
2017年12月
こんにちは!たびなすびのちかです。
『コムタラン(Komtar Run)』というイベントに参加してきました。
コムタ(Komtar)とは、ペナン中心部のジョージタウンに位置するランドマーク的ビルで、屋上には展望台があります。ペナンに引っ越して10ヶ月になりますが、最初の半年はかなりバタバタしてて予定が読めませんでした。
が、いつだったかな、3ヶ月くらい前かな。やっと落ち着いてきて、ペナンの居心地が良すぎるものだから、大好きな旅行への欲も沸かない不思議現象が…。
そんなとき、夫が、
という流れで参加することになりました。
色んなイベント、楽しいですが、私はどちらかというと見物客になるより体験したい派。
なので、まあ散歩だし?いいかなと思ってたんですけど、皆さんお気づきでしょうか…ここで夫が大きなミスを犯していることを…そう、彼は『コムタウォーク』って言いましたけど、実際は、『コムタラン』でした。
RUN!?走るのか!
マジで前日にTシャツもらったとき「RUN」って書いてあって超ビビった。散歩気分だったのにさあ、マラソン的なやつとか?無理なんですけど。
でも、Tシャツ受け取り所に来るマレーシア人を見てて思ったんだ…。ちょっとぽっちゃり系の人たちもたくさんいる…。
うん、多分大丈夫だろう。彼らは走らない。(走れない)
ペナンのスポーツイベントの朝は早い
前日にもらったドピンクのTシャツを夫とおそろで来て、コムターへと向かいました、6時に。早いでしょ!!
スタートは7時。
でもですね、年中真夏のペナンだと9時を過ぎたあたりから、外で走るなんて(普段から準備をしてない)一般人には無理なんですよ。7時ぐらいだと涼しくて気持ちいい、この地域では最高の時間!
と不安になりながら現場に足を踏み入れると…
ワイワイ…キャッキャッ…チーズ!!だらだら…ダラダラ⋯いつものペナンだ!!!
普段のゆるーい感じで、本気モードの人たち(格好だけで判断)は1割もいない、といった感じ。
5分前くらいにやっと皆がスタート付近に集まり、いよいよスタートの7時!!!となりましたが、スタート合図担当のVIPが遅刻したので10分くらい遅れました。
いつも通り!!
交通規制が超適当
大々的なイベントではないにしろ、一応数百人が集まって一般道を走るイベント。
まず、コムタービルの周りを一周するんですが、このへんは結構交通量が多いところです。警察も出動してバイクで交通規制をしてる風だったんですけど、途中で規制解除しちゃってさ。車とバイクに追われるスタイルに早変わり!!
イベントの趣旨的には歩いて全然良かったんですが、轢かれたくないので走りました。500メートルぐらいはランしたな。
みんな「きゃー!車来たーキャハハ」みたいな感じだったよ。
2キロのRUNの後階段を駆け上がるだと…?

これはもう私たちがちゃんと把握してなかったのが悪いんですけど、散歩で終わると思いきや、メインイベントはその後だったんです!
なんと、コムタタワーを階段で上れと。しかもね、男女に分かれますーってことで、私たち夫婦は突然離れ離れにされた…。
しかも、「階段」って、非常階段ね。薄暗い系の。雑居ビル的な。
「えっ…」ってなったよ、何のイベント要素もない感じだしさ…。私、旅行中も結構すぐに音を上げる体力なし子なんですよね。
そんな私に文句も言わずに助けてくれる優しい夫…。
こういう構図を交際開始以来年に数回体験してるので、かなり大変な戦いになるだろうと思ってたんです。
このビル階段駆け上がりは。しかも、今回は夫が隣にいないし。と、思いきや⋯なんと今回は、私、抜群に速かったの!!!!
自分でも信じられない追い込みスピード。
…てかさ、マレーシア人、疲れやすすぎない…?
コムタタワーの周りを走る時は、ほぼお散歩状態だったので、最後尾付近でした。
階段に入るときは前が混み合ってて上れないほど。それがさ、5階…10階…15階…どんどん人がいなくなっていく!!ひどい人なんか階段に辿り着く前の大階段でへばってました。
20階くらいじゃもう寝転んでる人も多数!私と言えば、辛かったですが45階だったかな?で、息を整えるために数分休んだのみ。もちろんキツかったですが、軽い登山くらいでグロッキーになるほどじゃありませんでした。
コムタの階段は1237段。
例えば山形の山寺が1015段で、私、数年前登ったんですよね。還暦迎えた両親に余裕で負けたんですけども。
山形の『山寺』は還暦の足腰チェックに最適!そしてお守りを襲った悲劇
ゴールがどこかわからないし、実感がない

超マッハで駆け上がった(ように周りからは見える)私ですが、何階がゴールかよくわかってませんでした。周りの人に聞いても「よくわかんない、ごじゅう何階。」とかいうし。(私もだけど)
で、50階…(ゴールはここか!?)
でも、ゴールっぽくない。
54階…(ここかな!?)
まだ上る人がいる。
56階…(ここだろ!?)
違うらしい。
で、59階…スタッフっぽい人がいる。
「ここか!!!やったーゴールか!?」と中に入ると、そこは、エレベーターホール。
数人が座って汗を拭ってますが、ほんと数人。私が数番目な訳はないので、「はて?」と思ってると、
雑居ビル(的な雰囲気の)薄汚れたエレベーターホールがゴール…?
ちなみに飾り付けとかは全くなし。せっかく59階まで上ってきて一瞬で一階に降りるって味気なくなーい?
とりあえず、夫が私がめちゃくちゃ遅いとふんで超ゆったり上ってたらしく、まだ着いてないので待つことに。
帰りは文明の利器、エレベーターで一瞬のうちに1階へ…。水とコッペパンが配られ、メダルなどももらい、出口へ。
フワッと終わった。
イベントに参加してわかったこと
今回9割方地元の人が参加者のイベントに参加してみて、
- スタートも遅れるときがある
- 交通規制がゆるいので、イベント中でも車に気をつける
- 普通の日本人の並の体力だと己を過信するレベルで、マレーシア人体力ない
- 59段も階段登らせるなら、もうちょっとキレイなところがよかった。非常階段辛い
- 終わりよければ全てよしっていう気持ちはゼロレベル
- その分勝手に帰れていい
- でもゴールくらいはデコってほしかった
こんな感じ!
だからって日本みたいに素晴らしいオーガナイズでやってもらうと、多分登録料高くなるし、仰々しくて気軽に参加できなくなるかもね。
個人的にはこれで十分かな。本気度を測られたら困るタイプ。
このくらいのゆるさなら、これからも体験型のやつにはどんどん参加していこうかな!
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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ご訪問ありがとうございます、たびなすび(プロフィール)です。現在、マレーシアのペナン島を拠点に生活しています。このブログでは日常の小さな気づきや、心に残った旅の瞬間などをお届けしています。このブログが新たな冒険や発見のきっかけになれば嬉しいです。「住みたくなるようなお気に入りの街」を探す旅に出てみませんか?