こんにちは!たびなすびのちかです。
毎日のデスクワークでの長時間の座り作業や、便利になったスマホやタブレットのチェックで俯きがちな姿勢で、身体のあちこちが悲鳴を上げてはいませんか。
その積み重ねで肩がバリバリ、腰はズキズキ、首はゴリゴリ…。
そんなときにはマッサージでもしてもらいながら、うたた寝でもしたいものですよね。
まちを歩けばマッサージ屋に当たる
マッサージと言えば、アジアの旅行では不可欠な要素です。
日本で本格的なマッサージを受けようと思うと結構な金額を払わなければなりませんが、アジア各国は成長著しいとはいえまだまだ割安感があります。
特に格安旅行者におけるアジア最大の観光都市バンコクでの超有名地域、バックパッカー御用達のカオサン通り。
そこは外国人バックパッカーのための商店や宿が建ち並んでおり、マッサージ屋さんは特に多く、店構えもカジュアルで値段も安く設定されています。
最近では通り全体で統一価格を表示しており、どこのお店に入っても同じ値段(250B≒800円 ※2015年)でマッサージをしてくれます。
カオサンはとにかく人が多くほとんど外国人観光客のため、どんなにお店が増えようが閑散としているところはありません。
屋外で受ける簡単足マッサージから、室内での全身マッサージまで店はお客さんで一杯です。
ヒーリング系というよりもストレッチ系
タイマッサージは主に下半身を中心に行い、徐々に上半身、そしてマッサージのお姉さんの全身を駆使し、えびぞりやコブラツイストなど、プロレス技のような妙技も繰り出されます。
南の島のスパのイメージで、マッサージを受けながらマンゴーの夢でも見ようかしら、と思っていたらマンゴーが突然ジャイアント馬場になった、なんてこともあるのでご注意を!
近年ほぼ使用していない筋肉やすじを伸ばされるので、もちろん多少の痛みは伴いますが、その奥に見えるほのかな気持ちよさ。
それが感じられたらあなたはもうタイマッサージのとりことなるでしょう。
素敵な店内、その実態は!
私たち夫婦が旅行の中継地としてよく訪れるカオサン通り。
しかし、最近ではカオサンの喧騒がひどくなる一方でついていけなくなりつつあります。
そんなカオサンに疲弊したときに訪れるのはやはりマッサージ屋さん。
大学生の時には旅行中1回程度の訪問だったのが、最近では1日2回足を運ぶことも。経済的余裕と体力的衰えの相乗効果ですね。
お店は特に決めておらず、微妙に空いているお店か施設のきれいなお店を選びます。
その日も開店一年も経っていなそうな小奇麗なお店を発見。2人ならすぐに対応してくれるということでお願いしました。
タイの伝統インテリアを施した木造2階建てで、窓は大きく開放感があり、おしゃれでとても清潔です。
2階にある部屋の一つに案内されると、フローリングの床にベッドが二台。レモングラスの香りに包まれとてもリラックスできます。
すると、夫が小太りだからか、ぽっちゃり系をちょっと通り越した感じのおばちゃんが現れました。
彼女が夫を担当するようです。
施術が始まり数十分、何度も受けているため「痛気持ちいい」中で一眠り、ジャイアント馬場が出てくる気配もありません。
夫もいびきをかいて寝ています。
夢…夫のいびき…夢…夫のいびき…、
とウトウトしていたとき、
突然、
バリバリバリバリ!!!!
ドドドドド!!!!!
「うわあああ!」
ベッドが傾き、頭からずり落ちる私。
必死に私を抱きかかえるおばちゃん。
「なに!?なにが起こったの!?」
と飛び起きると、なんと、
ベッドの足が床を突き破って下に落ちてる!
しかも2台とも!
何ということでしょう…。
事の顛末は、
夫を施術していたぽっちゃりおばさん、頑張りすぎて力んだとたん、夫とオバサンの体重がベッドの足に集中し崩落。
よろけた二人が私のベッドをつかみ、4人を支えきれなくなったベッドが床を突き破ってしまったのです。
「私重いからね~!」
と大爆笑する微笑みの国タイのおばさんたち。
例えあなたが重くても、それを支えられるように床を作ってくださいよ。
その後、残りの施術は2階の隣の部屋で行うというスリル満点の体験をしました。
カオサンでマッサージを受ける方、2階での施術はご自身の体重とご相談の上行ってください。
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