こんにちは!たびなすびのちかです。
中学時代はソフトボール部に所属していた私は、野球少年であった夫とキャッチボールをすることができます。
夫がかなり本気で投げても軽くキャッチすることができるため、非常に使い勝手がいいということで、天気のいい日はビーチでのキャッチボールに誘われます。
韓国の珍風景になるキャッチボール
ただ、私はあまり気が乗らないのです。
まず、キャッチボールは練習の第一段階であって、それだけに終始するのでは面白みにかけます。
試合をするからこそ野球やソフトボールは面白いのであり、投手でもない私は「打つ」ことこそ最大の楽しみ。
投げるだけでは、バスケットボールでドリブルするだけ、のようなものです。単調でしょ?
それに、女子がスポーツすることが殆ど無い韓国では、ましてや野球なんて男のみの競技。
キャッチボールができる女性などほとんどいません。
そんな中、休日のビーチでキャッチボールをしようものなら、いい晒し者ですよ。
たかが中学の部活でソフトボールをした程度の腕前なので、日本にはゴロゴロいるレベル。
それがみるみるうちにおっさん達や家族連れに囲まれて、「おー」だの「すげーな」だのいわれると、穴があったら入りたい気分です。
夫にその旨を打ち明けると、
夫「ちかとできるスポーツってあと水泳だけじゃん!」
私「水泳は超個人スポーツだから、一緒に楽しめないね。」
夫「じゃあさ、テニスしようよ!(元本気テニス部)」
私「いいよ!ほぼ野球と同じっしょ!」
ということで、学校の空き地を利用し、テニス初体験です!
テニスって見た目より超難しい
バッティングに自信のある私は、テニスを舐めていました。
バットよりラケットは広いし、打つボールはワンバウンド。
楽勝楽勝!
ところが…
打てども打てども、ボールは
ホームラン!
全くコート内に入りません。
ライナーっぽく打とうとしても、野球のボールより弾むテニスボールは必ず打ち上がってしまう…。
私「テニスめっちゃ難しいじゃん。そもそも飛距離の野球とは根本が違う!
夫「でしょ。」
やっぱり韓国の習い事はスパルタ!
私「悔しいから、テニススクールに通おう!」
テニスを攻略したくなったため、職場近くのテニススクールを調べ訪ねてみました。
もとプロ選手だったらしい、おじさんコーチが対応してくれましたが、
「じゃあ、今日からやっていきな!」
と言われ、快諾しました。
「ラケットとか無いんですけど…」
というと、
「あーラケット持つなんて百年早いよ!当分は体力づくりから、まずはマラソン3キロ!」
と。
マラソン3キロ!?
「いや…、私はテニスを習いたいんですけど…」
「あのね、テニスってのはすごく体力が必要なの。基礎体力がないと、試合でも通用しないよ!数週間はまずマラソンと筋トレね!それがスポーツ!」
そうなんです。
韓国の習い事っていうのは、全てが部活のようにスパルタ。
インストラクターも体育会系の監督のように、上からバンバン叱責しながら選手を育てるように指導します。
(ヨガもね → 韓国の習い事はスパルタ!ヨガ教室に通ったら部活のように厳しかった話)
スイミングやソフト部に在籍していた割に、私は
体育会系が超苦手。
「忍耐」とか「根性」とか聞くと、震え上がってしまうのです。
優しく無理せず教えてもらいたい趣味生活を送りたいので、鬼コーチに丁重にお断りし、帰りました。
※韓国人(特に女性)は本当に成人するまで全く運動をしたことがない人が結構いて、基本的なスポーツ動作もできないことが多いです。そのため、この指導法も韓国人向けにはあながち間違いではありません。男性は全員元軍人ですし。
超優しいコーチ見つけた!
それは、
夫!
灯台下暗しとはこのこと!
超テニス上手いし、日本語話すし、私が体育会系嫌いなの知ってるし!
ガンバルからお願い!と打診したところ、その日にテニスボール50個を注文していたのでノリノリのようです。
生徒が一人だけだとなあなあになりそうなので、周囲の友人にも声をかけ、即席テニス同好会を結成。
あとはどこで練習するかです。
韓国では、年を取ったらするセレブスポーツがゴルフかテニス。
大きなマンションや公園にはテニスコートが併設されている場合が多いのですが、そこを仕切っている同好会が各々有り、部外者が使用するのは至難の業。
あれやこれやと情報収集をしてみると、ネットでコートが予約できる施設を発見!
その名も、
『SPO1PARK(スポワンパーク:스포원파크)』
(地図/公式サイト)
高速バスターミナルがある、地下鉄1号線の終点「ノポ」駅近くにある、総合運動場です。
なんとテニスコートは屋外10面、屋内6面!
屋内はなかなかの値段で、1時間25000ウォン(約2500円)ですが、屋外は1時間4000ウォンと格安!
ネットでは毎週水曜日の午後5時から一週間分の予約開始。
2時間ごとに区切られた時間帯を選択し、ウェブ決済すれば予約完了。
週末の午前中は激戦で、30分もすればほぼ売り切れるほどの人気ぶりです。
屋外はハードコートで一面ごとに区切られているため、初心者がホームランを出しても他のグループに迷惑をかけることもありません。
初夏には釜山オープンというテニスの大会も開催されるので、なかなかきちんとしたコートなのです!
褒めて伸ばすタイプの優しいコーチに教えられながら、やっとコートにボールを返せるようになってきた同好会メンバー。
テニスの面白さにハマり始め、一生懸命練習するも、練習後の朝食でマックに寄るため、ダイエット効果は台無しなのでありました。
でもマックは止められないんじゃ!
ー追記ー
当初1時間6000ウォンと紹介しましたが、明細書を見たところ4000ウォンと判明!
修正しました(9/1)モット安い!!
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