こんにちは!たびなすびのちかです。
マレーシアに来て早1ヶ月。
そろそろ恋しくなってきましたね…、そう、アノ食材…
…
キムチ!!!
和食じゃねえや!
いやね、もちろん和食も食べたいですよ。
でもみそ汁は既に毎日作ってるし、ご飯も炊いてるし、ふりかけ混ぜておにぎりも作れる。
寿司とかラーメンはどうせ家では食べられないしね。
マレーシアに来る前に、約10年ほど韓国に住んでいた私。
社食では毎日キムチが必ずあり、外食しても行く比重の高い韓国料理はもちろんキムチ付き。
更に年に数回、大量の手作りキムチを友人にもらうため、冷蔵庫には常に数キロのキムチが存在していました。
これを10年続けた結果、
キムチが食べたい!!!
と心が叫ぶ…。ヤクだな完全に…。
スーパーにもキムチは売ってるんだけどね
今住んでいるマレーシアのペナン島には、韓国人もたくさん住んでいます。
韓国人の韓国料理にかける思い入れは、並大抵ではありません。
以前の同僚(韓国人)が韓国のツアーで海外旅行に行ったところ、10食中8食は韓国料理店だった、と嘆いていました。
中高年は特に韓国料理以外全く受け付けない!という人も多いため、そういうスケジュールになったようですが、そのくらい韓国人になくてはならない韓国料理。
そんな彼らが、海外在住だからといって妥協するはずがない!
だから、
スーパーでキムチ売ってるし、コリアンマートもあるんでね、買えばいいんですよね。
なんだけど!
韓国で食べたキムチの中でもダントツに美味しかったのは、
手作りキムチ。
不動の1位。
くれる人によって全く味は違うのですが、外食のとは全然違うんだなー。
外で食べてて「ウマッ!」と思って聞いてみると、ほぼ、
「自家製よ!」
って言われるから、頭の片隅で声がする…。
作っちゃえよ…。
って。
どうせなら全部現地調達できるもので作る!
同じコンドの韓国人友に聞いたら、韓国から魚醤と唐辛子粉は持ってきてるらしく、
「あげる!」(韓国人はすぐくれる)
と言われましたが、そうなると二度目が大変そうなので、代替できるものはこっちのものに応用。
本格的なキムチは白菜をまず塩漬けし、丸ごとのまま葉の一枚一枚に刷り込んでいきます。
めちゃくちゃ大変だし、行程も多いので、今回は、
「浅漬けキムチ」
を作ることにしました!
浅漬キムチは食べやすい大きさに切って、作ったキムチソースを混ぜるだけみたいなので、簡単そう!
「よし(夫)が帰ってくる前に漬けて、超ビックリさせよう…くくく…」(夫は一時帰国中)
胸が高鳴る!!
レシピは海外在住韓国人のものが良い
とはいえ、レシピがないと始まりませんね。
韓国のサイトを調べてみると、浅漬キムチとはいえやっぱり韓国にしかない材料で作ってるので却下。
日本のサイトにもたくさんあったのですが、できれば日本人の舌に合う味じゃなくて現地の味を再現してるものがいい…。
…あった!
ユンソナのブログ!!
(このページ)
韓国人なのに海外在住で浅漬けキムチを作ろうとしているとは!!完璧じゃないか!!
ということで、このページを参考に作っていきます。
(と思ったけど、今は韓国に住んでる?でもブログは日本でできる、というコンセプトだったから問題ないかな。)
魚醤はナンプラーで、唐辛子粉はペナンにも沢山!
まず材料。
・白菜(市場)
・もち米粉(スーパー)
・塩(スーパー)
・水 ⇒もち米粉用
・唐辛子粉(スーパー)⇒パウダーじゃなくて粗目の
・ナンプラー(スーパー)
・ゴマ(未入手)
・長ネギ(市場)
・ニンニク(市場)⇒丸ごとなので、後で自分ですりおろす
・生姜(市場)⇒丸ごとなので、後で自分ですりおろす
・砂糖(スーパー)
・ごま油(スーパー)
韓国魚醤があの独特な匂いと塩気を出すのに重要なんですが、日本でも普通のスーパーには売っていない様子。
「韓国魚醤じゃなくても、ナンプラーでいいよ!」
とのこと。
タイ料理&ベトナム料理好きの我が家では常備調味料なので、ありがたい!
