こんにちは！たびなすびのちかです。
コンビニとか小売店の話を立て続けに書いたので、ついでに気づいたことをちょっと。
上記の記事にも書いたように、日本の接客業は海外どこから見ても、もはや職人技です。
今はどんどんやることも増えてるし、覚えなきゃいけないこともたくさんあるのに、大体の人がほぼ把握してるでしょ。
だからこそお客さんは期待しすぎて、店員さんがちょっとでももたついたり、わからないことがあったりすると「仕事なのに！」って怒ったりすることも。
でもさ、例えばそれがアルバイトだったりしたら、いいと思うんだ多少できなくても。
だって、彼らの時給って、
私が大学生の頃と同じよ？
約20年前…。
20年前のサービスと同じじゃ怒られる
私も大学生のころは色んなアルバイトをしていました。
自分自身では頑張って働いたつもりですが、そもそもウッカリ体質ということもあり、愛想がいい、という以外の部分でサービス業はあまり合っていませんでしたね。
特にレストランのホールとか、物を持っていくことすら満足にできない。（段差でよくつまづく）
忙しくなるとすぐテンパる。
体育会系のキッチンスタッフにビビる。
…本当に喋ってればいい講師という職業が天職だと思います。
そんな私がもらっていた時給と、今の時給、ほぼ同じなんですよ！どう思います！？
過剰とも思えるサービス
この前デパートの中華料理屋さんに行ったんですけどね、荷物入れっていうの、あるじゃない最近。
そこに愛用のリュックを入れたんですよ。
でも買い物した紙袋は置くスペースがなかったので隣の椅子に置いたわけ。
そしたらウェイターさんが、
ファサ…
ファサ…
リュックと紙袋にナプキンをかけた！
私は本気で何をやってるのかわからなかったので、
「これは何のため…ですか…？」
と聞いたら、
「万が一お料理がこぼれて汚れてしまうと大変なので…」
えーーーー
一瞬（過剰！）って思っちゃいましたよ。
だって別に高級店ってわけでもないのに…。
ウェイターさんキビキビ無駄なく働いてました。
受け答えもはっきり爽やか、
笑顔で接客、
身だしなみは清潔スッキリ、
もちろん私語もなし、ボーッとしてることもなし。
この店員さん、見た目は絶対に大学生くらいのアルバイト。
「すごいね〜、さすが日本。」
って夫と感心して美味しいランチを堪能しましたが、店を出て見つけちゃったんですよ。
『アルバイト募集 時給900円』
ってのを！
900円は妥当って思うかもしれないけど
いやいや平日昼間なら900円は妥当じゃない？って思いますか。
ちなみに大阪市内のデパートでした。
それにサービス業じゃ、その大学生ウェイターの振る舞いも当たり前、ですかね。
日本基準だったらそうですよね。
変なサービスしたら噂が噂を呼んで、お客さんが来ないかもしれないし、遊びながら働けるアルバイトなんてないですし。
私も20年前の大学時代はそれなりに日本基準で頑張ってましたが、その間海外旅行に行っても今みたいな違和感はなかったんです。
なぜなのか。
20年前は、日本と（欧米を除く）海外の賃金格差が驚くほど大きかったから。
だからダラダラ働く現地の人を見ても、
「だって一時間働いても100円ももらえないんだものー」
と思ってたと。
だから900円ももらえる私の仕事が大変でも当たり前でしょーって。
でもね、今はビックリですよ。
15年前の韓国の時給（コンビニなど）は200円 ⇒ 現在約600円
マレーシアのショッピングモールにあるラーメン屋さんのキッチンの給与は、一ヶ月約10万円。
そんなに驚くほど安いってわけじゃないでしょ？
その割に仕事ぶりは日本とは雲泥の差ですけどね。
日本人が海外で日本価格で雇われるようになるかも
このまま日本が物価上昇せずに、賃金も全く上がらないとなるとどういうことが起きるか。
例えば極論として、日本の物価と今開発途上国である国の物価が変わらなくなったら、
私が経営者なら、
日本人を日本価格で雇いますね！
だって世界的に見れば安い人件費で、信じられないくらい機転が利く働き方をしてくれるんですから！
日本で900円貰えて御の字なら、タイとかマレーシアの時給もそのくらいになれば、ダラダラ働く自国民より日本人を雇いたいと思うはず。
あ…
ここまで書いてて思ったけど、そうなると日本人は世界中に引っ張りだこですね！
あれ…じゃあ…このままでいいのかな？
まあここまでは極論ですけど、そのくらい世界との賃金格差がなくなってきているなー、と感じた今回の一時帰国でありました。
【一時帰国でいろいろ考えた！シリーズ】
これって日本独自のルール＜コンビニ編＞！常識と思わないで優しく教えてね…
日本の田舎にこそUberとかGrabみたいな配車サービスができればいいのに！
