こんにちは!たびなすびのちかです。
韓国旅行って行く前の準備で悩みませんかね?
はじめての場合は特に!
細かい違い(言葉や習慣等)はまた別記事にするとして、
季節に関してはよく似ているので特徴がつかみやすいと思います。
ということで、今回は、
韓国の季節と特徴から、韓国旅行を考えてみます!
で、結論はこちら。
- 時期的に一番旅行しやすいのは春と秋
- 夏は日本より蒸し暑くなく、冬は日本より寒い
- チュソク・旧正月は閉まる所も多い
- 個人的なベストシーズンは秋!
詳細は下に…。
韓国旅行を季節(時期)別に考えてみる
『春』の韓国旅行の特徴とおすすめ
春の韓国の特徴
- 3月が年度初め
- ミセモンジ(微細粉塵:PM10)、黄砂などで空気が悪い
- 桜の花見は韓国でも盛ん
- 寒暖の差が激しい
必要なもの…マスク・初春の防寒具
春に韓国旅行するなら、雨も少なく新年度で街も活気づいているので、ゆっくりと散策しながらじっくり街並みを見るのがおすすめです。
但し!空気と寒暖の差には十分に気をつけて。
韓国は日本より一ヶ月早い、3月が年度初め。
なので、その時期に行くと、
街が騒がしい!
特に都市部では学校が集まっているので、厳しい受験戦争を終え無事に大学生になった子たちがこの世の春を謳歌しているのだ!
日本と同じく、いやそれ以上に酒文化が盛んなので、タガが外れて
路上で寝てたりね…。
そのくらい治安がいいってことなんだけどね。
隣り合ったりしたら酔っぱらい同士のいざこざに巻き込まれないように注意しつつ、韓国の文化として見て楽しむのもいいでしょう!
うるさいけど!!!(by 元韓国の大学講師)
残念な韓国の春といえば、ミセモンジ…。
ミセモンジは漢字で微細粉塵、いわゆるPM10のこと。
日本で話題のPM2.5は超微細粉塵(チョミセモンジ)。
これが、ここ数年最悪の数値。
更に春は中国からの黄砂も飛んでくるので、外で駐車して一晩すると黒い車も真っ白け!
特に北に行くほどひどく、政府から「不要不急の外出以外は避けるように」というお達しまで出るほど。
最近は韓国人でも神経質になっててマスクをしてる人も増えたので、そういう日に当たっちゃったら使えるように持っていこう!
そんな中でも、韓国は日本と同じく桜がちらほら咲いています。
桜の名所なども地域ごとにあって(釜山近郊の「鎮海(ジネ)」など)、週末には皆連れ立って花見に行きます。
お酒大好きの韓国なので、花見もたいそう盛り上がるのかと思ったんだけど、意外にも「見ながら通り過ぎるだけ」。
健全っ!
また、韓国人が最近よく口にするのは「春と秋がなくなっちゃったよ〜」という言葉。
一昨日までダウンを羽織ってたと思ったら、今日からTシャツ、みたいな。
韓国人友に、
「突然暑くなったり寒くなったり、
韓国人の性格みたいでしょ?」
って言われても…。
その通りだよってしか…言えない…。
『夏』の韓国旅行の特徴とおすすめ
夏の韓国の特徴
- 日本より湿気がなく過ごしやすい
- 7月が梅雨
- ビーチ沿いが韓国内の人気観光地
- 最近はキャンプ(テント?)ブーム
- おばちゃんの日焼け対策がすごい
必要なもの…日本と同じでOK
夏に韓国旅行をするなら、暑いので休み休みの観光がオススメ。
但し、7月は梅雨の季節なのでちょっと雨が続くかもしれません。
観光地に行くといつも以上に混んでるけど、休暇の韓国人の過ごし方も垣間見られます。
夏ならではの美容グッズをお土産にするのもいいかも!
韓国在住時、いつも夏に日本に一時帰国すると、
東京で外に出た瞬間、
モワッ…
蒸し暑ううううううううう!
ってなってた!
東京の夏はやばい。(大阪でも感じた)
一方、ソウル、釜山では暑いは暑いですよ、でも湿度は違う気がするなー。
なんでだろう、梅雨は日本よりちょっと遅くて7月なんだけどな…。
でも、
大邸(テグ)、君は別だ…。
大邸は盆地なので、夏はめちゃくちゃ暑いです!
マイナーだけど、一応言っとく…。
※大邸…釜山の北西部にある地方都市
私は長年釜山に住んでいましたが、体感の人口が1.5倍くらいになるほど、夏休みは人が多い!
特にビーチ沿いは観光地なので、渋滞もひどくなるしね。
外国人よりも韓国人が来る印象。
でね、最近やたらと見るのは、
テント。
山はもちろん、海でも、公園でも、そのへんの駐車場でも…。
それもこじんまりとしたテントじゃなくてね、大容量のやつ。
そこにテーブル、椅子はもちろん、ベッドに毛布、本格バーベキューセット、カセットコンロなどを持ち込み、家族全員がその中で食事を楽しむ!
完全にリビング。
しかもですね、韓国の方は人と近いほうが安心するのか、隣のテントとほぼ隙間無しで並べるんですね。
人気スポットのテントの密集具合は半端ない!
しかも女性陣は日焼けを気にして、ほぼ外に出ない!
…家で良くない?
