2017年に長年住んでいた韓国からマレーシアに移住しました。その移住記念にプレミアフラットベッドを利用し、それ以来、エアアジアで5時間以上搭乗しなければならないときは迷わず「プレミアムフラットベッド」を予約しています。
この記事ははじめて搭乗したときのフラットな気持ちで書いた搭乗レポートです。以下の情報を感想とともに詳しく書きました。
▶ プレミアムフラットベッドの料金(大手航空会社ビジネスクラスとの比較)
▶ エアアジアの”ビジネス”、預け荷物や機内食は?
▶ 優先チェックイン&搭乗
▶ 座席の写真と乗り心地
▶ 完全なフラットではないがほぼフラットである
▶ 無料で配布(レンタル)されるもの
▶ 安く乗る裏技?
▶ 確実に乗るなら事前予約
【エアアジア】プレミアムフラットベッドを初体験!完全にお昼寝タイムだったよ!
こんにちは!たびなすびのちかです。
いよいよペナンへと飛び立つ日がやってまいりました!
長年仕事で滞在した釜山からペナンへは、
釜山 >> クアラルンプール(約6時間)
クアラルンプール >> ペナン(約1時間)
と一度乗り継ぎを挟む行程。
今回も愛するエアアジアでマレーシアへ!
ここ数年は、エアアジアという格安航空会社(LCC)ができ、超安く手軽にマレーシアへと行くことができます。
私達がペナンへの移住を決めたのも、エアアジアを利用しすぎてマレーシアに行く機会が増えたため。
料金は時期によって変動しますが、
釜山⇔クアラルンプールは、片道なんと1万5千円〜2万5千円くらいから行けちゃうんです!!
往復しても5万円程度で収まる旅費に感動し、とにかくマレーシアへ行きまくりました。
そして、何十回乗ったかわからない今回は、居住地をマレーシアへ移すという記念すべきフライト。
釜山生活の締めくくりと、夫の勤労お疲れ様イベント。
釜山の家の違約金で大金を取られたとはいえ、退職金には余裕がある。
クックック…。
プレミアムフラットベッド予約したっ!!!
エアアジアのビジネスクラス!!!
勢いで…。
プレミアムフラットベッド、いくらだと思う?
一般的な航空会社のビジネスクラスなんて、エコノミーの何倍よ!?
いくら退職金もらったからって、散財しすぎなんじゃ…。
私も最初はそう思いました。
試しにネットで東京⇔クアラルンプール間のビジネスクラスを調べてみたら、
JAL約24万円!!!
ANA約22万円!!!
マレーシア航空約22万円!!!
※全て往復料金
二人で50万円弱…。
ありえない、これは今の私たちにはありえませんねっ。(将来ありえることを希望)
でも私達は乗るんです、エアアジアのビジネスクラス、プレミアムフラットベッドに!
釜山発なので、東京発より安いことを考慮してもびっくりのお値段。
その額なんと、
片道5万円!!!!
破格っ!!
往復にしても10万円ですから、一般航空会社の半額以下ですね。
なんなら、一般航空会社のエコノミーが8〜10万円くらいなので、ちょっと上乗せすれば乗れちゃう!!
しかも片道から売ってるので、マレーシアを出るときにお金がなければエコノミーで帰れます。
キリギリス夫婦にぴったりじゃん…。
LCCの不便な点が一切なくなる
LCC(格安航空会社)は、安い値段と引き換えに様々なデメリットがあります。
デメリットというか、サービスが全てお金に変えられてしまうと言ったほうがいいかな。
エアアジアを例にすると、
・受託手荷物が有料(20キロ3900円)
・乗り換えでいちいち荷物を出さないといけない
・機内食が有料(約300〜600円)
・水も有料
・ブランケットレンタルが有料
・座席指定が有料(1690円)
・日程変更ができない
・座席が狭い
・機内エンターテイメントがない
※全て事前予約料金、当日料金は更に高い(2017年3月)
サービスをお金に変えてのローコストっ…。
選択の余地がなくLCCに乗るならまだしも、安さを求めてのLCC搭乗ならば、この辺全部ケチるとして、
絶対に日程キャンセルせずに、
機内で飲まず食わずで、
荷物も絶対に7キロ以下(機内持ち込み限度量)で、
同伴者とも離れ離れの席でも、
文句がない人が最安値で行けるわけ!
