韓国生活

韓国で犬肉を食べるのは親父だけ!?『ポンナル(伏日)』の定番メニューだったのも今や昔!

こんにちは!たびなすびのちかです。

いつも元気で賑やかな韓国生活。

韓国人もストレスがたまったり、嫌なことがあったりはするようですが、彼らは落ち込んで悶々とするというよりは、外へパーッと吐き出します。

そのため同じネガティブ精神状態でも、見ている側としては、

「いやいや、本当はそんなに気にしてないでしょ?」

ってな誤解をしてしまうほど、パワーに満ち溢れています。

 

では、彼らのパワーは一体どこから来るのか!?

韓国の『土用の丑の日』定番メニューは犬肉だった

日本でいう土用の丑の日のように、韓国でも『ポンナル(伏日:복날)』と呼ばれる暑気払いの日があるのですが、なぜか、

 

3回もある!

 

①初伏(チョボク:초복)

②中伏(チュンボク:중복)

③末伏(マルボク:말복)

=三伏(サンボク)

 

…どんだけ暑気払うの。

 

さらにその定番メニューが、

 

犬肉!!

(出たー!ついにここでー!)

 

絶対に夏バテなんかしないんだからねっ!韓国人はっ!

そんな印象です。

 

今どき韓国で犬肉なんて食べません!(おじさん以外)

いやいや、犬って!

犬はダメでしょ、犬は!!

 

そうですよね、私も絶対に無理です。先入観で。

 

実は最近の韓国人にはそのような人が非常に多く、生まれてこのかた、一度も食べたこともないし食べたくもない!と話す人も。

ペットでワンちゃんを可愛がっている人もたくさんいますから、食べる人と食べない人、きっちり線引きされています。

男性、特に中高年は、滋養強壮重視!というゾーンがありますので、その限りではありませんが、

 

「ま、おじさんだからね。」

 

の一言で片付けられます。

日本でいうところの何だろうな…、鯨、とか?

 

もし食すことを強く勧められるとすればこのグループですから、嫌だったらキッチリと断ること!

韓国人でも食べない人がたくさんいるし!

 

じゃあ、犬を食べない人は何を食べるのか?

 

鶏!

すなわち、サムゲタン!

 

犬肉を食べなくなった韓国で「ポンナル」は今でも重要視されてるの?

tabinasubi.com

重要行事は旧暦で行う韓国では、毎年ポンナルは変わりますが、7月中旬から2週間ごとに3回。

伝統行事っぽいから、最近はあんまり気にしてないんじゃないの?と思いきや、

 

ーニュース1ー

「本日は初伏のため、特設テントが設けられ、ボランティアのアジュンマたちがせっせと準備をしています。現場のキムさーん!」

「はーい、こちらでは約1000人分のサムゲタンを調理中です!」←不特定多数の場合は100%サムゲタン

 

ー職場の親父たちー

親父A「ヤー!皆、今日は初伏だから、補身湯(ポシンタン:犬鍋)行くぞ!」←やはり犬肉

親父B「今日は大きい顔で食えるわ!」

親父C「焼酎も飲んじゃおう!」←超便乗

 

ー社食ー

調理のおばさん「今日はサムゲタンだよ!いっぱい食べてね!」

 

ーニュース2ー

リポーター「初伏の今日は有名サムゲタン店で、こーーーんなに行列ができています!こんにちは!どちらからですか?」

行列客「あ、近くの事務所です、同僚と来ました。」

リポーター「お昼時間に間に合わないかもしれませんね。」

行列客「あでも、上司と一緒に来たので遅れても大丈夫です!」

リポーター「食事は大切ですものね!」

 

全国でもれなく実施中!

 

超ビッグイベントじゃんよ…。

 

しかもこれ、最初に言ったけど、

 

あと2回あるからね!

 

犬肉が食べられないー!無理ー!とか言ってるOLさんも、高麗人参も丸ごと数本、鶏丸ごと一匹をペロリと平らげちゃいます。

 

こんなにモリモリ食べる韓国人、いつもパワー全開で賑やかでいられる秘訣、ここにあり!