こんにちは!たびなすびのちかです。
インドと聞くと、ぼったくりや詐欺被害など、悪名高い旅行地として有名になってしまいましたが、実は治安はそれほど悪くありません。
お金を騙し取られることはあっても、命まで奪うほどの凶悪犯罪は少ないように思います。
カレー地獄は凶悪ですがね…。
男性ばかりが目に付く街中
男女平等が声高に叫ばれて久しい昨今ですが、性差が徐々に狭まっているのは、ごくわずかの先進諸国でのこと。
世界では、まだまだ男女の役割がはっきりと分かれている国はたくさんあります。
その一つに数えられるインド。
インドを旅行して感じるのは、どこへ行っても男ばかりであるということ。
商店の店主、レストランのホール、キッチン、路上の物売りまで、とにかく男性がほとんどです。
市場や商店にいたっては、食料の買出し客でさえ男性が多いほど。
インドではごく都心以外では、まだまだ女性は家を守るという役割を担っており、人目に触れる場所を一人でブラブラ歩いたりはしないのだそう。
インド旅行、カップルと女性一人でだいぶ違う風景
私たちは夫婦でインドを訪れ、ほとんどの時間一緒に行動していました。
夫はあらゆる私のうっかり行動に辟易としていましたが、結婚した以上責任があるため、眉間にしわを寄せながら耐えていました。
とはいえ、夫もなかなかちゃっかりと私を利用していたので、おあいことも言えます。
私のうっかり行動→パッキング技術は存在する!バックパックのサイズを半分にする夫
夫のちゃっかり行動→インド・バラナシの絶品スイーツ『ブルーラッシー』!器も可愛い~
ただ、たまに私が一人で買出しに行ったり、夫と別行動をすることもあり、そんなときはインドの光景が全く違って見えるのです。
例1)商店でお菓子を買う
【夫婦ペア】
二人でお菓子を選び、店員に渡しお金を払う。終了。
【私のみ】
お菓子を選んでいると、「これおいしいよ。」「いや、こっちのほうが美味しいよ。」とギャラリー(男しかいない)が話しかけてくる。
選んで店員に渡すたびに「おー」とか(なんで?)、「それそれ、美味しい!」とか掛け声がする。
店員がヒンディー語で価格を言うと、「フォーティーだよ!」「おつりは5ルピーもらってね!」などと教えてくれる。
結局ギャラリーは20人になっていた。
全員に手を振って帰る。
私、綾瀬はるかだっけ…?
例2)観光地までの道を歩く
【夫婦ペア】
観光地まで歩く。終了。
【私のみ】
歩いていると、インド人観光客(男性の若者)に「写真とって!」と言われ、一緒に撮る。
しかも、集団で一枚、一人ひとりでも一枚ずつとり、微妙な笑顔で数分過ごす。
その集団が去ると、また違うグループに「写真とって!」と言われる。
握手バージョンもあり。
もっと素敵な東アジア人女性が来るまで続けられる。
私、石原さとみだっけ…?
二度と鏡見たくない!
親切も二倍、キケンも二倍
普段女性とあまり関わることができないインド人男性は、もともとフレンドリーだということもあり、女性にとても親切にしてくれます。
私も夫連れよりも一人で買い物したほうが、なんとなく量が多いような気が…。
まあ、私が瞳の潤んだ女優だからでしょうけどね。(ドライアイ&鏡まだ見てない)
しかし、ちやほやされていた私にも、ついに牙が向かれる日が来たのです…。
安宿を探すべく、インドの首都、デリーを夫とともにバックパックを背負い歩いていたときのこと。
突然、
グワシッ!!!!!
ムギューー!!!!!
お尻を握りつぶされた!!!!
激痛のあまり、
「いってーーーーー!!!!」
と乱暴な言葉遣いで叫んでしまいました。
目の前を通り過ぎた犯人はなんと、7~80代かと思われるヨボヨボ系男子!
夫「どうした!?」
私「痴漢!」
夫「ええええ!?どこを!?」
私「お尻!握りつぶされた!」
夫「触ったんじゃなくて、握りつぶしたの!?」
私「そう!!あのじいさんが!」
夫「マジでーーー!」
そうこうしている間に、驚くほど歩くのが速いじいさんは、デリーの砂嵐の中に消えていきました…。
妻が痴漢に遭ったのに、なぜか笑い転げる夫…。
あの年までを視野に入れて警戒しなければならないとは、恐るべしインド。
女性の皆様、インドを訪れる際にはくれぐれもご注意ください。
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