こんにちは!たびなすびのちかです。
韓国料理といえば真っ赤で激辛!
韓国に住んで10年にもなるので、キムチくらいでは辛さを感じなくなってきているのは進歩といえるのかどうか…。
むしろ帰国時に素材の味を生かした繊細な和食に、
「味気ねえな!」
と悪態をつく日が来るのでは、と戦々恐々としています。
韓国人の「辛いもの嫌い」のレベルは違う
もちろん韓国には辛いものが大好きな人が多いのですが、中には「辛いもの嫌い!食べられない!」という人も。
辛いもの嫌い、というと、韓国にあるものの半数は食べられないんじゃないかと心配になります。
だって例えばある日の社員食堂のメニュー。
・おからキムチスープ(赤い)
・タットリタン:鶏のコチュジャン煮(赤い)
・ニラのとうがらし粉和え(ちょい赤い)
・キムチチヂミ(赤い)
・キムチ(赤い)
逃げ場がない…。
自称辛いのが苦手な同僚(韓国人)は、おからキムチスープを飲むと、
「うわ!このスープちょっと辛いわー。」
と顔をしかめました。
「そう?まあピリ辛ではあるわね」
と別の同僚。
私は半分も飲めなかったけどね。
辛いわ!
テンチョと呼ばれる激辛唐辛子が刻まれて入っていたので、痛烈な辛さのこのスープ。
私は10年の修行で、スープ以外はピリ辛で美味しく食べられますが、日本人の感覚だったら、この日のメニューはすべて辛いと感じるでしょう。
が、先ほどの辛いもの苦手な同僚は、スープ以外に関しては辛いものという感覚はありません。
そもそも韓国人は、キムチは辛い食べ物だと思っていませんからね。
料理の半数以上に唐辛子を入れる韓国料理を毎日食べていると、赤=辛いという認識ができなくなります。
一方、和食を思い浮かべると、辛い料理がほとんどありません。(わさびは辛さが違うので除外)
中華やラーメンのトッピングではあるでしょうが、日常的には摂取していないので、辛さに弱いのでしょう。
そんな韓国人が辛さに悶絶
辛いもの大好き韓国人は、辛いものへのあくなき挑戦もまた大好き。
つぶれては消える飲食店でも、ローテーションのように流行るのは『激辛○○』です。
激辛タコ炒め、激辛トッポギ、激辛チキン、激辛ちゃんぽんなどなど、もともと辛い料理が多いのでアレンジは無限大。
一度激辛タコ炒めを食べに行きましたが、一口でギブアップ。
味なんてない!ただただ痛いだけ!
ここの常連になる人の気が知れない…。
そんな韓国で今大流行なのが、
『ブルダックポックンミョン(불닭볶음면:激辛焼きそば)』
(これ)
韓国人の友人にランチタイムの差し入れとしてもらったのが最初。
見た目は他の料理同様真っ赤なため、辛いかどうかは判別不能。かと思いきや、
ソースを入れるやいなや…
鼻が!鼻がーーー!
辛っ!
空気感染で涙出た。
私「これやばいやつじゃん…」
友「食べてみてよ。」
私「うん…」
サッ(3本すくう)
パクッ(口に入れる)
ズズッ(吸う)
ゴーーーーーッホッホッホ!!!!!
ゴッゴッゴホゴホゴホ!!!
むせる!!!
あらかじめ準備しておいたペットボトルの水を飲み干すまで、咳は止まらず…。
涙と咳でぐちゃぐちゃになった顔で、
私「いやもう味とか…わかんないし…。食べる意味が見出せない。」
友「でしょーー!日本人は絶対無理だって思ったわ。」
私「じゃあ食べさせないでよ!」
友「韓国での経験としてね。」
私「悪いけど、もう無理だから全部食べていいよ。」
友「いいの!?じゃあ、遠慮なく。」
サッ(結構すくう)
パクッ(口に入れる)
ズズッ(吸う)
ゴーーーーーッホッホッホ!!!!!
ゴッゴッゴホゴホゴホ!!!
韓国人もむせてるじゃん!
結局彼女は何度もむせつつ完食しましたが、こうまでしてなぜ食べたいのか理解不能。
でも、インスタントのカップなので、パーティーネタのお土産にはもってこいかもね!
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