こんにちは!たびなすびのちかです。
今日もマレーシア、ペナン島にあるスタバでカフェラテを飲みながら、優雅にブログを書いています…。おほほ…。
最っ高っ!!
(↑ムカつくほどの大声)
12月だってのに外の気温は相変わらずの30度、朝晩は涼しい25度前後。
これが一年中ほぼ変わらないっていうね。
素敵すぎる…。
北国出身者としては、10代の時点で雪は一生分見た。
しかも何の因果かここ10年以上、極寒の韓国で過ごした…。
これからの人生に冬がなくても悔いはないっ!
あああ、南国に一生暮らしたいわ…。
年をとっても死ぬまで一生…。
死ぬまで…?
ここではたと不安になった。
病院代払えるのかなって。
だってマレーシアって公的保険ないんだもん。
フリーランスが海外移住した場合の医療保険をどうするか
私達はマレーシアにMM2Hというビザで住んでいます。
MM2Hはロングステイビザで、マレーシアでは就労不可。
もしマレーシアの会社で働くことになったら、就労ビザに切り替えなければなりません。
私達は数種の仕事をしてるんですが、全てオンラインで完結するシステムを構築。
MM2H的にはOKの働き方なので、ネットで完結する仕事をしてる自営業の方には向いている海外在住ビザと言えます。
※MM2Hはこれから条件が変わりそうです
こういう人、これからたくさん増えそうですよね。
そんな私達がマレーシア在住時の保険を考えた結果、こうなりました!
海外旅行保険⇒高いから無理- クレジットカードの海外旅行保険 ⇒楽天プレミアムカード持ってるので適用
- マレーシアの民間保険 ⇒相談してみたら納得できたので加入
日本の住民票を抜かずに国民健康保険でカバー⇒住民票抜いてるので無理保険なし⇒不安
どうしてこの結論になったか、詳しく書いていきたいと思う!
【この記事の目次】(クリックでジャンプ)
マレーシアに住んでいる日本人はどんな医療保険を使ってるのか
マレーシアのペナン島には4000人近くの日本人がいて、様々な境遇の方に会うことができます。
医療保険に関してはだいたい次のように分けられます。
- 海外旅行保険
- クレジットカードの海外旅行保険
- マレーシアの民間保険
- 日本の住民票を抜かずに国民健康保険でカバー
- 保険なし
それぞれ詳しく見ていきましょう。
①日本で海外旅行保険に入る
メリット:現地で一円も払う必要がない
デメリット:高い
これはほとんどが駐在員さんとそのファミリー。
海外旅行保険を年単位でかけると、目玉が飛び出るほど高い!(20〜30万/一人)
駐在員さんの会社が赴任時に付帯家族全員にかけてくれるとのこと。
羨ましいーーーー。
海外旅行保険だと、通院時でもキャッシュレスで保険会社が負担してくれるので、日本にいるより医療費はかからないようです。
でも、これくらいの補助は当たり前ですよね。
駐在員さんは会社に任命されて来ているので、心から来たくて来た人ばかりじゃないし、全ては会社の都合ですから。
こりゃなしかー、と思ったんですが!
なんと、最近はノマド保険なるものも登場。
要はフリーランスで世界中あちこちを定住せずに回ってる人向けの保険とのこと。
私が見つけたのはこの2つ。
マレーシア行きで試算してみると、ワールドノマドは一年間で1200~1300USドル(約13〜14万円)、グローブパートナーは900ユーロ強(12万円弱)でした。
ただ注意!
