こんにちは!たびなすびのちかです。
第4弾となる今回のスタバレポートは、私が人生で初めてクジに当たった店をご紹介!
ヨンサン(蓮山)は中高年の夢の街
第2弾の『釜山ヨンサン店』で紹介したように、ヨンサン駅周辺は中高年のメッカで、どの店に入ってもアラフォーである私が一番若い、昭和の街です。
『釜山ヨンサン店』はこれから夜遊びに繰り出すカラフルなアジョシ(韓国親父)、アジュンマ(韓国オババ)の大声に占拠され、時間帯を選ばないと大変なことになるよ、とお伝えしました。
そんなことを聞いたら、若々しい皆さんはよもやヨンサン駅には近寄らないでしょう。
だって先日、ヨンサン駅に始めてきたらしい韓国人女性が、
韓1「えっ…、何ここ。何なのこのカオス的な路上は…。」
韓2「ああ、ここっていつもこんな感じ。とりあえず横断歩道渡ろう。」
韓1「ちょ、ちょっと、何でこんなに人がぶつかってくるの!?車も横断歩道に停車しまくりだし!」
韓2「ああ、もうちょっとで着くから…、落ち着いて…。」
韓1「ああ、もう!イライラする!」
とこんな具合でキレてたので、外国人の私が毎日平気な顔でここを横切れるのはハイレベル技術なんですねー。(嬉しくない)
ヨンサン(蓮山)なのに年齢層若!
こんな一部の年齢に特化しすぎて、他の年齢層に若干弊害をもたらしているヨンサンですが、実はここ、釜山有数の病院密集エリアでもあるのです。
地下鉄ヨンサン駅の真上は片側3車線以上の六差路(!)になっており、非常に交通量が多い。
その道路沿いにはビルが立ち並び、六差路の中心部を向いている建物には沢山の専門医院が入居しています。
500メートル四方に専門医院が、
30軒!
韓医院(漢方医)は、
33軒!
歯医者はなんと、
38軒!
多すぎやしないか…。
歯医者と韓医院に関しては、コンビニより確実に多いね。
これほどの病院がひしめいているので、夜遊び中高年だけでなく、それ目当てにヨンサン駅に降り立つ人も多数います。
また、ヨンサンの特徴として六差路の道路を隔てたエリアごとに立ち並ぶ店の種類が違うため、出口を間違えなければ夜遊びエリアに出くわすことはありません。
こんな病院待合客や、周辺の一人暮らし若者をターゲットに集客に成功しているスタバが駅の反対側に!
第2弾のオジさん御用達スタバは地下鉄12番出口。
そしてこちらは1番出口を出てすぐという目と鼻の先にも関わらず、客層が全く違う、不思議店舗なのです。
勝手に評価表
【行き方】
地下鉄1,3号線『ヨンサン(연산:蓮山)』駅1番出口すぐ。
【客層】
20〜30代が多い、一人で来て宿題をしている大学生、スマホをいじっているOL、そしてパソコン作業のノマドたち多数。
団体が少なく、多くても2〜3人のグループが多いため、人数に比例して声が大きくなる韓国人の特性からすると、比較的静か。多分おしゃべりが目的というより、時間つぶしや作業メインの人が多いためと思われる。
【ノマド作業】
非常に向いている。
作業用長テーブルはもちろん、1〜2人用の作業テーブルも完備。これを確保できれば非常に集中して作業できるであろう。前方窓側が全てカウンター席になっているため、作業者が多くても席が確保できないということはない。
【混み具合】
病院が閉まると人が少なくなる印象なので、平日の昼間はそこそこ混んでいるかもしれない。とはいっても席さえ確保できればそれほどうるさくはないので、気にならない。(とはいっても日本の静かレベルで考えてはいけない。韓国でうるさいと言ったら、会話の声が聴こえないほど、ということだから!)
【トイレ】
店を出てビルのトイレを共用で使う。綺麗。手を拭くナプキンもあるので、高得点。
こんな人いた!
娘が心配なお母さん
釜山スタバシリーズでは、その店舗で見かけた面白客達を耳をダンボにして(しなくても聞こえるけど)レポートしているのですが、この店舗は普通すぎて面白客がいない!
なんか…
普通…
韓国なのに…
レポートすることもないか…と多少がっかりしながら、お得意のマックブックをパカっと開けWi-Fi接続作業を行っていると、セレブっぽいアジュンマ(おばさん)が私の真向かいに座ろうとしています。
アジュンマのすぐ横には、今まで女子大生が座って宿題をしていたんだけど…、いない。
女子大生は本とノートを広げたまま、席を外している模様。
(こんなに座ってますよアピールがされてるのに、何でわざわざ真隣に座るかなー。空席多いのに。やっぱアジュンマ、距離感無いわー。)
と心の中で悪態をついていると、
「あ、オンマー(お母さん)、来たのー!」
女子大生帰還。
母かよ。
ごめん母…。
先程の心の中の悪態を、心の中で親子に詫びました。
娘「オンマー、何飲む?」
母「ああ、そうね…。あれ?何か食べてるの?」
娘「うん、スコーン。」
母「何で?お昼食べなかったの?」
娘「あー、うん。」
母「何で?何でお昼食べなかったの?」
娘「なんかー、お腹すいてなくてー。」
母「ダメじゃない!お昼食べないなんて…。かわいそうに…。」
娘「いや別にお昼に絶対食べたくなるわけじゃないし。」
母「ダメよ!ちゃんと御飯食べないと健康に悪いでしょ?」
娘「で、オンマ何飲む?」
母「もうご飯行きましょう。こんなの食べてたら病気になるわ。」
娘「えー、今お腹もういっぱいなのにー。」
母「だめだめ、ご飯行くわよ!」
恐るべし食事への執念。
「パプモゴッソ(ご飯食べた)?」が挨拶になるほど、韓国では食事が重要視されています。
ある年代以上の韓国人は、パンやラーメンなどは食事に入らないと考えている人も多く、食事を取らないと聞いた途端に「食べさせなければ!」というスイッチが入ってしまうよう。
韓国人に「パプモゴッソ?」と言われたら、嘘でも「食べた」と言わなければ、即座に食堂へと連行されてしまうのでご注意を!
※これで結構助かることも多いけどね。
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