号さえ言えばコンピューターで即座に様々なことが確認できるのです。

いろいろ意見はありますが、韓国の場合はマイナンバー様様の恩恵があらゆるところで受けられます。

 

そして診察。

 

医「どうしましたか。」

私「喉が痛いし調子も悪いんです。数日前から。」

医「んー、風邪ですね。」

私「すぐ治したいんですけど、講師なので授業が辛くて。」

医「あそー、本当はしゃべらないほうがいいんだけどね。じゃあ、注射してって。」

私「えっ。注射?」

医「早く治したいんでしょ。」

 

注射など、小学校の予防接種以来。そんな大事になっちゃったの…。

心の声などつゆ知らず、看護師さんは別室へと私を案内します。

 

看「じゃ、ここに寝て。」

私「寝…る?」

看「そう、うつぶせ。」

私「あ、はい…」←とまどってる
看「ズボン脱いで。」
私「ええええ!?何で?」

看「注射するからに決まってんでしょうが!早く!」

私「ええ…」←はてなマークでいっぱい
看「パンツも!」
私「お尻丸出し!?」

看「だから注射するんだって!」

 

グイッとパンツまで下げられ、お尻丸出し!

 
パンパンパンパンパン!!!!

お尻を思いっきり平手打ちされる

 

な、なんなの…

 

看「はい、終わり!ズボンはいていいよ。」

 

注射の痛みを平手打ちでごまかしてた!

全くわからなかった…、針の痛み…。

即効性はピカイチ

韓国で今まで10本以上の注射を打ちましたが全てお尻注射。

10本の内訳は風邪、湿疹、鼻炎などの病状であり、恐ろしく注射のハードルが低いことがお分かりでしょう。

凄く調子が悪い、といえば点滴くらいはサクッと打ってくれます。

 

驚くべくことに、あんなにこじらせていた風邪の症状が数時間後にはピタッと治まり、翌日にはほぼ平常時の体調に戻ったのです。

 
…怖いよね。
 

塾勤務を辞め、若干時間的に余裕ができた今となっては、「とりあえず注射」が怖くなり飲み薬や塗り薬で治しています。

 

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