こんにちは!たびなすびのちかです。
日本でも最近流行ってるらしいかき氷。
私が幼少期に食べたような、ジャリジャリの氷とすごい色のシロップじゃないんだって。
こういうのを『フラッペ』と言うらしいね。
最近のかき氷はフワフワなんだってー!
韓国初かき氷のトラウマ
実は私、韓国のかき氷にちょっとトラウマがありましてね。
十数年前の韓国にもかき氷はありました。
しかも日本の『フラッペ』とは違い、とてもゴージャスだと韓国人が力説するのです。
「あんなの、ただの氷でしょ!」
と私の思い出のフラッペをバカにするので、些か不快感はあったものの、
「だったら見せてみなさいよ、そのゴージャスかき氷とやらをっ!」
と上から目線で返答したため、早速その韓国人は私をかき氷屋へと連れて行きました。
その名も、
「アイスベリー(아이스베리)」
あああああ!懐かしい!!!
と思ったあなた!十年ほど前に韓国にいましたね!?
今は(多分ほぼ)なきアイスベリー。
ここは韓国のかき氷『パッピンス』を世に知らしめた超有名店なのです。
かき氷といえばフラッペしか知らないジャパニーズの私。
そんな私の目の前にあらわれたのは…
洗面器大のガラスボウル!!
いやね、本当は小さいサイズもあるんだけど、この韓国人は私を驚かそうという一心でこの店に連れてきたので、特大サイズを頼んだのです。
しかし、この特大サイズ、特に珍しい注文というわけでもなく、4人くらいのグループのテーブルには漏れなく鎮座しています。
更に驚くべきはそのトッピングの豊富さ。
大量のあんこ
スイカ
缶詰みかん
黄桃
さくらんぼ
バナナ
などなどが溢れんばかりに盛られ、氷なんぞ見えません。
そしてその真ん中に、
そびえ立つソフトクリーム…
私「すごい!!!」
韓「どうだ!韓国のかき氷はゴージャスだろう…?」
私「これは…、フラッペなんて太刀打ち不可能っ!」
勝ち誇った顔の韓国の友人。
これはすごい、このダイナミックなトッピングは日本では見られないわ…
と感心して眺めていた次の瞬間っ!
全てを崩し、混ぜるっ!
混ぜるっ!
跡形もなく混ぜまくるっ!
「ええええええええええ!!!!」
せっかく中心に軸となってそびえ立っていたあのソフトクリームは、いまや液体に…。
全体的に茶色い液体がボウル一杯に…。
「さあ、ちかちゃん、召し上がれ!!!」
食えるかーーーーーーー!!!!
申し訳ない。
韓国上級者となった今では、これが韓国人にとって一番美味しく、一番好きな食べ方だとわかります。
しかし、当時は韓国超初心者。
ジャパンの心からまだ解き放たれていなかったため、混ぜ後かき氷の姿を「無残…」と思ってしまったのです。
ソフトクリームをちょっとずつ食べたかった。
アンコとみかんの甘酸っぱいハーモニーを楽しみたかった。
そんな心が邪魔をし、スプーンで数回口にしただけで終わったのでした。
何でも混ぜちゃう、それがウマイ!
韓国料理の代表格、ビビンバ。
しかし、韓国ではビビンバがメニューになっているところがあまりありません。
なぜなのか。
おかずとご飯さえあれば、なんでもビビンバになるから!
韓国料理ではどんなメニューにもおかずはついてきます。
それをお好みでご飯に混ぜ混ぜすれば、ビビンバの出来上がり。
ビビンは「混ぜる」、バは「ご飯」の意味。
オンマ(お母さん)が家にいない休日などは、冷蔵庫にあるキムチやおかずを適当にボウルに入れ、ご飯と混ぜ混ぜするのが韓国の家庭ではあるあるなので、わざわざ外食でまでそんな料理を食べたくない!というのもあるかもしれません。
韓国人にかかれば、
カレーライスはもちろん、
カツ丼も、
牛丼も、
海鮮丼も、
まんべんなく混ぜなければ気が済まない!!
きれいに盛り付けた料理も、そのまま食べるのは味気ないよう。
韓国人が料理を混ぜ始めても、これは彼らが美味しく食べるための手段なのです。
ただ!
韓国の方の申し上げたい。
親切心からなのはわかりますが、
「混ぜておいたよ!」
は止めてくれーーー!
自分のだけにしてーーー!
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