ごま油も中華によく使うからここでも種類は豊富。
また、ソースの粘り気を出すために必要なもち米粉も、近所のスーパーに置いてありました。
重要な唐辛子粉は、スパイス天国マレーシアに無いわけがない。5種類くらい売ってたから一番荒いのをゲット。
唯一見つからなかったのがゴマだけど、多分上からパラパラかけるだけだと思うから省略しても大丈夫でしょう。
白菜、ネギ、ニンニク、しょうがはどこにでもあります。
ネギは細いほうが好きなので、そっち(Spring leek)を買いました。
冷蔵庫の温度がおかしいから白菜凍った
ユンソナレシピでは「白菜100グラム」と書いてありますが、100グラムじゃ少なくない…?
一個まるまる買ってるんだ!こっちは!
ネットで白菜一個の重さを調べてみると、大体、
3キロだってよ。
一個全部使い切ろうと思ってたんだけどさ…。
私が韓国人的ダイナミックになってるのか、ユンソナが日本的控えめになってるのか。
100グラムだと、葉が1〜2枚で終わっちゃいそうなのでとりあえず今回は500グラム位(目測)で試作しよう…。
そう決めて冷蔵庫から白菜を出すと、
下半分凍ってる!!
明らかに冷蔵庫なのに!
どうやら私が白菜を置いた場所は、冷蔵庫の中でもことの外冷える場所だった模様。
カッチカチに凍っており大丈夫かな、と思いましたが、韓国人が作ったキムチを冷凍してたのを昔見たことがあるので、予め凍っててもあまり問題はないでしょう。
もち米粉溶かすの結構難しい
白菜切って洗ったあと、塩をふりかけてシナっとさせます。
その間にソース作り。
唐辛子粉、砂糖、すりおろしたニンニクと生姜、ごま油、ナンプラーを混ぜておく。
割合は、唐辛子4、ナンプラー1ちょい、ニンニク2、生姜1、砂糖1、ごま油1、にしてちょっと多めに作った!
そして、米粉をお湯に溶いてモチモチにしたやつに入れて、伸ばす。
米粉を沸騰したお湯に一気に入れたら、
ブワッ!!!!
ジュッ!!!!
ダマだらけになった…。
でもゲル状(としか表現できない)になったし、ダマをヘラで叩いたらほぼ目立たなくなったのでそのまま入れた!
ソースと混ぜたらほぼわからない。
後はこれをシナっとした白菜に混ぜるだけー!(私はネギと人参も足した)
ソースは好きな量だけ味見しながら混ぜればいいと思います。
見た目はどこから見てもキムチ!
完成した!
キムチだーーー!
「これは何ですか?」って聞かれたら、ほとんどの人は「キムチです」って言う!
肝心のお味は…
ドキドキドキドキ…
…
うん、まあ、キムチだな。
アジュンマ(韓国オババ)のキムチにある味の深みがない…。
確かにキムチの味なんだけど。
多分韓国だったら、エビの塩辛とか梅エキスとかいろんなエクストラ秘伝の味を加えるのでそうなるんでしょうね。
↓こういうの
このレシピは超簡単バージョンだからこんなもんか。
とはいっても、ここでこのくらいの味が楽しめるなら万々歳じゃ!
完成があまりにうれしくて、
早速夫に写真を送る。
結局サプライズじゃなくなった!!
で、スタンプで返された!!ひどい!
仕方がありません、彼は今、
日本でお寿司を食べているんですから。
マレーシアの手作りエセキムチなんて興味はないんです…。
で、テンション上がりすぎて、
一人でサムギョプサル作って食べた!!
美味しかった…。
第一回手作りキムチはかなり満足度高めでした!
第二回キムチ作りはこちら
【マレーシアの買い物事情だよ!シリーズ】
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