こんにちは!たびなすびのちかです。
日本でも外国でも男性に人気のない私ですが、唯一モテモテになったのはアイルランドに語学留学に行った時と、インドで夫と別行動をしたときです。
インドの場合は男でも男性にモテモテになる可能性がありますので、今回はアイルランドでの話をしようと思います。
外国で日本人女性がもてるというのは幻想
アイルランド滞在中、ステイ先の関係上イタリア人団体とつるんでいた私。
団体は20名ほどで構成されており、100%イタリア人。
イタリア各地から集められたようで、皆初対面のため団体内のメンバーとの交流のため夜な夜な飲み会が行われていました。
20名のうち、超絶美男美女が二割、美男美女が六割、顔濃いわーが二割といった構成(日本人目線)。
みんなやさしいです。特に男性は二割の人も六割の人もやさしいです。微笑み挨拶を欠かさず、見た目を褒めてくれます。
しかしはっきりとわかります、アジアのちんちくりんなんて眼中にないです。目線は常に超絶美女。
間が悪く超絶美女とトイレの鏡の前で並ぶと、顔の大きさ、彫りの深さ、腰の位置にお尻の上がり具合、足の長さまですべてが違いすぎて、
「あれ、私ドラえもんだったかな?」
と思うほどです。
結局、井戸端会議を繰り広げる和気藹々とした二割の「顔濃いわーグループ」が私にとって安住の地となったのです。
イタリア人にも暗い人はいる
通学2階建バスの1階と2階で話をするような明るいイタリア人が私のイメージだったのですが、20人ものイタリア人が集まっているのを見ると、非常に無口で静かなイタリア人もいることに驚きました。
(→アイルランド・ダブリンの通学バスはイタリア語しか聞こえない)
一人の男性は特に静かで、美男美女が次々にカップルになってダンスをしたり、顔濃いグループがゲームをしたり、おしゃべりに興じていてもテーブルに手を組んでおき、2時間ほぼしゃべらない動かない笑わないのです。
髪の毛ふさふさのニコラスケイジが眉間にしわを寄せているような風貌。
たまに口を開いたかと思えば、私と他のイタリア人がつたない英語で話しているのを聞き、突然
「いまのはすぐに起こる未来のことだから、willじゃなくてbe going toを使うべきじゃないのか!」
と濃い顔をさらにしかめていうので怖いったらありません。
「ああ…そうなの?まあいいじゃん」
というと
「そういうまあいいじゃんで語学を習得してはいけないと思う。それではこれからの学習にひずみができるだろう」
みたいなことを哲学者のような顔で語り出します。
周りのイタリア人は慣れているようで、
「彼はいつも理屈っぽいのよー。屁理屈男!」
などとからかっていました。
その後はまただんまり。
陰気だわー。やだやだ。
適当な相槌に注意
ニコラス(仮名)はその後も「広島の原爆について思うこと」や「日本のテクノロジー」について、私に向かって一方的に自分の考えを述べ黙り込むということを繰り返しました。
当時大学生の私は、そんな話より今日の出来事や週末の旅行の話で盛り上がりたいので、「そうなの〜?」「へえ〜知らなかった」などと適当に相槌を打っていました。
しかし、パブに行ってもタクシーに乗ってもなぜか隣で眉間にしわを寄せているニコラス。
あまりにもそれが続き、ネガティブオーラがそばで充満していること耐えられなくなった私は
「ちょっとニコラス、なんでいつも隣に来るの!?友達いないわけ?」
と尋ねました。
すると周りのイタリア人が、
「そんなのチカが好きだからに決まってるじゃない!チカがいるときにしか口を開かないんだから。」
真っ赤になるニコラス
囃し立てる周りの友人
いやーー!!やめてやめて!
こんな陰気なひと、1日だって一緒にいるの無理だから!
「あ、はははー、趣味悪いよーニコラス。こんなほら、私ちんちくりんのドラえもんなのにー」
と遠回しに断ると、
「何を言っている!チカはとても素敵だ、そしてとても優しい!外見もパーフェクト(まじかよ)、そうだろう、みんな!」
と絶叫。
これ、公開処刑?
「ははは、ありがとう…、貴重な人材だねえ、ニコラスは…」
などとその場をおさめる適当な言葉を吐いてしまったため、その後数週間ニコラスに隣でボソボソと話しかけられ、帰国前日に号泣されるという羽目になったのでした。
ニコラスの胸キュンポイントは「いつも笑顔で話を聞いてくれたこと」。
日本人女性の皆さん、気に入らない人にまで優しく相槌を打つのはやめましょう。
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