こんにちは!たびなすびのちかです。
ネパールのパラダイス、ポカラ。
何がパラダイスかというと、
・空気がきれい
カトマンズなどの大都市はPM2.5で10分も歩けば自分自身が茶色の保護色になる。
・食べ物が美味しい
トレッキングの玄関口のため、世界各国の観光客向けにクオリティの高い多国籍の料理店が軒を連ねる。
特に中華は中国人が直接作っているため絶品。地理的に四川料理多し。
・物価が驚異的に安い
ゲストハウス建設ラッシュのため、1000円(ネパールでは高額の部類)も出せば新築のきれいな部屋に泊まれる。
300円台の部屋もある。上記の食べ物も満腹ディナーで一人500円以下。
4週間のネパール旅行で、約半分はうっかりポカラに滞在してしまったほど!
気づくと、
「やばい!ネパールに来たのにピザと麻婆豆腐食べて、コーヒー飲んで昼寝にして、近くの丘に登って子供をいじめただけで半分過ぎてる!」
という状態。
※子供をいじめたといっても、あまりにうるさいので激辛フリスクを舐めさせただけです。
2週間を過ぎた頃にやっと重い腰を上げ、後ろ髪を引かれながら泣く泣くポカラを離れました。
ネパールの冬旅行、ヒマラヤトレッキングは寒すぎる!
私たち夫婦が訪れたのは日本の冬である1月。
インドの北に位置するネパールの緯度は奄美大島とほぼ同じため、日本の冬ほどは冷え込…
いや、超寒い。
台湾の家の記事にも書きましたけどね、がっつり寒い北国より、
「うちって冬の間ちょっと冷える期間が何週間かあるんだよね~、他はほとんど暑い系の国なんだけどね~。」
っていう場所が一番厄介なんですよ、冬は。
滞在しているポカラでも夜には寝袋の有無によって、見る夢の質も次の日のしわのあとも違います。
そんなポカラから出発するのがトレッキングツアー。
わざわざこのためにポカラを目指し、世界中から旅行客がやってくるのです。
ポカラ側もそんな客のために、様々な登山グッズを販売する店や疲れを癒すための母国の味を提供する店が建ち並びます。
トレッキングへ向け意気揚々と準備をする旅行者を横目に、コーヒーをすすり本日のケーキを食べる私たち。
「ねえ、トレッキングとかやっぱり行ったほうがいい感じじゃない…?」
と語尾を濁す若者言葉で夫に話しかけました。
夫「えー、行きたいの?サランコットですらあんなに疲れた疲れたってブーブー言ってたじゃん。」
私「でもさー、雰囲気的に『行きなさいよ~』って感じじゃん、まちが。」
夫「(スマホをいじる)…本格的なトレッキングは2泊から一週間くらいかかるらしいよ。その間はロッジ泊で朝から夕方までひたすら歩き続けるらしいよ。できる?」
私「泊まるのか…、ちょっとめんどくさいな。まあ、一番短い2泊くらいなら頑張れる…かな…」
夫「しかも、ポーターを雇わないなら荷物はもちろん自分持ち。今の季節は防寒具で重くなるんだって。」
私「…。あ、荷物か…。3日だもんね…。文句言わない自信がないよ…。」
夫「ちなみに今は夜中になると−15度まで冷え込むらしいよ。」
私「…無理だね。」
軟弱な私…。
挑戦しようとする気持ちが一ミリも沸いてきません。
無い袖は振れない…。
ネパールなら近くの丘でもトレッキング認定!
夫「(さらにスマホを見る)あ、うちら、サランコット登ったじゃん?」
私「うん。あれでも結構大変だったよ。それなのにトレッキングなんて無謀だったね…。」
夫「あれ、ポカラのミニトレッキングに入るらしいよ。」
私「え!」
夫「だから、うちらはもうポカラでトレッキングしたってことになるかも。」
私「あ、そっか!もうトレッキングしてたか!いつのまにか。じゃあいっか。」
夫「うん、いいよ。もう。」
トレッキングしてたって~!
多数を占める本格トレッキング派の旅人を見るたびに後ろめたさが頭をかすめていましたが、ミニトレッキング体験済みという免罪符を得た私たち。
その後はヒマラヤを真正面からすがすがしい気持ちで眺めることができるようになったのでした。
ダラダラ旅行者はサランコットを目指せ!
それでトレッキングしたことになるから!
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