こんにちは!たびなすびのちかです。
韓国の黄金連休を利用し、釜山から北上してきた私たちが最終的にたどり着いたのは、
韓国最北のコソン(高城)にあるミョンパ(明波)海水浴場
カンウォン道 コソン郡 Hyeonnae-myeon, Myeongpa-ri, 명파해변
https://goo.gl/maps/
近い!近いでしょ!?
何が近いって、あそこですよ、あそこ、
北朝鮮。
これじゃ楽しめない!?物々しすぎるビーチ
いつもは呑気に生活していますが、韓国は実は休戦中の国家なのです。
男の子は満18歳になったら(30歳になるまでに)軍隊に行かなければならないし、毎日ニュースで金正恩を見ない日はありません。
最近では『さあ、会いに行きましょう!』という脱北してきた女性たちがひな壇でおしゃべりする番組まで!
しかし、一般の韓国人はあまり北朝鮮に関心はなく、ほぼ私たちと同じような気持ちで北朝鮮を見ています。
しかも私は釜山に住んでいるため、日常生活でそのことを意識する場面にはほとんど出くわしません。
距離で言えば福岡のほうが断然近いですからね。
海沿いをドライブし、ここが最北端のビーチね!なんて降り立ってみたら、
張り巡らされる有刺鉄線。
北朝鮮軍の爆弾への注意書き。
有事の際の避難指示。
こんなところで水着になんて、心もとない…。
毎週末ヘウンデビーチ(釜山の有名ビーチ)で呑気にビールを飲んでいた私には、衝撃ビーチナンバーワンでした。
サクッと行けない統一展望台
衝撃ビーチを後にし、これ以上北上することがなくどこへ行こうか迷っていると、前方に
「『統一展望台』この先左折」
という標識を発見。
北朝鮮意識が高くなっている私たちは、「行こう行こう」と盛り上がり、ナビを設定。
ここから7キロほど離れているようですが、道をまっすぐ行けばいいみたいです。
ナビ通りに直進していると、突然バリケードがしかれ行き止まりになり、その横に「統一展望台こちら」と矢印がありました。
矢印の方向に車を走らせると、真新しい高架道路に出て、そこが展望台へとつながっているようです。
「展望台だけの道ってすごいね」
「ちょっとドキドキするう~」
となんの緊張感もない会話をしながら進んでいくと、料金所が見えてきました。
「ここで高速乗るのかな」と話しながら近づいていくと、
軍人だらけの検問所!
そして止められるマイカー。
「失礼ですが、◎△$×¥●はお持ちですか?」
???
夫「何ですか?」
私「もう一回言ってください」
軍「ですから、◎△$×¥●はお持ちですか?」
夫「それって何ですか?」
軍「・・・」
ここでなんだコイツらと思われ、いぶかしげに見られる。
夫「あの、すみませんが私たち二人とも日本人でちょっとよくわからないんですよ、それが」
軍「(ハッとして)ああ外国人!!ジャストモーメント!」
====ここから軍人同士の会話====
「おい!外国人だ!」
「え!外国人!おれ英語だめだ!」←韓国語で話してたのに…
「だれか、中国語できるか!」←!!!
「中国語もここにはいない!」←日本人だから!
「どうしよう!英語も中国語もだめ!」
=======================
夫「あのー、多少韓国語大丈夫なんですが、そのナントカってやつが何かわからないので説明してもらえますか?」
軍「あ、韓国語!大丈夫?」←さっきからしゃべってた
夫「はい、ナントカの意味だけ説明してください」
軍「あのね、◎△$×¥●を前もって出入申告所でもらってこなければ駄目なんです。駐車料金もそこで払ってください。」
◎△$×¥●とは「統一展望台出入申告書」でした。
軍「道沿いの案内板見ませんでしたか?Uターンしていただいて、3キロほど手前にありますので、そこで手続きを行ってください。」
なるほどね!
すぐ横のビーチから来たから知らなかったよー。
検問所をUターンさせてもらい、軍人さんにお礼を言って逆方向へと戻っていきました。
その道中、ネットで調べると入場時間は春16:20まで。
現在16:20
終了しました。
「ねえ、明日まで待つ?展望台」
「んー、でもここ物々しいし、何にもないね。」
「なーーーーんにもないね。」
「夜は真っ暗だよね。」
「統一展望台、いっか。」
ということで、結局展望台に行かなかったのでありました!
テレビで十分!
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