※席は一緒にチェックインすればなるべく同じになるようにしてくれますが、離れてても文句は言えない。
でも今回の私達の目的は移住。
急な日程変更もあるかもしれないし、
荷物はなんと50キロオーバー(スーツケース2個、バックパック2個)、
荷物だけ考えても8万ウォン(約8千円)以上かかる…。
そこで、検討。
エコノミー片道、25万ウォン(一人)、
プレミアムフラット(ビジネス)片道、50万ウォン、
差額25万ウォン。荷物を考慮して、20万ウォン高い。
でも、
・日程変更何度でも可!
・機内食&水無料!
・優先チェックイン&搭乗
・乗り換えしても荷物は目的地まで行く!(バゲッジスルー)
・布団に包まれて寝ていける!!!
むしろ
20万ウォン安いんじゃ…?
ポチーーーッ!!
買った。
いよいよ搭乗するよ!
私「初ビジネスクラス…。ワクワク…。」
夫「ビジネスって言っても、サービスはないからね。」
私「でも…フラットベッド。」
夫「JALのビジネスのシェルフラットシートっぽいやつだって〜。」
私「乗ったこともないのに、何で知ってるの。」
夫「ネットで見た。」
私「1000%そう思った。」
す、る、と、
「まずは、プレミアムのお客様ー!ご搭乗くださーい!」
優先搭乗だ!わたしーーー!
一番に乗る日が来るなんて、感無量です。
いつもいつも韓国人のせっかちアジョシ(親父)&アジュンマ(オババ)達のパワーに押され、行列は最後尾だったものですから…。
プレミアムフラットベッドをレポートしてみる
プレミアムフラットベッドは12席のみ。
さぞや争奪戦なのかと思いきや、5席しか埋まっていませんでした。
2席ごとに左右真ん中と別れていて、一列に6席。私達は2列目の右側でした。
まずは座る
ソファだよ!
韓国在住の方にわかりやすく言うと、優等(우등)バスの座席くらい広い。
日本でいうと…、わからない(泣)。
靴を脱いで横座りしたり、横向きで体育座りしても余裕なくらい。
機内食は離陸後か着陸前で選べる
一般航空会社のような素敵な食事やアルコールサービスはありません。
が、ここはLCCですからね!
水と機内食が無料で配られることだけでも素晴らしいサービスなのです。
エアアジアのピチピチレッドスーツを来たCAさんが、
「ご飯は離陸後すぐと着陸前どっちがいいですか?」
と聞いてくれるので、まだお腹いっぱいだった私達は着陸前を選択。
離陸後のオーダーをしたお客さんはいなかったようで、すぐに窓を閉め真っ暗闇になり、「ねむりなさい…」的な機内になった。
ほぼフラットになるシート
シートの横にボタンがあり、自分好みのシートの傾きを調節することが可能。
待ちに待ったフラットベッド体験です!
完全にフラット(180度)とは行きませんが(足方面がちょっと下に傾いているくらい)、ほぼほぼ横になることができました!
忘れちゃならない、ここは飛行機の中ですからね。
これほどの空間を独り占めしていることに高揚感と多少の罪悪感を感じる庶民の私。
今部屋でゴロゴロしてるー
ってな感じの心持ちです。
シートがカプセル型になっているので、ベッドになると頭部がほぼ覆われて醜い寝顔が誰にも見られません。
後ろにも背もたれの分の圧迫感をかけないのでいいですね。
布団が無料で配られる
特に嬉しいのは、
エアアジア特製、真っ赤っかの布団!
