こんにちは!たびなすびのちかです。
LCC(ローコストキャリア)航空会社の出現により、私たち夫婦が世界中に旅行に行けるようになったと言っても過言ではありません。
LCCの先駆者ともいえるマレーシアの「エアアジア」のキャッチコピーは、
「NOW EVERYONE CAN FLY(誰でも飛べる!)」
日本語訳に「!」を思わずつけてしまったのも、エアアジアに未来の光を感じた私の心を反映してのことです。
十数年前の大学時代は経由地としてまずバンコクを思い浮かべましたが、エアアジアを多用するようになった現在では、もっぱらマレーシアのクアラルンプールに降り立つことが多くなりました。
勢いのある国の空港は超近代的
愛用書、ちきりんの『世界を歩いて考えよう』にも書かれていますが、世界的なハブ空港は時代とともに変化しています。
昔は世界最先端であっただろう日本の成田空港も、タイのスワンナプーム空港や、シンガポールのチャンギ空港、そしてクアラルンプール国際空港に比べると施設は古く、老朽化が目立ちます。
初めてヒースロー空港に着いた時はがっかりしました。最新鋭の設備もないし、薄暗く、あちこちが汚れていました。日本を出発した時に使った成田空港の方がよほど広くてキレイに見えたのです。「これが天下のイギリスの玄関口なの?」と軽く失望しました。(中略)ところが、あるときから中東に続いてアジアにも、驚くほど近代的な空港が現れ始めました。成田空港の何倍も素晴らしい設備と美しさを誇ります。(ちきりん『世界を歩いて考えよう』より引用)
これは、現在の国としての勢いが欧米や日本から東南アジアなどに移っていることが目に見える一例と言えるでしょう。
私達がよく立ち寄るクアラルンプール国際空港は、一般航空会社発着の「KLIAメインターミナル」と、LCC専用発着の「KILA2」の2つのターミナルが有り、私達がウロウロしているのは言わずもがなKILA2です。
日本や現在住んでいる韓国からまずマレーシアを経由し、ドバイやシンガポール、ネパールなどへ飛び立っています。
ただ、どこを経由しても同じでしょうが、問題なのは待ち時間。
2〜3時間であればそれほど苦にはなりませんが、それ以上だと暇を持て余してしまいます。
それでも昼間なら街に出たり、空港内のショッピングモールで時間を潰したりもできるでしょうが、夜到着の早朝出発8時間待ち、なんてのが一番頭が痛い。
「そんなの、空港近くのホテルに泊まればいいじゃない!」
そう思ったあなたはリッチピープル!
8時間待ちといえども実質ホテルでゆっくりできるのは5〜6時間。そんな短時間のために1万も2万も払うの…?
ゴメンナサイ、精神的に無理…。
「そんなの、空港の椅子にでも寝ればいいじゃない!」
そう思ったあなたはヤングピープル!
すでに長時間移動で疲れきったアラフォーの肉体。更に野宿の真似事をすれば、向こう1週間使い物にならなくなる…。
ゴメンナサイ、体力的に無理…。
そんなワガママばかり言って!じゃあどうするつもり!?
すると、さすがはLCC専用空港、私のような人ばかりなのでしょう。安価で横になれるカプセルホテルがあるのです!
『Capsule By Container Hotel』
3時間(45リンギット=約1200円)、6時間(70リンギット=約1900円)、12時間(90リンギット=約2400円)の滞在時間が選べ、男女分かれたカプセル空間で身体を休めることができます。
スーツケースはフロントで預かってくれ、シャワー室も完備(男女別、共同)。カプセル内でWi-Fi、コンセント使用可能です。
⇒『Capsule By Container Hotel』を見てみる
ビーサンが無いと無駄な体力を使う
私達は6時間で利用。
一般的なホテルの半額程度でシャワーも浴びられ布団に横にもなれ、大満足です。
ただ、トイレとシャワー室が併設されているため、ビーチサンダルが無いとちょっとテンションが下がります。
私の場合、旅行の最終日にビーサンの鼻緒部分が壊れかかり、どうせもう使うこともないし、と捨ててきたのですが、いざカプセルホテルでシャワーを浴びようとしたときに、はたと…
あ、裸足…
若干足の裏潔癖なところがあるので、いくら洋式とはいえ隣にトイレのある個室に裸足で入るのはちょっと…
スニーカー…?
シャワー室にスニーカーは危険すぎるっ。
6時間後にはそれを履いて7時間のフライトが待っているというのに。
じゃあ裸足…? 嫌ー!
スニーカー…? 濡れるー!
防水のためのビニール袋も全てフロントに預けたバックパックの中。
結局裸足で行く勇気は出ずスニーカーを履いて行き、シャワー室の一番水が飛び跳ねないであろう一角に靴底を表に向け不自然な形で置き、不自然に身体をくねらせながら汗を流したのでした。
…つ・か・れ・た。
安くて快適なカプセルホテル、訪れる際にはぜひビーサンをお忘れなく!
追記
2016年夏に訪れた際には、部屋は男女混合になっており、更にダブルベッドのあるカップルカプセルも登場。
バスルームはどのエリアのものも使用可能でした。
ロッカーは宿泊者は無料で使えますが、ロッカーだけの貸出も可能。
KLIA2の公式荷物預かり所よりかなり安いのでお得!
更には近郊にアウトレットもオープンしたので、昼間ならそこで時間を潰すのも良いかも!
⇒『Capsule By Container Hotel』を見てみる
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