
2016年5月
こんにちは!たびなすびのちかです。
韓国のゴールデンウィークに東海(トンヘ)と韓国では呼ばれているいわゆる日本海岸沿いを釜山から北上ドライブしてきました。
「え!?韓国にもゴールデンウィークあるの?」と思われるでしょうが、突然できました、1週間前に。
5月5日(木)は日本同様『こどもの日』で祝日。第2日曜日が『両親の日』。

皆が思っていたんですよね、「金曜さえ…休みなら…」と。
その空気を汲み取った政府が、「じゃあ、金曜日は臨時休日にします!!」と突然言い放ち、韓国全体が突然休みとなりました。すげー。
この一連の出来事が韓国を表しているといえるでしょう。
決定事項が完全なトップダウン。
「そんなの困るよ!」という声はほとんどない、突然の変更にも順応できる(慣れきっているともいう)国民。さすが韓国!
ニュースでも『ファングンヨンヒュ(黄金連休)』とテロップを出していましたから、名実共にゴールデンウィークなのです。
こどもの日と両親の日がくっついたら…
有名観光地はとことん避け、今回は穴場スポットを探そう!ということに。
だって、想像してみてください。家族を大切にする国「韓国」で、こどもの日と両親の日がくっついた、ゴールデンウィークに、有名観光地が、どうなってると思います!
キャー、恐ろしい…。
きっと皆10人単位で移動してるし、耳が遠いお年寄りを連れてるし、元気一杯の子供はいとこたちとはしゃぐし、でも、義理家族に囲まれたらお母さん強く叱れないし!
多分、ハードロックカフェのライブ時の店内にいる感じになっちゃうかな…
ということで、釜山から海沿いの道をゆっくりとドライブしよう!ということになったのでした。

韓国穴場ビーチを探す
釜山を北上し、最終的に到着したのは韓国最北のコソン(高城)にあるミョンパ海水浴場。
釜山からここまで約90以上のビーチがあり、そのうちマイナーそうな20ヶ所ほどに立ち寄りました。
「90ヶ所って意外と多い…」と思って、日本の海水浴場数を検索してみたら1128ヶ所でした!(2014年帝国書院調べ)
なんだ、そうなのか。私は多くても20ヶ所程度だろうと踏んでいたため、あまりの多さに初め-うれしい、最後-めんどい。
人影まばらなビーチを見つけるたびに、
とカメラを抱え駆け足でビーチを目指す夫。
対する私の反応変遷
1~5ヶ所目
6~10ヶ所目
11~15ヶ所目
16~20ヶ所目
1ヶ所目から20ヶ所目まで全く海への思い入れが変わらない夫を見て、
と、改めて思い、変人には無理に合わせようとしないほうがいいな、と自分のペースでビーチ巡りをしたのでした。
黄金連休に人がいないビーチ発見!
人の少ないビーチに立ち寄ったといっても、今は韓国の黄金連休ですから普段の数ではありません。
例えば韓国で一番人が集まるビーチといえば、釜山のヘウンデ(海雲台)で、シーズンともなれば一日12万人訪れるというそら恐ろしいことになるのです。
さらに、韓国では芸能人の影響力が絶大で、庶民の消費文化はほぼ芸能人に左右されるといっても過言ではありません。
リアリティ番組全盛の最近の韓国のテレビでは、芸能人家族や、芸能人擬似カップル、友人グループがこぞってキャンプをしています。
黄金連休 × リアリティ番組流行 =ビーチがテントまみれ。
テントあらずんば人にあらずてなもんです。
人じゃない私たちは身の置き所がありませんでした。
そんな中、テントもなく、人も数えるほどしかいない、絶好のビーチを発見しました。
チルポ(七浦)海水浴場(地図)
ポハン(浦項)という釜山から約2時間ほど北上したところにある都市の郊外にある小さなビーチです。ちなみにポハンといえば、ポスコという韓国最大の製鉄会社が有名。
チルポビーチはとにかく人が少なく驚くほど静か!動くものといえば、道ならぬ恋系の中年カップル2〜3組。若干哀愁を漂わせて言葉少なに散歩しています。←完全主観
遠くの草木の生い茂る広場に3つくらいテントが見えますが、よく見ないと気づかないほど。
パシャ ← 夫のシャッター音
パシャ
パシャパシャ
パシャパシャ
タッタッタッタッタ…夫はそのままカメラを持ち遠くのほうへと走り去っていきました。
この分だと30分は帰ってきませんね…きっと今年はここに10回は来るのだろうな、と遠くのほうで豆粒大となりシャッターを切り続ける夫を見ながら思っていました。
韓国人の友人一人に聞いたところ、あまりに人が少なく何もない場所は寂しいので人気がないとか。韓国人にとっては多少にぎやかなほうが、楽しいし人気があるのだそうです。
不思議ー!
【韓国おもしろスポットに行ってみた!シリーズ】
最後まで読んでくださりありがとうございます。
📩 ご感想・メッセージ・ご質問等はこちらから 📩

ご訪問ありがとうございます、たびなすび(プロフィール)です。現在、マレーシアのペナン島を拠点に生活しています。このブログでは日常の小さな気づきや、心に残った旅の瞬間などをお届けしています。このブログが新たな冒険や発見のきっかけになれば嬉しいです。「住みたくなるようなお気に入りの街」を探す旅に出てみませんか?