旅のよもやま話

日本への一時帰国でAirbnb(民泊)に泊まってみたよ!長期滞在には利用価値あり!

こんにちは!たびなすびのちかです。

私達が日本へ一時帰国するのは、年1〜2回ほど。

両家の実家にお世話になることも多いのですが、東京に滞在するときには、

 

友人に会ってしこたま飲んだり、

元同僚に会ってしこたま飲んだり、

同期会でしこたま飲んだり、

 

といろいろ忙しいので、別に宿を取ることもあります。

どう考えても迷惑ですからね!(しかも夫の実家だし、酔っ払ってるの私だし)

 

昔はウィークリーマンションを利用したこともあるのですが、

 

暗い、せまい、古い

 

の三拍子で敬遠するようになりました(予算が安いから当然だけど)。

 

かといって、1週間以上ホテルに泊まるのもちょっと高くつきます。

最近、都内のホテルは猛烈に値上がりしていますし、日本の悪習(と個人的に思っている)一人分料金マジックで、二人で泊まると海外で高級ホテルに泊まれそうな値段に跳ね上がる…。悪っ…。

 

この状況、どうにかならないのっ!?

 

とすごく困っていたところに、最近救世主が登場しました。

それが、

 
Airbnb
 

通称民泊。

『Airbnb』って何?

『Airbnb』は、日本で民泊とも呼ばれています。

一般の人が、自分が所有している不動産物件を旅行客に一泊単位で貸すことができるシステム。

ただ貸すだけじゃなくて、気持ちよく泊まってもらうために、きれいに掃除して、ベッドメイキングもして、リネンも揃えて、宿泊に必要な設備は全て揃えておかなくてはなりません。

チェックアウト後には、次のお客さんが到着する前にキチンと元の状態にもどすクリーニングも必要。

宿泊客は、『Airbnb』のサイトアプリから、泊まりたい場所と日時、希望価格などを指定すると、該当する家がリストで出てくるシステムです。

ホテルなどのようなコンシェルジュやスタッフが24時間対応するサービスがないので、ホテルと比べるととても割安です。

安く泊まりたい宿泊者と、空き物件を活用したいオーナーのニーズがマッチした、ビジネスシステムなのです。

そしてその宿泊者とは、まさに、

 
私だ。
 

ということで今までに何度か使用してみたので、その感想を書いてみます!

 

①東京都錦糸町の物件

立地

錦糸町駅から徒歩10分。商店街が終わったあたりの住宅街にあるアパート。

錦糸町は総武線と半蔵門線が乗り入れており、どこへ行くにも超便利の穴場駅なので、ものすごく便利だった。

東京の外国人街として有名なようだが、ほぼ中身がアジア系外国人の私は一瞬で溶け込んだ。

物件

築10年位のアパート、大学生が一人暮らしをするような物件。

だが、中が超狭い!4畳半くらいかな。ロフトが付いており、そこにエアベッドが二つあった。下はリビングとして活用するが、一階のため、すぐ隣の家&駐輪場が丸見えのため、窓は空けられない。

洗濯機、洗剤、冷蔵庫、電子レンジ、テレビなど生活に必要なものは全て揃っており、浴室乾燥機が付いていたので毎晩洗濯しても、朝には洗濯物が乾く。ポケットWi-Fiもあり。

中は非常に清潔で、インテリアも可愛く工夫していた。

価格

一泊3000円程度。(2016年冬)

オーナー

30代らしき日本人女性。このアパートの半分の世帯をAirbnb物件として貸し出しているとのこと。

他にもいくつかアパートを所有しているとか!