グローブパートナーに問い合わせたところ、
「旅行・ワーホリ・留学」を対象にしているので、現地に住んでいる人(私の場合はロングステイビザを持っている)には適用できない、とのこと。
あくまでも「日本在住の方のための旅行保険」という立ち位置だそう
ワールドノマドでも旅行先を「マレーシア」、居住地も「マレーシア」にしたところ、試算は不可でした。
定住せずに(ワーホリ、留学以外のビザを取らずに)1年位海外をまわる人向けですね。
保険は万が一のときのもので、その際にもし虚偽が発覚したら大変なことになりますから、定住ビザを持っている方は申請しないほうがいいでしょう。
②クレジットカードの海外旅行障害保険
メリット:コスパが良い
デメリット:3ヶ月おきに帰国しなければならない
日本出国から3ヶ月未満であれば、上記①の海外旅行保険同様にキャッシュレスで通院&入院可能。(日本発行カードの場合)
全てのカードに付いてるわけではないことと、保険が含まれてても自動付帯と利用付帯があることに注意が必要。
自動付帯は出国と同時に自動的に保険が適用され、利用付帯は条件(旅行に関する交通費をカードで支払う等)を満たせば保険が適用されます。
何度も使用する場合、自動付帯のほうが「使い忘れ」を防げるので利用価値は高いでしょう。
ただ、デメリットも大きくて、3ヶ月を超えてしまうと無保険状態になってしまいます。
これだけを利用してるのは、日本とペナン両方に家があって頻繁に行き来してたり、ペナンを別荘的に使ってる方が多い印象。
おすすめ保険自動付帯カード
カードは山ほどあるので、海外在住者の視点から3つに絞りました。
①年会費無料がいいなら
エポスカード
- 海外旅行傷害保険の自動付帯
- キャッシュレス診察
- 治療補填費が高い
- 年会費無料
②空港ラウンジ使い放題も付けたいなら
楽天プレミアムカード
- 海外旅行傷害保険の自動付帯
- キャッシュレス診察
- 空港ラウンジが使えるプライオリティパス付帯
- 年会費1万円だが初年度実質無料
楽天カードの詳細記事も書いてます▶【空港ラウンジ】楽天プレミアムカードで『プライオリティパス』をゲットするのが一番オトク【比較してみた】
③同居家族が多いなら
ミライノカードGOLD
- 海外旅行傷害保険の自動付帯
- キャッシュレス診察
- 配偶者、未婚の子(別居可)、両親(同居に限る)も保険適応対象
- 年会費3000円
自動付帯はもちろんですが、治療費の額とキャッシュレス診察にも注意しましょう。
キャッシュレス不可のカード(オリコ、ANA、ビュー、アメックスのいくつか等)の場合、立て替えが必要なので面倒です。
また、死亡額ばかりが高額で治療費はそうでもない、という保険もあるので要確認!
※海外旅行傷害保険に絞って特徴を紹介しました。その他詳細については上記公式サイトでよく確認してくださいね。
上記3つのカードについては、詳しい解説記事も書きました
③マレーシアの民間保険に入る
メリット:金銭的にはそれほど高くない、積立もできる
デメリット:通院時には使えない(現地採用者はその限りじゃない)、免責額に注意が必要
MM2Hを取得する際には、必ずマレーシアの民間保険に入る義務があります。
形だけの保険もあって、私達は年間5000円もしない激安保険に入ったんですが、本当に意味ない保険でした!
というのも、こういった保険はDeductible(免責額)に注意が必要で、上記の激安保険のDeductibleは約30万円。
「仮にあなたが入院しても30万円を引いた額しか保険料払いません」ということです。
い・み・な・い。
このDeductibleは、保険料が高ければ高いほど下がっていき、Deductibleが無い保険はだいたい年間10万円前後が基本と考えればいいかな、と思います。※掛け捨ての場合
ただ、現地採用として企業で働いてる場合はその限りではなく、かなり手厚い保険があるみたいです。
知り合いによると、通院時も無料、歯医者も上限付きで保証あり、だったと。
交渉次第でもっとアップグレードも可能だそう。(アメリカみたいだな)
④日本の住民票を抜かずに国民健康保険でカバー
メリット:負担なし、今までどおり
デメリット:毎回診断書が必要、日本に住民税や保険料、年金料を収めなければならない
国民健康保険を持っている場合(=住民票を抜いてない場合)に海外で病院にかかったら、日本での一般的な治療費の自己負担分との差額はお支払いします、という制度があります。(海外療養費制度)
すごいーーーー!
