ペナン移住関連

【マレーシア生活費】全く節約しなかった月の場合|ペナン島で夫婦二人暮らし

「マレーシアの物価は日本の1/3」「ジム&プール付きのコンドミニアムの家賃が月5〜6万円」今日はこの真実について!

こんにちは。長年住んだ韓国を離れ、2017年からマレーシアのペナン島に夫婦で移住したたびなすびのヨシです。

マレーシア移住してから、

マレーシアって、物価が日本の1/3なんでしょー!
プール付きのコンドミニアムに5〜6万円で住めるんでしょ!

こんな話をよく聞きます。

「ボンビーガール」「世界の年収400マン」といったテレビ番組でそのような特集が組まれていたりしますもんね。

「実際のところどうなんだろう・・・」と思われている方も多いと思いますので、この記事では2017年よりマレーシアに移住した僕たち夫婦が特に節約せずに生活した2019年9月の生活費を公開しつつ、費目ごとに簡単な説明を加えていきたいと思います。

【マレーシア生活費】全く節約しなかった月の場合|ペナン島で夫婦二人暮らし

まず、「マレーシアの物価は1/3」の真実について。

実際どうなんだと言われれば、「そうだよ」とも言えますし、「そんなことはないよ」とも言えますね。

夫婦ふたりの生活費の合計金額です。
MYR(マレーシアリンギット)⇔JPY(日本円)は2019年10月28日のレート(1リンギット=26円)です。

 

↑こちらは2019年9月の生活費ですが、約25万円でした。この月は普段滅多にかからない&かけない医療費とコワーキングスペース代で4.2万円かかっていて、さらに食事もこれでもかというぐらい外で済ませました。

記事下部に1年後の2020年9月の生活費を載せました。

家賃ですが、2019年9月当時はQuaysideという海沿いのコンドミニアム(↓)に住んでいました。

当時住んでいた部屋の家賃をさきほど不動産サイトで調べてみたところ、1ベッドルームの部屋(105平米)2,500リンギット(約66,000円)〜4,500リンギット(約120,000円)と価格差は大きかったです。

家具ありorなし、低層階or高層階、眺望の違い(フルシービュー、ハーフシービュー、シティビュー)、備え付けの家具のクオリティなどによって、その差が出るものと思われます。

↓部屋を売りに出したがっているオーナーの許可をもらい公開しています。画像は借りている部屋から荷物を出した状態の写真とコンドミニアム内の施設です。

スライドショーには JavaScript が必要です。

⬆ スライドショー ⬆

 

同じ間取りでも、備え付けの家具、眺望、階層によって、2,500〜4,500リンギットと大きな開きがあります

僕たちが借りていた中層階のフルシービュー1LDK(105平米)の部屋はこの広さならもう2〜3部屋作れるんじゃないかというぐらいリビングとダイニングが無駄に広かったです。

借りる前に15部屋ぐらい内見させてもらったので、家具や眺望、階層による価格差には十分納得できました。

部屋を借りるときに重要なのは妥協せずに、「ここに住みたい」と思える部屋が見つかるまでとことん内見し、エージェントにもしっかり要求していくということ。

このあたりは韓国生活で鍛えられました

それでは、費目を上から順にみていきたいと思います。

ちか
ちか
2019年9月は毎日コワーキングオフィスを利用し、食事も外食ばかりだったので、そこそこ出費が多かったイメージ

交通費配車サービスのGRABに53回(375km)乗って、15,000円!

GRAB|マレーシア交通費

マレーシア、ペナン島内での移動はほとんどGRABです。

通勤なし、送り迎えなしなら、ドア・ツー・ドアのGRABで十分生活できると思います。車を運転したくなったら、カーシェアの「Socar」というサービスがあります。

2019年9月のGRAB利用回数は53回(375km)!