は禁句。
ということで、テントを見かけたらそういうことだと思ってください。
その女性の日焼けですけど。
韓国に行けばわかりますが、韓国女性は肌が白くてつるつるなんですよー!
上の記事でも書きましたが、学生時代から部活もせずにせっせと勉強ばかりの韓国人。
そのため、紫外線の悪影響を全くうけずにお肌を維持!うらやま…。
中年以降になっても紫外線対策は怠らず(むしろ過剰)、日本のコンビニだったら捕まるだろう格好になってしまってるのであった…。
『秋』の韓国旅行の特徴とおすすめ※ベストシーズン
秋の韓国の特徴
- 秋の果物(梨・柿・栗・ぶどう)のサイズが大きい
- 紅葉の散策は韓国でも盛ん
- 秋夕(チュソク:中秋節)は旧正月に並ぶ二大イベント
- ある日突然寒くなる
必要なもの…日本と同じでOK
個人的に、最も韓国らしいと思う季節は『秋』!
旅行にも最適なベストシーズンだと思います。
果物も美味しいし、韓国人が大好きな登山も秋にピークを迎えるし。
但し、チュソクにはお目当ての場所が閉まってる可能性大なので、日程にはお気をつけを!
チュソクは韓国のお盆のようなもので、韓国全体的にお休みムードになります。
お嫁さん以外は。
二大名節の一つで、先祖へのお供え物が膨大になる韓国では、そのほとんどを今も女性の手で手作りしているのである!
とにかく量が半端ないので、買い出しも大量。
その時期にスーパーや市場を訪れてば、お嫁さんたちがたくさんの旬の素材を抱えているのが垣間見られるでしょう。
さて、そこでたくさん購入される品々の中でも、
梨と柿の威風堂々たるやっ!
あれ?君たちこんなに存在感あったっけ?って思ういつも…。
もちろん日本でも好きな人は日常的に食べてるでしょうけど、私、そんなに記憶になくってさ。(食べたよ、食べたけども!)
だけど韓国では「梨と柿?あんまり食べた記憶ないなー」なんて、ありえん。
「果物どうぞ〜」って言われて手で来るのは、十中八九梨柿コンビ。
梨なんてさ、たぶん安室奈美恵の顔くらいあるし。(あるいは梨のほうがでかい)
柿なんて、ホンシ(紅柿)っていう熟した柿のほうが人気だし!
ホンシの中はぐじゅぐじゅ、ほぼゲル状。ねっとりあまーーーい。
冷凍庫でシャーベットにしても美味しい。
人気すぎて、店によってはアイスとかフラペチーノのホンシ味とかあるよ。
っていう、
韓国も食欲の秋ですな!
韓国なんで、春と同じく(韓国人の性格みたいに)突然寒くなったりするのでお気をつけを…。
『冬』の韓国旅行の特徴とおすすめ
冬の韓国の特徴
- 北の地域の寒さをなめるな!
- オンドルの威力が凄まじい
- 韓国鍋料理がぴったりの季節
- 旧正月の時期にはご用心
必要なもの…目と鼻以外を覆える防寒具(南部は日本と同じでOK)
今から十数年前、私はソウルの日本語塾で働いていた…。
なんと朝の授業は朝6時半から!
会社員が仕事の前に勉強するのです。
その日は朝から冷えるなあ…と塾までの道すがら、電光掲示板の温度計を見たら、
−25度!!!!!
ぎぎゃああああ死ぬうううう!
(こんな気温に誰が朝から来るんだよっ)
と休講を期待しつつ教室のドアを開けると、
全員出席だった。
っていうね。韓国人すごい。
一度、ビル全体のボイラーが故障して無暖房で授業したことがありますが、四肢がかじかみすぎて板書もできなかったし、座ってることすらできなかった…。
皆で歩きながら音読したよ。
釜山など南部は仙台あたりと同じような気温なので、逆にソウルばりの防寒だと暑すぎます。
日本の冬と同じでOK。
だけどー!
ソウルの人の「釜山は暖かい」は「キムチは辛くない」と同じくらい、日本人には嘘です。
ただ、安心してください。
韓国の室内はぽっかぽかです!
オンドル(床暖房)がどこの家にもあって、部屋中暖かい…。
冬はプチ引きこもり状態になるんですよね、このせいで。
もしオンドル部屋に泊まるなら、気をつけてください。
部屋で厚着してると汗ダクダクになって、そのまま外に出ると風邪ひきます!
冬は外が極寒なので、韓国料理はピッタリ!
韓国料理はピリ辛の鍋が多いので、毎日違う種類の鍋を食べて身体を芯から温めよう〜。
旧正月は秋のチュソクと並ぶ二大イベント。
チュソク同様、お店は閉まる所も多いのでスケジュールに気をつけて。
韓国旅行を季節(時期)別に考えてみる、まとめ
- 時期的に一番旅行しやすいのは春と秋
- 夏は日本より蒸し暑くなく、冬は日本より寒い
- チュソク・旧正月は閉まる所も多い
- 個人的なベストシーズンは秋!
でした!
大きい日本との違いは首都の冬の温度差くらいで、だいたい似てますね!
私が次回韓国に行くなら、春か秋!
たんまりゴハンを食べて、お腹いっぱいになったら腹ごなしに暑くもなく寒くもない外をゆっくり散歩しながら、良さげなカフェを探す。
こんな感じがいいな!