旅のよもやま話

海外旅行者数が減った結果、日本語が通じる国がどんどんなくなっていく…

こんにちは!たびなすびのちかです。

猿岩石が貧乏旅行で一世を風靡し約20年。

その影響をもろに受けたのが私たち夫婦の世代!

大学の長期休暇には皆バックパッカーに変身し、いかにも影響を受けてきました!という小汚い風貌で新学期を迎える学生が後を絶ちませんでした。

男子はロン毛にひげを生やし、女子は長い髪を無数に編みこみに…。

 

ハッとしたそこのあなた!

同世代だね…

どこに行ってもいた日本人

大学の夏期講習でいったスペインの地方都市でも、アイルランドの最果ての島でも、日本人に会いました。

語学を勉強しに行ったときには、日本人の予想以上の多さにビックリ。

しかも同世代で来ている国が一緒ということはなにかしら気が合うということ。

居心地がよすぎてすぐに仲良くなり、語学習得がおろそかになる危機感まで感じました。

 

また、観光地に行けば高級リゾートはもちろんのこと、バックパッカー御用達の激安エリアにまで日本語が浸透。

バックパッカー御用達エリアは、すなわち物価の安い場所なので、現地人は必死になって観光客の言葉を覚え私腹を肥やそうとします。

 

語学研修に行っては日本パワーに飲み込まれ…

貧乏旅行をしても、日本語で甘やかされ…

 
いい時代でしたわ…

そして日本語が消えた

そして現在…

 

「ニーハオ!!」

「ライライライ!!!」

 

「中国人じゃないっ!!」

 

「ソーリー、アニョハセヨーーーー!」

「オソオセヨーーーー!」

 

「韓国でもないっ!!」

 

「…あ、もしかして日本人?」

 
こんな感じ。
悲しいね…。

 

大学時代は東アジア顔といえば9割方日本人であったにも関わらず、今となっては中国韓国に押されに押されている日本語。

20年前は両国とも海外旅行、特に個人でバックパッカーをするほどの余裕はありませんでした。

貧乏旅行というのは、経済的に余裕がある国民がするものなのですね、実は。

団体ツアーにも飽きて、超王道観光地にも行ったし、気ままに歩いてみよう!というね。

 

もちろん団体ツアー数では中国の足元にも及びませんから、超観光地の店舗は日本語を中国語に差し替え。

中年以降の店主が日本語が話せる理由

面白いのは小売店の売り子さんの話す言語。

 

前述のように、まず中国語、そして韓国語。

どちらも反応しないと日本語で話しかける店多数。

その売り子さんが中年の場合、高確率で、

 
日本語が超流暢。
特にインドとネパールで感じた。

 

私「おじさん日本語めっちゃ上手ですねー」

お「そうなの!20年前にさー、超がんばって覚えたんだよねー、日本人多くてさーそのとき。」

私「あー多分猿岩石じゃない?」

お「そうそう!日本人の学生ばっかだったよー。今ぜーんぜん来ないよ、何で?」

私「何でかねー、謎」

お「日本人が謎っていったら俺らわかんねーよなー!」※インド人

 
引くほど日本語上手い…。
 

こんなに日本語勉強したのに、今はもっぱら英語を使っているのだそう。今の若いインド人は中国語がペラペラなんだってさ。

小さい店でもビジネスマンである彼らは、世の中の動きに敏感に反応し、しぶとく生き残っていくのであります。

たくましいな!

 

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