だいぶ乗りましたね。

375km乗って、約15,000円です。

バスのほうが圧倒的に安いのですが、バス停までの移動時間、待ち時間、目的地までのはやさを考えると、GRAB一択です。

ときどき、バスの窓から見える風景を楽しみたいなぁと思うときもあるので、そんなときはバスを利用しています。

日本でタクシーを375km乗ったら、いくらぐらいになるんでしょう。

GRABやUberなどの、ライドシェアのおかげで、旅先や日常生活での移動ストレスはほぼ皆無です。

月に53回乗ったということは、53人(ドライバー)との出逢いもあったということになります。

僕たちは車内でドライバーさんとよく話すので、そこで新しいローカルの友人ができたり、ドライバーさんの素敵なストーリーを聞いたりすることもあります。

私たちが出逢った配車サービス『Grab』のドライバーたち こんにちは!たびなすびのちかです。 車のブランドや車種など、車そのものにはあまり興味を示さないヨシ(夫)も、車を運転するの...

これまで、GRABに乗って、嫌な目に遭ったことは・・・・あるかな。

車内で蚊を発見したときは、少しナーバスになります。なぜなら、今年はじめにデング熱で苦しんだから。もし、逃げ場のない車内で蚊を見つけたときは、全力で退治しましょう!

ちか
ちか
毎日の通勤、通学の送り迎えがないので、車を持つのはあまり考えられない。

ペナンは小さいので、行くところも決まってるし、街中に至っては駐車場を探す手間を考えるとドアツードアのGRABが最強!?

シェアリングカーもどんどん増えてるので、たまのドライブも結構楽しめるよ!

 

通信費:夫婦二人で合計7,000円ほど。家では爆速1Gbpsプラン。スマホのSIMは大容量でストレスフリーのネット生活。

マレーシア移住|生活費|Simカード

ネットスピードやスマホのデータ量を気にしながら生活するのは意外とストレスになるので、

家のネットはTIMEという会社の1Gbsプラン(実際はそこまで出てない)約5500円

スマホは一人1150円ぐらいのプリペイドSIM(8GB+毎週末フリー2GB+毎日1時間限定のフリー1GB←フルで使うと、46GBぐらい使える)を使っています。

外出時にパソコンを持ち歩くことも多く、カフェのwifiが弱いときは迷わずテザリング。

プリペイドSIMが安いのは本当にありがたい。

SkypeやZoomなどで頻繁に映像通話をしたりもするので、大容量SIMは必須です。

ちか
ちか
家やオフィスでは専用Wi-Fiがあるので、データ余りまくり。時々外出先で映像チャットをしても全然減らないくらい余裕。

あと、よく謎のプロモもあって全然お金がかからない。たまに日本に帰国するとデータの少なさと高さに死ぬ…。

保険料:積立型の保険(入院保険)が夫婦で合計約13,000円

マレーシア移住|保険

たまに行くクリニックや歯のメンテでかかる費用が高いのは仕方がないとして、想定外のケガや病で入院したときのために保険がないとやはり不安です。

僕たちも積立型の保険に入っています。

夫婦ふたりで約13,000円

マレーシアに移住しもうすぐ3年になりますが、入院も経験しています。

入院時にかかった費用は全額保険でカバーされたので、入っておいてよかったです。

ちか
ちか
気持ちは若くても、体は確実に歳を取る…。

保険の有無は自分の生活スタイルや考え方によるけど、保険に入ってないとビビって病院に行くのを躊躇しそうなので、私は性格的に加入して安心を得ました。

よしのデング熱でも安心の速攻入院!!(おい)

日用品費:約25,000円。行くと、いつの間にかお金が飛んでいくスーパーとドラッグストア。

Pulau_Tikus_Wet_Market_veg

2019年9月の日用品費は約25,000でした。

スーパーやドラッグストアは、必要なものだけを購入すればもう少し安くなると思うのですが、ついついいらぬものにまで手が伸びてしまいます。

なので、スーパーは買い物代行アプリ「Happy Fresh」などを使って、無駄遣いを防ぐという手もありますね。

「Happy Fresh」はお願いしたものがないときにはスマホにメッセージがきて「ないから、こっちでもいい?」とリアルタイムで買い物をしながら連絡をくれるので、大変便利です。

ちか
ちか
外食が少ない月は、市場やスーパーへの買い出しがもっと増えるので、2019年9月は少ないほうですね。

市場ではだいたい1週間分の野菜、肉や魚、果物を買って100〜150リンギくらいです。スーパーはその1.5倍くらいかな?(でもスーパーのレベルにもよる)

外食費:外食(カフェ込)57回!夫婦二人で48,000円!ローカルフードを食べていれば、外食費も高くない!

