こんにちは!たびなすびのちかです。
大学進学を機に実家を飛び出して約20年。
大学の寮を皮切りに、ワンルーム、ルームシェア、父駐在宅へのパラサイト、夫との同居とかなりの引っ越し人生でした。
その数なんと、
13回。
一人転勤族(本人希望)のような生活を送っています。
引っ越しなどもはや年末大掃除レベルの負担感…。
引っ越しの軌跡 inコリア
現在住んでいるアパート(日本でいうマンション)は、韓国で5つ目の物件です。
<韓国の住まいの軌跡>
①オフィステル
家具付きワンルーム、窓大きすぎて夏暑い冬寒い
②築20年アパート
夫の学校目の前、トラックうるさい
③築40年アパート7階
海近くなのに窓が曇りガラスで景色皆無
④築40年アパート5階
家に換気扇が存在しない
⑤築40年アパート3階
④よりキレイで喜んだのもつかの間、高層マンションに取り囲まれ昼でも真っ暗闇
※④と⑤は同じアパート
あれ、愚痴しかない…。
とはいえ、②〜⑤は夫の職場の社宅なので実質タダ。文句はこの文章内のみに収めておきましょう。
韓国アパートの間取り
引っ越しを繰り返したり、韓国人のお宅を訪問しているうちに、はたと気づいたことがあります。
それは、
廊下がない!
ということ。
廊下がないというか、部屋の外がない。
例えば日本だったら、例えば冬に「寒くてトイレに行くの嫌だなー」とか言うでしょ。
とはすなわち、リビングとトイレの間にドアとかがあって、寒い空間(廊下)を通らなければならないということですね。
実家は一軒家で、玄関、トイレ、お風呂、二階へと続く階段などはその寒い空間に当たります。
夫の実家はマンションですが、玄関からリビングへと続く廊下があり、ドアで区切られています。
がしかし!
韓国の場合。
玄関開けたらリビング見える!
(玄関開けたらサトウのごはん、オマージュ)
家の中心にに大きなリビングがあるのが基本の韓国の家。
リビングを取り囲むように、寝室、個室、ユニットバス、玄関、キッチンなどが配置されているのです。
だから、
玄関開けたらリビング見える!
に引き続き…
トイレ出たらそこはリビング!
個室を出たらそこもリビング!
お風呂上がったらそこもリビング!
家族だけど…、もう数日顔も見てませんね…。家にいるのに…。
なんて、
絶対に無理!
トイレも行けないじゃん!
なぜこんな間取りなのか
韓国の家は日本の家と比べると広いです。
そもそもの面積が広いというのもありますが、廊下や脱衣所などの空間がないのでさらに部屋が広く感じるのかもしれません。
リビングの扱いは、通り道。皆が行き交う場所。
人が集まりやすい場所になっています。(ホテルのロビー的な)
学校から帰ったら、リビングで家族がお出迎え。
個室からトイレに行こうとしても誰かがくつろいでいる。
夜にそっと家を抜け出すなんて絶対に無理、だってリビングを通らなければ玄関に行けないから。
リビングの話し声は家中に丸聞こえ。
ああ…
だから、人との距離が近くなるのか!
韓国人はあまり他人が自分のテリトリーにいることについて、気にしません。
日本の家は自分の意志で人と距離を置くことができますが、韓国ではいつ何時でも強制的に顔を合わせなければなりません。
音もこのような間取りでは気になるはずなので、音に敏感ではないのも納得。
こんな家に住んでもう十年。
今は逆に、
廊下いらなくない…?
と思ってしまうのであります。
温度差あるしね!
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