韓国生活

韓国はキャッシュレス大国!一ヶ月の現金使用は香典代のみだった【旅行もカードでOK】

こんにちは!たびなすびのちかです。

日本でもカード払いが多くなってきているようですが、お隣韓国ではもう日常生活でほぼ現金を見かけないレベルになってきました。

韓国のクレジットカードとチェックカードとは

猫も杓子もカード払いの国、韓国。

『カード払いで』というのは大人のステータスにも感じていた思春期でしたが、韓国は高校生であっても基本カード払いです。

では、なぜ未成年がカードを所有できるのか?

彼らが持っているのが、

 

チェックカード

 

だからです。

 

チェックカードは日本で言うデビッドカード、つまり口座即引き落としカードです。

自分名義の銀行口座があればすぐに作ることができ、残高がゼロであれば決済できません。

借金を作ることも無いので、門戸が広いのです。

外国人でも簡単に作れます。

 

一方のクレジットカードは数十種類(いや、百を超えるかも)あり、一応年齢や職業により持てるカードは変わります。

外国人もある種類のビザがなければ、在留許可があってもなかなか作ることは難しい。

ただセールスは過剰で、職場(山の中)にいると1ヶ月に1~2人はセールスおばばに訪問されます。

(カードおばばとの攻防記事→ プライオリティパスGETで念願の空港ラウンジ使い放題だよ!

 

また、スーパーで買い物をしていたときに買い物客を装ったおばばに勧誘されたケースもあったそうな。

売り文句は、

 

「作ってくれたら10万ウォン(約1万円)現金で払うから。」

 

乗せられた友人は、10万ウォンの入った封筒をヒラヒラさせながらその話をしていましたが、私は知っています。

彼女が作ったクレジットカードはもう、

 

14枚目

 

だということを…。

おそろしや…。

 

韓国では脱税を防ぐためにキャッシュレスで所得控除

なぜこんなにも早くカードが普及したのかというと、最もよく囁かれるのは税金対策

個人商店など自営業の多い韓国では、脱税が政府の悩みの種。

今でもスポーツクラブやエステなどでは、会費を現金で払えば10%引き、なんてのはざらにあります。

市場でもカードは使えますが、嫌がられるのもその寸法でしょう。

 

そこで政府は国民に甘い話(?)を持ちかけた!

「カード払いした出費は20パーくらい所得控除するよ!(上限有り)」

 

そして商店には鬼の顔!

「ある程度(年商240万円くらい)儲かってたらカード取り扱いは義務化じゃ!」

 

完全トップダウンの韓国社会。

みんなもう逃げられないのです!

 

韓国生活での私のキャッシュレス事情

~韓国での華麗なる(と思いたい)私の一日~

 

バスで職場(山の上)に出勤(1200ウォン)

クレジットカードに交通カード(SUICAみたいなの)が付帯。しかも保険付きで乗車中の事故は補償される。

 

職場内のカフェでコーヒーを買う(2800ウォン)

カード払い。ポイントカードはスマホに内蔵。

 

社食で昼食(4500ウォン)

社員証で決済。給料から天引き。

 

コンビニでおやつを買う(1500ウォン)

カード払い。少額なのでサインも不要。

 

ネットスーパーで買い物(56000ウォン)

水や米などの重いものは帰宅時に時間選択をして注文。スマホでカード払い。

 

帰宅は下山が面倒なのでタクシー(4500ウォン)

カカオタクシー(配車アプリ)を使用。カードを登録しているので車内での支払いは不必要。車内でのカード払いもほぼ100%可。

(カカオタクシー詳細記事→ 韓国でタクシーに乗るなら『カカオタクシー』アプリが便利だよ!

 

夕食を作るのが面倒なので、刺身の出前をとる(30000ウォン)

出前アプリで注文。カード登録で玄関支払い不要。

(出前アプリ詳細記事→ 韓国語を話さずに頼める出前アプリ登場!海でも山でも頼めるよ!

 

自宅で映画をダウンロード(500円)

ituneストアで日本語字幕の映画をレンタル。カード決済。

 

財布の意義が見出せない。

韓国で現金が無くて困るときはココ!(超主観)

上記のようにカードがあればなんでもできる!と思って暮らしているため、現金がないと不安であるという意識がほぼなくなってしまいました。

財布すら持ち歩かずに過ごしているため、たま~に困ってしまうことがあります。

 

①友人と割り勘をする

韓国では基本的に割り勘しないので、韓国人と遊んでいる場合には問題ないのですが(ローテーションで出す)、日本人の友人と遊んでいる場合、その都度きっちり割り勘にすることがあります。

財布を開くと、

 

1000ウォン札2枚のみっ!

=200円くらい

 

こんなときは、

「私とりあえずまとめてカードで払うわ!」

と言い、あとで友人から現金を回収するという「必殺ATM行かなくても現金ふえちゃったよ作戦!」を使用。

これを1ヶ月に1回程度すると、1年はATMに出向かなくてもよくなります。

 

②ご祝儀やお香典

なにかとバタバタしがちな冠婚葬祭ですが、一番大事なこれはカードというわけにはいきません。

韓国では会場にお金を入れる封筒が用意されているため(何せ冠婚葬祭数が多すぎる)、その場で現金を確認する場合も多く、

「やべ!現金なないわ!」

と焦ることも多し。

でも、安心してください。入り口に必ずATMありますよ。

 

結婚式の招待状に、

 

『当日ご都合の悪い方へ^^釜山銀行 01-2345-67890』

 

口座番号が書かれていたときには、度肝を抜かれましたが…。

キャッシュレス化はこの業界でも進んでいるようです。

 

③マート(スーパー)のカート使用

カートを使った後に元の場所にもどさない不届き物が増えた結果、店側が対策したのが、

 

「カートの鍵を開けたきゃ100ウォン入れろ」システム。

 

カートを全て鍵でつなげ、100ウォンコインを入れると切り離せます。

100ウォンでも捨てることはできませんから、皆元の場所に戻すようになりました。

買い物の際には1週間分のまとめ買いが基本の韓国ではカートは必須のため、コインを握り締め向かいます。

 

韓国旅行中もキャッシュレスは可能、少額だけ現金を用意して

頻繁に市場を利用したりすれば現金が必要になってくるでしょうが、私はもっぱらマート派なのでカードで済ませています。

しかしここ最近では、魚市場であってもカード決済化の店が増加。

多分現金が手元にない人が増えているんじゃないかな?

 

韓国旅行でもキャッシュレスで9割は可能でしょう!

思いつく現金以外お断り、は、

 

  • 交通カード(suicaみたいな)を持たずに乗るバス・地下鉄
  • 道端の行商・露天・屋台から買うもの
  • …思いつかない

 

キャッシュレスでは韓国の更に上を行く中国からきた観光客が多いので、観光地であっても使えるでしょう!

とはいえ、全く現金を持たないのも心配でしょうから、10万ウォン(約1万円)くらいはお守りで持っていてもいいかもね。

 

この習慣に慣れすぎて、日本の現金払いが面倒で仕方がない!

SUICAに目一杯チャージし、大きいものは韓国のクレジットカードで支払っていますが、それでもカード不可のお店が多すぎる…。

 

昔はカード怖い、と思っていましたが、最近は現金を多めに持っているほうが怖くなってきたほど。

早く日本にもキャッシュレスの波が来ることを願っております!