この月はコワーキングスペースを1ヶ月契約で借りていたので、週末も含め、午前10時から午後8時ごろまで、ほとんど毎日コワーキングスペースにいました。

そうなると、昼食も夕食も外で・・・となることが多いので、家で食事をとることはほとんどありません。

外食(朝食・昼食・夕食・カフェ)が月に57回は・・・記録更新かも。

ただ、このとき、ほとんど、ローカルフードでしたので、夫婦二人で57回の外食をしても約48,000円と噂どおり「日本の物価の1/3ぐらい」に抑えることができたのだと思います。

 

この投稿をInstagramで見る

 

ペナンのたびなすび|マレーシア生活(@tabinasubi)がシェアした投稿

外食もローカルフード中心なら、夫婦二人でもだいぶ安く抑えられるということがわかりましたが、これがもし、週2〜3で和食屋さんに行ったり、一風堂でラーメンを食べたりしていたら、大変なことになっていたでしょう。

日本と変わらないか、場合によっては、日本よりも高くなってしまう可能性もあります。

ちか
ちか
外食もオフィス横のローカルフードばかり食べてたので、かなり安いほう。

たまに和食屋さんに行って、一品がローカルの5倍以上なのにビビった。

この時期はローカル価格に慣れすぎて、スタバのメニューすら「高っ!!!」連発で入るのを躊躇するほど…(入ったけど)

何事もバランスですが、ローカルフードのみの外食でしかも自炊なしというのは、ずっとは無理かなー、私は!

 

水道光熱費:安すぎる水道代!2ヶ月で165円!光熱費はエアコンをどれだけ使うかによって決まる。

いつも水道代が安くてびっくりします。2ヶ月に一度、請求書が来るのですが、毎回、2ヶ月分で150円ぐらい

週に3〜4回はお風呂にも入っているのに、信じられない。

ただ、水道代は地域やコンドミニアムによっても異なるようです。(クアラルンプールに住んでいる妻の妹のコンドミニアムは水道代が高かったです。)

電気やガスはエアコンとオーブンの使用量で毎月差が出ます。一日中家にいて、昼からエアコンをつけたり、家でパン作りをした月などは高かったです。

表にある光熱費は1ヶ月前の明細なので、コワーキングスペースに通いつめた2019年9月の光熱費は半分ぐらいになると思います。

ちか
ちか
バスタブに感謝…、お風呂好きは入浴剤持ってきたほうがいいよ…

医療費:眼科、歯医者、皮膚科で約15,000円は痛い出費。海外では健康でいることがが何よりも重要。

やたらクリニックに行きましたね・・・。

眼科(4回)、歯医者(夫婦で1回ずつ)、皮膚科(1回)で約15,000円

これも毎月かかるものではないのですが、このときは偶然重なってしまいました。

日本のように国保が適用され、3割負担とかではないので、一度クリニックに行くだけで5千円〜1万円は飛ぶ覚悟が必要です。薬代(特に皮膚科)が高いです。

2019年9月は街なかのクリニックでしたが、日本語通訳常勤の総合病院などに行くと、もう少し高くなるかもしれません。

マレーシア移住前は韓国に住んでいたのですが、韓国も居住外国人は国民健康保険に加入し、3割負担だったので、医療費は安かった印象です。

ちか
ちか
保険治療と比べれば高いけど、不調を確実に治してくれるからしょうがない!

それより、健康管理に気をつけて予防しようと思ったよ。

とにかく在宅ワークの人は、自己管理に始まり自己管理につきる!(わかってるけど全然できない)

特別費:美容院代とコワーキングスペース代

美容院は妻(ちか)のカットとカラーで5,500円ぐらい。高いのか、安いのか、、、いまいちわかりません。

僕はバリカンなので、無料です!

