こんにちは!たびなすびのちかです。
温泉という単語を聞いただけで、ワクワクが止まらない私。
現在住んでいる韓国にも入浴文化があり温泉も湧き出ていますが、家では湯船に浸かる文化はあまりなく、バスタブをはずして広いシャワールームにリフォームしてしまう家が多いのです。
私たちのアパートの部屋も、もともとはバスタブがついていたようですが、賃貸にするにあたり人気のシャワールームに模様がえ。
こちらとしては、「余計なことを…」と思ってしまいますが、韓国人には評判がよいのだそうです。
海外生活の反動でお風呂好きに
考えてみれば、日本に住んでいた大学時代までは、お風呂に関しては特になんとも思っていませんでした。
・母に「早くお風呂入って!」と言われ、怖いので入る。
・寮では入浴時間が決まっているので、時間になったら入る。
・あまりにも汗をかいて、人間関係に支障が出そうなので入る。
このように、お風呂に対しては完全に受身でした。
しかし、空気のような存在だったお風呂と離れて暮らすことなり、初めてわかりました。
かけがえのない大切な存在だったと…。
極寒の韓国で、マイナス10度の中帰宅し、心身ともに冷え切った冬の日。
疲れを癒すのは、
寒すぎて温まらない生ぬるいシャワー。
銭湯へ行けって?
マイナス10度の中、片道徒歩5分かけて温まりに行き、帰り道に急速に冷え込む肉体…。
寒さに肩をすくめすぎて、冬は慢性肩コリ持ちに。
こうして私の湯船片思いが始まったのです。
レンタルバイクで温泉を目指す
韓国生活で思い描く「日本の温泉」への恋心。
それがなんとタイで味わえるという噂を聞きつけやってきたのは、リゾートとして大人気のプーケットの東に位置するクラビです。
その温泉とは、クラビにある『クロントム温泉』(地図)
秘境とも呼ぶべきこの温泉は、アクセスがなかなか難しいのです。
公共のバスもなく、市内でツアーに参加するか、自力で行くしかない…。すると、
「俺バイク借りたから!」
朝食をのんびり食べていた私を残し、どこかへ消えたと思ったら、バイクにまたがり現れた夫。
「い、いつのまに!!」
「ちかがダラダラ食べてるから、その間に借りてきたよ。隣レンタルバイクショップだったからさ。」
いいね!その行動力!
ということで、中心地であるクラビタウンでバイクを借り(150バーツ=約450円:2012)、走ること約1時間半。
短パンで調子よく後部座席に座っていた私の太ももは、この1時間半で真っ赤っかに!!
南国バイクの太もも出しは超キケン!!
『クロントム温泉』は露天風呂
すると見えてきた
「HOT STREAM」
の看板。
入場料(100バーツ)を払い、森の中を進んでいくと…
湯気が立ち込める露天風呂発見!
川全体に源泉が流れており、何人も入れる大きさの岩風呂が一段、二段…十段以上の棚田温泉!
こんな豪快な露天風呂、見たこと無いよ…。
夫婦で無言でニヤニヤしつつ、水着の上に着ていた服を脱ぎます。
はたから見ていたら気持ち悪すぎる光景ですが、それにも気づかないほど温泉に興奮状態なのです。
チャプ…
痛いいいいいいいい!
太ももが!
1時間半もかけてバイクでここへ来た執念が仇となってしまった…。
温泉はおおよそ40度くらいで、結構日本人好みの温度です。その熱さがしみるわ…。
私が悪戦苦闘している中、夫は自分の体型にマッチしている丸めの岩風呂を見つけ、気持ちよさそうに肩まで浸かり、目までつぶっています。
ちょっと気になるので、私もその岩風呂に入り、夫の隣に座ってみました。
夫「ねえー、狭いからあっち行ってよー」
私「いいじゃん、ねえ見てみて!私の太もも!真っ赤っかになっちゃって今も我慢しながら入ってるんだよ!いたたたたた!」
夫「もー、せっかくのんびり寛いでたのに、ちかが来たらなんかガチャガチャしてきたよ…」
と言い残すと、3つ先の岩風呂へと移っていきました。失礼な!ぷん。
温泉が我慢大会のようなタイ人集団
結局一人になった私は、温泉に浸りながら周りをながめて暇つぶしをしていました。
すると、タイ人の若者集団がTシャツ短パン姿でキャーキャー言いながら温泉に仲間を落としあっています。
落とされた子は何か叫びながら、すぐに温泉からあがってしまいます。
「ねえー、何してるのー」
と話しかけると、
タ「だって、ここ超熱いんだもん!入っていられないよ!」
私「超熱いって温泉だから!ははは、面白いね。」
タ「あなたさっきから全く動かないけど、大丈夫なの?」
私「うん、まだ10分くらいだからねー」
するとタイ語で仲間に説明しだす彼。
それを聞いた仲間は「えええええ!十分も!?あの人、何者!?(たぶん。タイ語)」と騒いでいました。
「ねえ、あなたどこから来たの?」と聞かれたので、
「日本だよ」
というと、若者たちは一斉に「あーーーーーー(ガッテン)」と納得したようでした。
日本人の温泉好きは有名みたいです。
温泉マスターとして尊敬のまなざしを受けること数分。
その後、若者は温泉を熱湯風呂のように使い、飽きもせずに遊んでいました。
一方私は、若者たちが初めて出会った温泉マスターとして、期待に応えるべく長風呂をし、結局、
のぼせました。
海外の温泉では国を背負わないほうが無難です。
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