ウェルカムフルーツを準備していたり、分かりにくい乾燥機の使い方を説明してくれたり、とても親切だった。

チェックインとチェックアウト

サイトを通じて予約をすると、直接オーナーとやり取り開始(サイト上のSNS的なもので)。

詳しい住所と物件までの行き方の地図や目印の写真、おすすめの銭湯などが書かれた資料を送ってくれる。

が、全て英語だった。(とてもわかりやすいが)

日本のAirbnbの利用者はほぼ外国人なんだって。

カギをキーボックスと言われる、中にカギが入れられる大きめ南京錠が物件に設置されていて、暗証番号を入れれば解錠できるようなシステムになっていた。

↓こういうの

私達が泊まった時は、初めての日本人だからか?オーナーさんが物件前で待っててくれ、部屋の中をいろいろ説明してくれた。

チェックアウト時はキーボックスにカギを入れて、元の場所に戻しておく。

感想

大学時代の一人暮らしの友人宅のような物件。

立地は非常に良いが、部屋の狭さと一階の部屋前に人の気配があること、などを考えると賃貸に出してもあまり借りてがいないのかもしれない。

が、1週間程度とまるなら十分なほど快適で、この価格は大満足だった。

特に浴室乾燥機がすごく助かって、ポイントが高かった。

この物件の居心地の良さから、私たち夫婦はAirbnbにハマることになるのであった。

 

②東京都東新宿の物件

立地

ほぼ新大久保。地下鉄東新宿駅から10分、JR新大久保駅からも10分程度。

頑張れば新宿まで歩ける!

というか、なぜ外国人街ばかり選ぶのか。自分でも謎。

物件

日本初の鉄筋コンクリート造りじゃないのか…と思うほど年季の入った物件。

しかも大久保エリアだからちょっとドキドキした。

外観はアパートではなくビルっぽい感じ。今回は外れか…?と思ったが、意外や意外、中はリフォームされていてきれいだった。

インテリアはすごく凝っていて、外国のサブカル映画に出てくる主人公の部屋みたいだった。(どんなだよ)

自分では絶対にしないから、楽しい気分になった。古い物件をなんとか居心地をよくしようとするオーナーの心意気を感じた。

生活家電は全て揃っていたし、ベッドもシングルが二つあって寝心地もグッド。清潔。

価格

新宿から歩ける距離なのに、破格の4000円。

そりゃ古いのはしょうがない!(2016年夏)

オーナー

20代(!)の韓国人男性。

日本語はできなかったので、韓国語に変更。

韓国語の返信スピードが異常に速いので、ビビられる。

釜山在住10年といったら、なんと彼も釜山出身だった。

英語はペラペラだけど、日本語は勉強中らしい。

多分親戚が不動産を所有しているから、自分がそれを手伝って最近Airbnbに参入したらしい。

韓国人は行動が早いな!と感心した。

チェックインとチェックアウト

どちらもキーボックスを使用した。

チェックインとチェックアウトの時間は一応決まっているが、直前でも「1時間遅くなるー」とか連絡すれば対応してくれた。

さすが韓国人。

感想

場所柄か、韓国人とか外国人オーナーが多いようで、ここのオーナーも近くに物件をいくつか持っているといっていた。

日本語話せなくても、すぐにいけそうなビジネスに参入する速さはさすがだな、と思った。

物件はさすがに古すぎるし、セキュリティ的にも女一人だったらちょっと躊躇するような感じだったので、賃貸では借りられなそうだなと思った。

数泊する分には全く問題なし。

 

③福岡市中洲の物件

立地

キャナルシティすぐ隣のビル。

観光客にはとてもいい立地だと思う。

物件

1980年代に建てられたようなマンションの一室。

全てワンルームで、スーツケースを持った観光客がたくさん出入りしていた。

結構な部屋が、短期滞在で貸し出されているように見受けられた(全てがAirbnbではないと思う)。

中は古かった。

クーラーも年代物で、雰囲気的には昭和のオフィスにベッドを入れたような感じ。

洗濯機以外は家電があったが、前の二つの物件には洗濯機がありよかったのでちょっとがっかりした。

ベッドを入れたら満杯で、窓も小さいので長期滞在は息が詰まるかも。清潔。

価格

約2200円!破格!!(2016年秋)