そして、コワーキングスペース。

コワーキングスペースはDay Pass、5日チケット、Monthly Passなど、いろいろなプランがあるのですが、このときはMonthlyの契約をしました。

オフィスの個室ではなく、好きな場所を自由に使えるHot Deskの月プラン。

ふたりで約16,000円(一人7,800円ぐらい)

コワーキングスペースは毎月契約しているわけではなく、「今月は仕事に集中したいな」というときに月単位で借りたりしています。

こんなコワーキングスペースで仕事していましたよ!

ちか
ちか
本当はもっと頻繁に行きたいけど、なんで美容院ってこんなに行くのが面倒くさいんでしょうか…。

ローカル美容院にしては高いと思う!でも美容院ジプシーはめっちゃ疲れるから、強烈な値上げか事件でも起こらない限りここに通う…。

まとめ:交通費と外食費(ローカルフードメイン)、通信費は日本より安いと思う

以上、マレーシア(ペナン島)の物価をざっとまとめてみました。

どうでしたか?

節約せずに、食べたいものは食べ、買いたいものを買い、病院や美容院にも行きコワーキングスペースを丸々1ヶ月借り、配車サービスを53回(375km)利用して、夫婦二人で合計24万円なら、そこまで高くはないような気がします。

マレーシア移住し、配車サービスのGRABに乗るたびに

「日本より生活費が安いからいいでしょー」とドライバーにも声をかけられますが、

実際のところ、僕たちは日本を出て15年以上経ちますし、日本でそもそも働いたことがないので、日本での生活コストのイメージが湧きません。

ただ、部屋の広さ、移動の快適さ、気軽に食べられるローカルフードなど、総合的にみて、「マレーシア(ペナン)は非常にコスパのいい暮らしができる」というのは決して間違ってはいないと思います。

マレーシア移住、マレーシアでの長期滞在に興味があるなら、いきなり移住する前に、まずは1ヶ月ぐらい、「チョイ住み」してみることをおすすめします。

ちか
ちか
物価の感じ方は本当に『人による』!

「自分はどんな生活が快適に感じるか」で全然生活費も違いますからね〜。

程よい生活スタイルを確立してこそ、長く住み続けることができるので、よしも言ったように、まずはお試しで合うか合わないかを見極めるのも一つの方法だと思います!

無理禁物!

2020年5月に新築のSea&Cityビューの3ベッドルームのコンドミニアムに引越しをしました!

2020年9月の僕たち夫婦の生活費は・・・

家賃を入れて12万円でした!

家賃、交通費、通信費、保険費、日用用品費、外食費、水道光熱費、全込みで12万円。

去年よりも生活費が安くなった理由。

▶ 理由①:コワーキングスペースへの通勤?をやめました。今までは1ベッドルームに住んでいたので、作業場を別に設けるため、コワーキングスペースに通っていましたが、新しい部屋は3ベッドルームなので、それぞれの部屋で作業ができています。

▶ 理由②:歯医者や眼科、美容院に行きませんでした。前回家計簿を公開した月がちょうど通院の多い月でした。

▶ 理由③:一日一食生活をはじめました。ハーバード大学で老化研究をされていて、遺伝学の教授として終身在職権を得ているシンクレア先生の「Lifespan〜老いなき世界〜」を読み、健康寿命を長くしたいと強く思ったのがきっかけです。一日一食生活をはじめたので、食費がかからなくなりました。

※ ちなみに一日一食生活をはじめて、1ヶ月で夫婦で7.7キロ痩せました(夫5.4キロ、妻2.3キロ)

 

ロングステイしたい国、14年連続1位のマレーシア。その理由はこれだ。長年住んだ韓国と比較してみた。比較的に長く住んだ&住んでいる駐在員が圧倒的のマレーシアと永住者が多数の韓国の在住日本人の暮らしぶりを比較してみました。...