エアアジアは極寒の機内として有名で、マレーシアに行くからと薄着で搭乗すると寒さに凍えて旅行中体調をくずしてしまうほどです。
薄いダウンを着込んでもいいくらいの寒さで、耐えられない場合エコノミーではブランケットをレンタルできますが、
有料です。
非情っ…。
しかし、このプレミアムフラットベッドでは布団が配られるんです、ふかふかの。
極寒の中、ぬくぬくと真っ赤な布団に包まれながら眠りにつく…。
今、午前11時だけれども。
こんな時間から寝られる不思議…。
他にもこんな便利グッズが
コンセントがある
肘掛けの脇に、1席ごとにコンセントがあるのもうれしいですね!
バッテリーの心配をせずに、スマホやらパソコンやらいじれます。
エンターテイメントのタブレットが使える
残念ながらエアアジアには機内エンターテイメントが見られる画面がないのですが、プレミアムフラットベッドに乗ると、映画やドラマ、音楽が入ったタブレットが借りられます。
ただ…、全部英語っ!!
こういうときに英語ができるといいな〜と思いますね。しみじみ。
英語に問題がない方はもちろん、英語が苦手!という方は旅行の前哨戦として視聴してはいかがでしょう。
乗ってみての感想
乗らなきゃ良かった。
なぜなら、
あまりにも快適だったから。
あのとき、あなたに会わなければ…。っていうカップルみたいな気持ち。もう戻れない。戻るけど。
ただ今回は、釜山⇒クアラルンプール間を約5万円で乗りましたが、これは安い日程だったから。
繁忙期はエコノミーでも一般航空会社より実質高くなることもあるし、そうするとプレミアムフラットベッドはものすごい高値になります。
そうなったらやすやすとは乗れませんね…。
LCCはかなりの値段の差があるので、日にちを自由に選択できる人はいいかもしれません。
プレミアムフラットベッドに安く乗る裏技
ネット予約時に安い時期のプレミアムフラットベッドを探す方法が一つですが、その他にも、
エアアジアからの出発直前メール
直前にエアアジアから「アップグレードしませんか?」というメールが来ることがたまにあります。
プレミアムフラットベッドが満席にならない場合に送られるようで、通常料金よりかなり安い価格(1万円〜時価)でアップグレードが可能。
申込みが殺到した場合は抽選になるので、絶対にできるとは限りません。ちょっと宝くじっぽい感覚ですね。
空港カウンターに表示版が出る
当日チェックインカウンターで、
「25万ウォンでプレミアムフラットベッドにご案内!」
プレートが出ていました。
その他、クワイエットゾーン(暗くて静かにするエリア、10歳以下はダメ、シートはエコノミー)にも少額で変更できるようでした。
機内アナウンスで募る
今回初めて聞いたのですが、
「今からでもプレミアムフラットベッドへアップグレードできます!」
という機内アナウンス。搭乗後ですよ!
多分半分以上空いていたからだと思いますが、韓国人のCA二人が、
「あと一席埋めればいいんだよね!」
と言いながらアナウンスに向かっていました。
ノルマみたいなものがあるのかもしれませんね、金額はちょっと聞き取れませんでした(言わなかったのかも)。
確実に乗りたいなら最初から予約したほうが良い
絶対にプレミアムフラットベッドに乗るんだ!
と思っているなら当日までドキドキしながら空席を願っている時間がもったいないので、はじめからプレミアムフラットベッドを予約したほうが無難。
「この前は乗れたけど…今はお金を少しでも節約しないと…、でも忘れられないあの快適さ…」
という方は、この3つにかけてみてもいいかも!?
▼エアアジアラウンジレポートしました
▼エアアジア(プレミアムフラットベッド)でまさかの搭乗拒否・・・
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