こんにちは！たびなすびのちかです。
アラビアンナイトのイメージと、祖母が大好きだった『兼高かおる世界の旅』（テレビ番組、超古い）のせいで、私のアラブ国家に対するイメージは昔から神秘的なもの。
意外といい成績だった世界史でも中東地域は特別ガン見。
ベルベル人とか、
アッバース朝とか、
ハムラビ法典とか…
語呂かっこいい！！と思って超暗記してたな。
モロッコで、砂漠ツアーガイドに、
「私はベルベル人です。」
と言われたときはときめいた…。
チップめっちゃ要求されたけど。
興味はあるけどなかなか行きにくい
といいつつ、アラブ系国家はほとんど訪れたことがありません。
モロッコだけですね。
本当は行きたいんですが、最近あまり情勢もよくないのでちょっと足踏み。
約20年前の大学時代に中東旅行をしたことのある夫が、ことあるごとに自慢してくるので、その話で我慢しています。
ちなみに夫はシリアのアレッポも訪れたことがあるので、今の状況にとても心を痛めている…。
年がら年中アラビアンを考えているわけではないんですが、マレーシアは多民族ではあるものの、一応ムスリム国家だし、イエメン人の友だちもできたりして、イスラムづいてきたこの頃。
でもちょっと触れたってだけで、全然分かってなかったんだな、と再認識しました。
アラブ系が大多数のレバノンって…
先日友人と飲茶を食べに行ったときのこと。
直接の友人はカップルなんですが、その彼のほうの知り合いがペナンに遊びに来ていたので、一緒にテーブルを囲むことになりました。
彼はカナダ人で、今ドバイに住んでるんだって。
私「へえ！どう、ドバイ？」
カ「暑いし、高いし、まあ…若けりゃ数年お金稼げるしいいんじゃない？」
彼もドバイにずっと住むつもりはないけど、稼げるからもうちょっと頑張ろうかな、みたいなことを話していました。
友「だってね、彼、アラビア語もできるからね。」
私「え、そうなの！すごいねー、じゃあ重宝されるんだ、ドバイでは。」
カ「うん、俺、レバノンからの移民だから。」
私「あ、そうなの！」
カ「18のときに家族でカナダに移住したの。」
私「へー！そりゃアラビア語ペラペラだわ。」
カナダは移民がとても多いと聞きましたが、彼もそうなんですね。
レバノンかー…
ってレバノンってどこだっけ、中東ってのは知ってるけど…。
カタールとかオマーンとかイエメンとかレバノンとか…、この辺ちょっとマイナーだからごちゃごちゃ…。
…ってか、アラブ人なんだ彼！
え、今飲茶食べてるけど大丈夫！？
ベーコン巻きとかシュウマイとか豚肉三昧だけど！？
心配になり、
私「あの…さ、豚肉いっぱい並んでるけど、平気？」
カ「あーそれ皆に言われるけどー、
レバノン人40％位クリスチャンだからさ。」
私「そうなの！？」
カ「僕もクリスチャンね、アラブ人だけどねー」
全然知らなかった！！
自分から遠い地域だと一括りにしがち
中東っていってもイスラエルはユダヤ人の国だからムスリムじゃないっていうのは知ってましたが、まさかアラブ人国家でクリスチャンがそれほどまでに多い国があったとは…。
無条件で、
アラブ人＝イスラム教徒（しかも改宗できないと思ってた）
と認識してしまってました。
目からウロコだったな。
※常識だったら申し訳ないが、私主観だよ！
今地図で確認したら、レバノンは人口400万人ほどの小さな国で、南にイスラエル、東にシリア、と地理的にはなかなかサバイバルな場所にありました。
でも、ルノー日産のゴーンさんもレバノン人の血を引いたりと、世界各国に移民として生活しているレバノン人は1000万人を超えるそうです。
目の前の彼もなかなかのやり手らしいので、国の情勢に負けず生きる力が強い人達なのかもしれません！
私のイメージで、中東はみんなアラビアンナイトの世界でしたが、もちろんその中でも色々な背景はあるに決まってますよね。
まあ、ほら、九州出身の人がさ、青森も宮城も山形も一括りにしちゃうのと一緒でしょ。（違うのよ、結構）
私もよく関西一括りにしちゃって関西の友達に怒られるね！（でも怒るのは京都と神戸の子。なぜか大阪の子は怒らない…。）
実際に会ってみると、全然知らなかったトリビアみたいなのがわかっていいね！
一つ賢くなれたことを彼に感謝！
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