どこまで優秀なんだ、日本の健康保険は…。
ということはですよ、日本在住者の旅行くらいだったら保険に入ってなくてもなんとかなる、ってことじゃないか…。
しかも!
病院に行った日から2年後まで有効…。
詳しくは下記のサイトをご覧ください
但し、完全に海外拠点生活者には難しいのも事実。
健康保険料を支払わなければならないのは当たり前として、年金料の支払、住民税、介護保険料なども降り掛かってきます。
うーん、日本での生活基盤はほぼない私達にはあまり向かない…。
でも裏を返せば、これを利用すれば、
短期旅行者の海外旅行保険、いらないんじゃ…?
必要書類は多いですが、保険料を収めているなら使わない手はないです!
⑤保険なし
これは、国際結婚をしてる方に多かったんですが、特にヨーロッパ系の方は保険に入るという概念が希薄みたいです。
「毎月保険料を払うより、病気になったときに自己負担で払うほうが安い」
という理論。
まあそうなんですよね、保険は保険ですから。
ヨーロッパ系の国の物価からすると、マレーシアの医療費全額負担はアメリカみたいにバカ高いわけじゃないし、まあ払えばいいよという考え方でした。
確かにそれもそうなんですけどねー。
際限なくかかっちゃったらどうしよう〜とも思うとね、なかなか。
結局私達は民間医療保険+カード保険
結果、
海外旅行保険⇒高いから無理- クレジットカードの海外旅行保険 ⇒楽天プレミアムカード持ってるので適用
- マレーシアの民間保険 ⇒相談してみたら納得できたので加入
日本の住民票を抜かずに国民健康保険でカバー⇒住民票抜いてるので無理保険なし⇒不安
ということになりました!
クレジットカードは、元々楽天プレミアムカードを持ってるので保険も自動付帯されます。
3ヶ月毎に帰国するなら、カード保険だけでもいいかなと思いますが、私達の帰国は年一回。
3ヶ月以降無保険状態になってしまうのはちょっと不安…。
マレーシアの民間保険にも入っておきたいなー、と思っていろいろ調べた結果、AIAの保険に加入しました!
実は一度、AIAのオフィスに立ち寄って聞いてみたら、かなり高かったのと、保険関係の書類の英単語が全然わからなくて、契約が怖くなり断念。
「やっぱ保険の詳細は日本語で聞きたいよねー」
と実感し、なんとなく繋がりがありそうな病院の通訳さんにWhatsappで連絡してみました。
で、紹介された日本語仲間で保険を扱ってたのがウィー(Ooi)さん。
ウィーさんも同じくAIAの保険屋さんですが、私達の話を聞いて試算してくれた料金はオフィスの半分以下に…。
補償を最低まで下げると一年の保険料が3万円以下になったので、びっくりしました。(※掛け捨ての場合、積立もあり。)
かなり融通を利かせてくれたし、なにより日本語で詳細が聞けたし、押し売りもまったくなかったのでよかったです。(やっぱやめる、とも言えそうな雰囲気。言わなかったけど。)
ウィーさんにマレーシアの民間保険に入るときの注意点を聞いて、大切だなと思ったのは、
- 私達が入った保険はマレーシア人の場合全世界で適用されるが、外国人はマレーシア国内でのみ適用。
- 外国人がこの保険に入る場合は、滞在ビザが必要。
- 海外旅行保険は前日までにウィーさんに連絡すれば手続きしてくれる。
- 母国でもその海外旅行保険は適用される(日本で無保険になるので地味に一番助かる)
という点ですかね。
ペナンでかなりの顧客を抱えてるらしいので、知っていらっしゃる方も多いかもしれませんが、ペナン近郊の方でウィーさんの連絡先が聞きたい方は、ご連絡ください。
ということで、保険は保険ですが、ほっと一安心したのでした!
私達はこうしましたが、一人ひとり境遇は全く違うので、これが最適とは言えません。
自分に一番しっくり来るものをよく考えて選ぶことをおすすめします!