オーナー

日本人。

機械的な話しかしなかったので、あまりよく覚えていない。悪い印象はない。

チェックインとチェックアウト

近くで運営している「荷物預かりセンター」で、常時カギの受け渡しをしているとのことで、そちらに出向いた。

会社のオフィスのような場所で、業務は就職支援などだが、昨今の観光客の増加で荷物を保管する場所としても提供しているのだとか。

外国人との交流も兼ねているらしく、簡易的なデスクなどもあったので、一休みするにもちょうどよい。

Airbnbも外国人の利用者が多いため、引き受けているとのこと。

感想

福岡の価格の安さにびっくりした。

2000円台、二人で。ちょっとしたランチより安いかも。

物件は1泊しかしなかったので、不便さも特に感じなかった。

外国人や出張サラリーマンでエレベーターがいっぱいになったので、実質ホテルとしての役割を果たしているようなところで居心地が良かった。

 

『Airbnb』のメリット、デメリット

メリット

価格帯がピンきり

ホテル価格よりも相対的に安く、ほぼ一室料金なので人数が多ければ多いほどコスパがいい。

ただ定員を越えると割増料金が発生。

高価格帯は超高級マンションなども登録されていたりするので、ラグジュアリーな場所に短期間だけ住みセレブ感を味わうことも可能。

物件が多い

登録物件が多いので、自分にあった価格帯や地域などを選ぶことができる。

満室にならない

例えば週末やイベントと重なったりすると、近辺のホテルは満室になったりするが、Airbnbの場合はどこかの物件が空いているので路頭に迷うことがない。

生活するように滞在できる

住宅地に滞在でき街の暮らしが肌で感じられるので、ホテル滞在では気づかなかった日常の空気を感じることができる。

評価で質を保つ

5つ星とレビューを宿泊者からつけられるので、変な対応や部屋がイマイチだとすぐに評価が下がる。

そのため、オーナーは常に質を保った物件を提供しようと努力するので、外れにはあまり当たらない。

 

デメリット

サービスがない

暮らすように泊まるため、ホテルのようなサービスがない。掃除なども自分たちでしなければならない。

駅から遠い

一般的に住宅を提供しているので、駅前の物件というのはあまりなく、住宅地まで歩かなければならない。

身軽ならいいが、大きなスーツケースを持っていたりすると大変かも。

宿泊者も評価される

オーナー側からも宿泊者が評価でき、傍若無人な振る舞いをしたりすると最悪貸してもらえなくなる可能性もある。

マナーを守っていれば問題ないと思うが。

レビューを見落とすとハズレもある

まれに、オーナーが5つ星をつけてくれたら○○する!みたいな反則技を使っていて、評価が良いのに行ってみたら最悪!ということもある。夫が一人で利用した時に一度あった。

が、よくよくレビューを見てみると「絶対におすすめしない!」と何件かコメントがあったので、星の総合評価だけ見ずに、全てのレビューに目を通すことを強くすすめる。

いい評価に具体例が全くない場合などはあやしい。

 

『Airbnb』に向いているのはこんな人!

向いている人

とにかく安く済ませたい人

身軽な人

掃除洗濯を自分でしても構わない人

一週間以上長期滞在する人

引越し前の街視察をしたい人

向いていない人

高級ホテルが定宿の人

安くてもゲストハウスで他人と交流したい人

駅まで歩くのが嫌な人

何もせずにゆったりと滞在したい人

 

一時帰国日本人の味方『Airbnb』

昨年から利用している『Airbnb』、非常に重宝しています!

まだまだ日本ではグレーゾーンの部分もあり、いずれは禁止されるかも?という声も聞こえますが、必要としている人は多いんじゃないですかね。私たち夫婦もとても困っていましたから。

昔とは比べ物にならないほど、海外在住の日本人も増えています。

彼らも数年に一度は里帰りをするでしょうが、実家以外にも手軽に宿泊できる選択肢があれば利用したい人はたくさんいるでしょう!(外国人観光客の増加はもちろんのこと。)

 

ホテルもいいけど、ちょっと○○がね…と思っている方は、是非一度使ってみてはいかがでしょうか?

 

海外のAirbnbが探せるサイトはここ

Airbnbの公式サイト、またはアプリからエリアを選んで物件が探せます。

3,700円分の紹介クーポンがあるので、よかったら使ってみてください。

Airbnb紹介クーポン

 

 

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