こんにちは!たびなすびのちかです。
キューバをエコ記事を書いている最中、「はっ!!」と思い出したエコ事件があったので、書いてもいいですか。
インドのことなんですけど。
ヤバそうでしょ…。
インド旅行2週間目にカレーに拒否反応を示す
私達がインドを訪れたのは2012年の冬。
インドは急成長国家で変化も激しいため、その頃と今ではまた全然違うかもしれません。
私たちは約1ヶ月ほどインドを旅しました。
長かった。
2週間目くらいから、
「はい、もうわかった。インドこういう感じね。わかったからもう出よう。」
と何度思ったことか…。
皆さんが思い描く過酷なイベントは全て起こりました。
別に私はインド嫌いじゃないです。
だって今もインドの話は旅行ネタで一番面白いですし!
ただ、何が嫌って、
全てカレー味なのが嫌。
三食カレー(の香り)。
飽きる!!
人によって違いはあると思いますが、私はその場所の食事が合わないと楽しむ気持ちが半減するタイプです。
楽しもうという気持ちにすら持っていけない時もあります。
なぜならその後のご飯が全く口に合わないから。
だから、ちょっとしたことにもイライラしがちになって、もう早く出たいーってなったんだと思います。
カレーに飽きてからはトーストとバナナしか食べずに、
成人して以降、最軽量の体重になりました。
切羽詰まってる人はインドダイエットをオススメ!
インド旅行で癒やされるには「アーユルヴェーダ体験」しかない!
とはいえ、復路の日程を帰ることは現実的ではないので、心に折り合いをつけながら残りの日程をこなしていました。
最終日近くになると、カレー大好き夫さえ、
「もうカレーは見たくない…」
というレベルに達したのだ!
ね!?
私が我儘なわけじゃないのよ!ノーマルアクションね!
夫「カレーもインドの喧騒も忘れてさ、リラックスしたいよね…」
私「うん…でもそんなところ、インドにあるのかな…」
夫「そうだよね…、あ!」
私「もしかしてあった?」
夫「あれは?アーユルウェーダ!!」
私「おしゃれな響きのスパ的なヤツ!!」
夫「アーユルウェーダってインド発祥じゃなかったっけ?」
私「そうだよ、なんか色んなとこに怪しげに看板建ってるじゃん。」
夫「ここらで行ってみる?なるべく怪しくなさそうなとこ選んで。」
私「大賛成!!」
アーユルウェーダとは、インド医学を元にした治療法のことらしいですが(中国でいう漢方みたいな)、私のその時のイメージは、マッサージの一種。
頭にオイルみたいなのをスーッとたらされて、それでリラックスする、みたいな。
さらに全身マッサージも受けられる、と思ってました。
数あるアーユルヴェーダ店から清潔そうなところを選ぶ
アーユルウェーダのお店は街中にあり、その中でも最優先で「清潔で素敵なインテリア」っぽいところに行ってみました。
店「ハロー、二人ですか?」
夫「はい、今から受けられますか?」
って、人っ子一人いないから受けられるだろう店内を眺める…。
「もちろんです!ではこちらに…男性と女性は分かれます…」
といい、案内された、
布で仕切られた掘っ立て小屋。
OH、入り口から受付までだったわ。素敵なインテリア。
「じゃあ…」
夫は男性の店員とともに布の向こう側に消えた…。
一人もう一つの部屋に佇んでいると、
「ハロー」
普段着サリーを身に着けた、細身のおばさん登場。
細身のって、体型維持のためじゃなくてあんまり裕福じゃない感じのほう。
服を全て脱がされ、医療用みたいなベッドに横にさせられる私…。
「アイ、クローズ」
(おお!今からオイルがたらされるんだなっ!)
ワクワクしながらアイクローズ…。
ツーッ…
前髪の生え際のちょうど真ん中に、ゆっくりとオイルがたらされていく…。
丁度細い糸くらいの量で…。
…
…めっちゃくすぐったい!!
