こんにちは！たびなすびのちかです。
庶民の足として日本では欠かすことのできない自転車。
田舎で育った私は、中学入学と同時に６年間自転車通学を経験し、自動車免許を取得するまではどんな場所にでも自転車に乗って出かけたものです。
東京で一人暮らしをしていたときには、どこへでも自分の足を使って出向かなければならないことに辟易。
「東京の電車は便利とかいってたけど、最寄り駅まではどうやっても歩くじゃん！乗り換えも恐ろしいスピードでめっちゃ歩くじゃん！」
と愚痴りまくり。
そうでしょう、田舎なら自転車でどこまでも好きな場所へ行けるし（そもそも行く場所は２〜３ヶ所しか無い）、困ったら「必殺お母さん迎えに来てコール」をすれば座っているうちに家までたどり着くのですから。
なぜ都会の人がスタイルが良いのか！の理由は明白なのです。
最近自転車が流行ってるけど
韓国では最近自転車ブームで、休日になるとよく見かけます。
パッツパツのウェアを着て、
サングラスをかけ、
刺さりそうなヘルメットをカブった、
１０人程度のサイクル大集団を…
きっと自転車同好会か何かだと思いますが、海辺の眺めのよい道路をちょっとフラフラになりながらも突進していく彼ら。
自転車は本格的なロードレース用で、ウェアは皆お揃い。
ヘルメットには同好会の名前入りのステッカーなんか貼ってあります。
列の後方では先生らしきレーサーが大声をあげながら指示しています。
「ストップ！！！！車来たで！」
「そこ！重ならないで！！そうそうもっとスピードアップ！」
しかし彼らが綺麗に整列することはありません。
人数多すぎると思うわ、先生。
韓国では自転車は趣味のもの。
実力はいかほどかわかりませんが、なんでもとにかく形から入るので、初心者でも一流のものを取り揃えています。
自転車初乗り！みたいなおばちゃんも、見た目はちょっと太めのロードレーサー！
中には実力に自信があるのか、
車道の中央を爆走するオジさんも…
（もちろんパツパツウェア）
いや、オジさん、いくら漕いでも車のスピードにはならんわ…。
移動手段として自転車が普及しないワケ
趣味としては大人気の自転車ですが、通勤や通学で自転車を利用している人はほぼいません。
バカでかい商品の多い韓国マートでの買い物の際には、自転車が最適なんですがね…。
現在住んでいる釜山は、地名を読んで字のごとく山だらけで平地がほとんどありません。
ビーチ沿いといくつかの繁華街以外は山を削って作られた地区。
学校や病院などの広い敷地が必要な施設はほとんど山の上に建てられており、利用者はシャトルバスを利用するか、えっちらおっちらミニ登山をしています。
そこに自転車…？
無理だわ。
敵はそれだけではありません。
韓国の大通りは基本片側３車線以上あり、マリオカートばりの車線変更が繰り返されています。
そんなところで自転車…？
死ぬわ。
前述した自信満々外見プロレーサー親父でさえ危ないのに、ママチャリで買い物の主婦なんて一網打尽。
大人しく歩くのが身のため…。
釜山は韓国の中でも特に山が多く、交通事情が酷いので自転車は非常に少ないです。
平地の多い大田（テジョン）などは自転車を利用する人も多いと聞きますが、日本の比ではないでしょう。
まあ、バスも発達してるし、危険度と便利度を天秤にかけたら乗らないほうが良いわ。てな感じなんでしょうかね。
そんな韓国人、日本に行ったときに一番危ないと思うのが、向かってくる自転車なんだって！
時間気にしなくていいし、場所もとらない自転車生活に個人的には憧れているんだけどー。
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