韓国生活

車のボンネットに傷が!疑わしきは全て賠償してくれちゃう韓国建設業者

こんにちは!たびなすびのちかです。

韓国のアパートの駐車場はギュウギュウ詰めで、場所は早い者勝ち、周りは大型高級車ばかりです。

(⇒ 韓国のアパートは駐車が激安!敷地内で路地走行と縦列駐車も練習できるよ)

日本に比べると無秩序に見えるかもしれませんが、多少曲がって駐車しても誰も気にせず、入り口真横にとめられる日もあり、この適当さ心地いいかも…、と思い始めていた矢先の出来事でありました…。

ボンネットがへこんでる!

ある日、夫と共に愛車に乗り込もうとすると、ボンネットの光具合に違和感を感じました。

光が折れ曲がっている気がする…

とボンネットの表面を触りながら近づいてみると、

 
ボコッ、ボコボコッ
 

へこんでるーーーー!

 

小指の爪大の凹みが三ヶ所、へこみの中央部は塗装がはげ、銀色になっています。

 

私「何これ!ひどい!」

夫「あー、本当だ。何がぶつかったんだろう?」

私「昨日はなかったの?」

夫「いやー、見てないから覚えてないな。今日も千佳が見つけなかったらわからなかったかも」

私「いつもお世話になっている愛車なのに、ひどいもんだね。」

 

などといいながら、辺りを見渡します。

 

「…あれだね」

「間違いないね」

 

視線の先には急ピッチで建設されているワンルームアパートが。

このアパート、何をそんなに急いでいるのか週末も朝6時から工事を始めるほどで、ここ1ヶ月の間にほぼ外観が完成したスピード的に恐ろしいものなのです。

しかも、20階建ての高層であるにもかかわらず、覆っているのは3階まで。その上はネットがかけられているだけです。

うちのアパートの駐車場の一部がその真下。

 

私「まさか…、よし(夫)あそこにとめたんじゃ…」

夫「あ!一昨日とめた!」

私「なんでー!下にいっぱい石とか落ちてるじゃんー」

夫「夜中2時だったからどこも空いてなかったんだよね。朝出るから大丈夫かと思ってさ。」

私「結構目立つよ、これ。テンテンテンって三つで茶畑の地図記号としか思えないよ。」

夫「地図記号とかよくわかんないけど、ちょっと事務室に掛け合ってみるよ。」

私「掛け合うって何を。」

夫「工事で車に傷がついたかもしれないって。」

私「え、だって証拠無いじゃん。今日だって離れたところにとめてるし。」

夫「まあ、話すだけ話してみるよ」

 

行動力男…

 

でもねえ…、証拠も無いのに傷見せてOKだったらこの辺の全ての車がOKになっちゃうでしょうよ。

無駄なことをしに行ったな、と思いながら数分、夫が戻ってきました。

「一応現況だけ伝えてきた。」と。

工事業者の社長から電話

あくる日、職場で同僚がくれた慶州パン(慶州の土産、まんじゅうとほぼ同じ)を食べながらネットサーフィンをしていた私。

二個目の慶州パンに手を伸ばそうとすると夫から着信が。

 

「全部交換してくれるって。」

 

全部交換…?何を?

突然そんなことを言われても、昨日のできごとなどほぼ忘れていたため何のことかわかりません。

 

私「は?なにが?」

夫「だから!車のボンネット!茶畑の地図記号ついてたじゃん!」

私「茶畑?3つの点…、ああー。えええ???変えてくれるって誰が????」

夫「業者の社長が。」

私「ええ!丸ごと!?だって本当かどうかわからないじゃんね」

夫「そうなんだけどね、『とめたことあるなら多分うちの工事ですねー』って」

私「へー、ずいぶん太っ腹だねえ」

夫「問題起こされて大騒ぎされたら工事止まっちゃうからじゃない?」

私「なるほどね。でも100%とはこっちも断言できないけどね。」

夫「それも言ったんだけどね、いいって。」

私「このアバウトさはなんかいいね。」

夫「うんでも、社長に『これからあそこに駐車しちゃだめだよ。また傷つくから。』って言われた。」

私「ははは…、コリアギャグ?」

 

ということで、うちの愛車はボンネットだけピカピカの新品になったのでした!

この間約2日、

さすが韓国スピーディー!

 

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