(えっ…これ気持ちいいと思うべき行為なのか…?全く気持ちよくない…)
ツーッ…
エンドレスで流れるオイル。
ずーっと一点にしかたらされてないもんだからぞわぞわするし、伝ってくる油は頭全体に変に不均等に広まって、さらにくすぐったさ倍増。
しかもさ…、そのオイル…、
めっちゃごま油臭いんだわ。
いやね!
ごま油大好きですよ!
でもほら、味わうのと頭にかけるのとでは違うじゃん…、ってその時気づいた。
オイルまみれになった身体を洗うのは…
ただただオイルをたらされるだけじゃなく、身体もマッサージしてもらいました(当然ごま油的なやつで)。
やっと1時間が過ぎ、ぞわぞわから開放される…。
普通のマッサージでもオイルは使いますが、今回は頭からかぶってるのでオイリー度が半端ないです。
掘っ立て小屋なので、このまま帰れと言われたらどうしようかと思ったのですが、おばさんが、
「カム。シャワー。」
と布の奥の布の部屋(ほぼ外)に案内してくれました。
すだれに囲まれたシャワースペースでした。
それでも(よかったー、シャワー浴びられるんだ!)とホッとした私。
「サンキュー」
といい、布を閉めようとすると、
「ノープロブレム」
とおばさんも入ってきたよ。
え、なんで?
「一人で大丈夫だよー」みたいなことを言ったんですが、業務以外の英語が全くわからないようで「ノープロブレム」しかいわないおばさん。
もうどうでも良かったので、気にしないことにしました。
「えっと、石鹸は…」
見回しても石鹸らしきものがない。
すると、
「ディス。」
とおばさんが差し出したのが、
カレー粉おおおお!!!
「え?は?」
「ディス。」
濡れた手にカレー粉をくっつけるおばさん。
「え?」
「ディズ。」
カレー粉がついた手で、
私の身体を洗い始めるおばさん。
私「ええええええええ!!!ノーノー」
お「ノープロブレム」
私「いや、プロブレム」
お「ノープロブレム」
私がジタバタするもんだから、押さえつけながら私の身体のありとあらゆる部分を素手で擦るおばさん!!
食べるのすら嫌なのに、今度はカレーを擦り付けられるとは!!
言っときますけど、私全裸ですよ!
「わかった、わかったおばさん。オッケー、ノープロブレム」
「ノープロブレム」
「だから、外で待ってて。自分でできるから。」
なんとか身振り手振りでおばさんを説得し、外に出てもらいました。
はーーーー。
結果的にはザ・インドなアーユルウェーダ体験だった!
一人になり、改めてカレー粉(だと思ってるもの)を見てみると、やっぱりなんかのスパイスでした。
インドには数え切れないほどの種類のスパイスあるそうなので、石鹸スパイスなるものも存在するのかもしれませんが、初体験では衝撃だったな…(遠い目)。
一応スパイスで頭と身体を洗い流しましたが、いまいち油が取れたのかは微妙。
1時間ぶりに夫と再会。
微妙な顔で立ってました。
私「言わずもがな」
夫「やっぱり?」
私「ぞわぞわしたよね。」
夫「アーユルヴェーダってこういうものなのかね?」
私「さあ…、シャワーはどうだった?私はカクカクシカジカでさ…」
夫「ええええ!俺は流石に一人だった。」
それからはまだ二度目のアーユルヴェーダ体験はしてませんが、もしかして素敵ホテルに併設されてるアーユルヴェーダショップだったらまた違うと思います。
その後調べたら、アーユルヴェーダってマッサージじゃなくて民間医療行為みたいな感じなんですね。
勘違いも戸惑いを産んでしまった要因の一つでしょう。
てか、カレー粉で身体洗うとか、日本の高級店じゃできないでしょう!!!(つらっ…)
まあでも5年経った今でも鮮明に覚えてるってことは、いい体験だったってことだね!
やっぱ面白いな、インド!
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