こんにちは!たびなすびのちかです。
ビーチ大好き、海大好き。
ついでに海に生きている生物も大好きな私は、ダイビング中も、
「美味しそう」
「こいつは食べられる」
「これは毒っぽいからやばい」
などと、食基準で眺めているとはインストラクターは知る由もないでしょう。
ほぼサメです。
トロピカルカントリー(南国)の魚は色はキレイですが大して美味しそうではありませんから食欲は湧きませんが、日本の北のほうは流石。
男鹿水族館(秋田)に行った際には、水槽が生簀にしか見えませんでした。
どっかの某オーストラリアの某団体なんかが真っ赤な顔で怒りそうですね。
高いか、小さいかの消化不良
お魚はもちろん大好きですが、もっと愛してやまないのは甲殻類です。
二大巨塔といえば、
エビとカニ。
韓国にはご飯泥棒と言われるカニが存在するのです。
そのカニをおかずにご飯を食べると、あっという間に胃の中にご飯が盗まれていってしまうという!
その泥棒の名は、
カンジャンケジャン
身の詰まった新鮮なワタリガニを醤油漬けにし熟成させたもの。
メスのお腹にはたまごも詰まっているのだ。
美味しそうでしょう…。
しかしですね、これが高いんですわ!
生だけに鮮度にはこだわりたいですよね。
そうなると、一人10万ウォンとか結構なお値段になってしまうのですよ。
ご飯泥棒なのに、チマチマ食べるなんて嫌だし…。
かといって、定食で1000円ちょっとで食べられるところに行くと、
…え、これ、沢蟹じゃね?
というほどまあ、こんなにちっちゃいのよく探したね、みたいなカニが出てきて身を絞りとることで食事が終わる。なんてことになってしまいます。
一長一短なのです。
SNSで韓国人の情報をキャッチ!
夫婦揃って甲殻類大好きなのですが、その中でも別格のカンジャンケジャン。
お金に余裕があるわけでもないのに、食には妥協を一切しないわが夫。
「沢蟹(もどき)で満足したくない!」
といつも高級カンジャンケジャンを選択し、そして少量では満足しないため、毎回震えながらのお会計です。
私「あっという間にすごい金額が吹き飛んだよ…」
夫「ケチケチしないで!美味しいもので満腹になりたいじゃん!俺は野宿でも夕食は削らないし妥協しない!」
年々大きくなるお腹周りをさすりながら、満面の笑みで話す夫。
そのお肉があれば、真冬の野宿も心配ないね…。
ある日のこと。
「ちょっとコレ見て!」
見せられたのは、夫のフェイスブックページ。
そこには大きなカンジャンケジャンが並べられた皿と、カンジャンセウが並べられたもう一つの皿の写真が。
カンジャンセウとはエビバージョンのカンジャンケジャンのこと。
私「すごい!エビまである!」
夫「これさ…」
私「うん…」
夫「食べ放題だって!」
私「マジで!」
沢蟹もどきではなく、いつも行っている高級店と遜色のなさそうなクオリティです。
夫「19000ウォン(約1900円)」
私「行くべ!」
怖いアジュンマの接客
(公式サイト)
부산광역시 동래구 중앙대로 1477 ←トンネ店閉店しました…
【ソミョン店】
TEL.051-802-7100
부산광역시 부산진구 부암동 80-35(ネイバー地図)
全国展開しているチェーン店ですが、私達は家からほど近い釜山東莱(トンネ)店に行ってきました。
※トンネ店閉店しちゃいました!(泣)ので、釜山にあるもう一店舗『ソミョン店』の地図をご参照ください。
以下、トンネ店のレビューなので、読み物としてご覧ください…
해꽃작은상:ヘッコッチャグンサン
(14,900ウォン、カニだけ)
해꽃큰상:ヘッコックンサン
(19,900ウォン、カニとエビ)
韓国語で「セウド ジュセヨ(エビもください)」と言えば、確実にエビも来ると思います。
ただし、ここの店員アジュンマ(韓国語でおばさん)は強烈に愛想がないので、心を折らずに頑張ってください。
私「え、どれがエビかな?」
ア「なに!?」
私「エビも食べたいんですけど」
ア「え!?エビ!?2人共?」
私「はい。」
ア「飲み物は!?」
何が怖いって、声が大きいのもそうですが、眉毛を刺青で書いているので(アートメイクっていうの?)キリッとしすぎてるのです。
刺青をしたばかりなのか、
マッキーで書いてるのかと思ったわ…
ある意味文化体験…。
おかずとかはセルフサービス
テーブルにはビニール手袋が箱ごと置いてあり、装着して思う存分食ってくれよな!という店の意気込みが感じられます。
醤油漬けのカニと、ヤムニョン(コチュジャンソース)漬けのカニ、醤油漬けのエビがそれぞれ一皿ずつやってきました。
醤油カニ…
美味しい!ミソたっぷり!たまごも!
醤油エビ…
カニより旨味ある!頭にミソすごい!
ヤムニョンカニ…
辛えええ!!!もういい!
これが2000円はおトクです。高級店の質と価格差が比例しません。
マッキーアジュンマは、態度とは裏腹に私達の皿を注意深く見ており、空っぽになると
「おかわりする!?」
と聞き、どんどんエビカニを継ぎ足してくれます。
まるでわんこそばのように…。
結局、夫はご飯3杯、私は2杯をぺろりと平らげました。
おかずは店内でおかわりセルフサービスですが、取りに行く気力もありません、満腹すぎて。
「当分はいいね、海関係は」
「もう甲羅が生えてきそう…」
心も体も甲殻類に包まれた私達は、高級店からの店替えを心に決めたのでした。
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