ラオス

【ラオス観光】冬のバンビエンでチュービング!最後はちょっと寒かったよ!

こんにちは!たびなすびのちかです。

川下りといえば、まず思い浮かべるのは、

 

細川たかし「矢切の渡し」

 

厳密に言えばあれは川下りではなく渡し舟だそうですけどね。

川下りとは、船頭さんが船を漕いでどこかに連れてってくれ、乗客は

「あれは○○の木ね、花が咲いてるわ」

とか、

私重いからこっち側に傾いちゃわないかしら、ふふふ」

などとたわいもない会話をしていく…、というイメージでした。

 

今回ご紹介するラオスの川下りは、なんと水着で、

セルフサービス!

船頭なし!

しかも半分水に浸かった状態で、舵取りは自分の手のみ、という面白そうなアクティビティです。

バンビエンでチュービング!浮き輪だけの簡素なアクティビティ

Photography by YOSHI

やってきたのは、ラオスのバンビエン。

人口約25000人の町で、中心を流れるナムソン川と、郊外に頂く山々や鍾乳洞、洞窟などを利用したアクティビティがとっても充実しています。

また、物価の安さと居心地の良さでバックパッカーの休息の町となり、一気に観光地化されたそうです。

 

水気のあるところが大好きな私達夫婦は、ラオスの旅をちょっと心配していました。

 

東南アジアの内陸国であるラオスで、海なしに楽しめるのだろうか。

私達が苦手とする山登りなどに巻き込まれてしまわないだろうか。

 

アクティビティ天国といわれるバンビエンの噂を聞き調べてみると、なんと水着で川下りができるとか!

画像検索をしてみると、大きな浮き輪に座るように腰を沈め、ビールを飲みながら川の流れに身を任せているビキニ姿の旅行客の写真が!

(検索画像はこちら

 

途中にはターザンのロープのようなもの、飛込み台、バーなども設置され、矢切の渡しとは似ても似つかない光景です。

たのしそう!!!
私達はビエンチャン観光を切り上げ、早速バンビエンに向かいました。

1月のラオスは暑くない!

首都ビエンチャンからバスで4時間、バンビエンに到着したのはお昼過ぎ。

すずしい…。

Photography by YOSHI

本来であれば喜ぶべきことです。

日本の季節は冬真っ只中の1月、東南アジアとはいえ猛天下のジリジリとした太陽を浴びると気温差にやられてしまうこともあります。

日本の春の終わりのような気持ちのいい気候、一年で最高の季節でしょう。

 

しかし!

私達は水着で川に浸かりながら流れに身を任せにきたのです。

 

寒そう…

酔っ払って川に飛び込む命知らずな欧米人

夜は長袖シャツを羽織るほどの肌寒さだったのですが、翌日はサンサンと日光が降り注いでおり汗ばむ陽気。

 

(今日だ!今日しかない!)

 

この日を逃すまじ!と早速浮き輪屋さんに申し込みに行きました。

 

受付がおわるとすぐに、身長ほどありそうな浮き輪を渡されピックアップトラックに乗せられます。

私達以外に乗車しているのはだいぶ若そうな欧米人。

手にはそれぞれビール、多分5〜6缶となんかの強そうな酒瓶が入ったビニール袋が握りしめられています。

 

私「この人たち、まさか川下り中にこれ飲むつもりかな」

夫「そうじゃない、バーもあるって書いてあったし」

私「危ないよ、酔っ払って水の中に入るなんて〜、溺れたらどうするのさ」

夫「それで年間2〜30人死んでるらしいよ。」

…できあがった彼らにはあまり近づかないようにしよっと。

 

上流につくと、運転手さんがいってらっしゃい!と。

ゴールはどの辺かと聞くと、

下ればそのうち見えるから
と。

全ては自己責任で、さあ出発です!

下から染み入る寒さと絶景と

Photography by YOSHI

ちゃぷちゃぷと浅瀬を歩いて入り、浮き輪をセットし腰を下ろします。

手足を投げ出し仰向けになり、川の流れに乗りました。

 

どんぶらこ〜

どんぶらこ〜

 

川の左右には中国の桂林のような岩山に緑が映えなかなかの迫力。

異国情緒があふれて良いですね!

そよそよとした風に吹かれ、鳥の声が響き渡り、欧米人より漕ぐ力が弱い私達は取り残され、こんな景色を独り占め(夫婦占め?)できるなんて贅沢極まりない。

退職後はこんなところでゆっくり暮らしたい想像画にぴったりの風景ではないでしょうか。

 

「あー、もう退職したい」

 

と安易な感想を漏らしたのでした。

 

しかし、1時間もすぎると、

寒い。
やはり…。

 

夫にも聞いてみると、同じく寒いと感じると。

この辺からは、もう早くゴールにつかないかなーーとしか考えられなかった!

地元の子供達が川べりでキャッキャと遊んでいるところを見つけるたびに「ゴール?」と聞くも、下流を指差され、がっかりするという繰り返し。

ゴール?→指差し→がっかり→ゴール→指差し…を5回ほど繰り返したのち、大騒ぎの酔っ払い欧米人が大量にいるエリアを前方にみつけると、子供達が、

 

「ゴール!」

 

と。

 

やったー、着いた…

 

お小遣い稼ぎの子供達を振り払い、川岸に自力で辿り着いたのでした。

後ろを振り返ると、ベロベロに酔っ払った欧米人が子供数人に川岸へと運ばれ、その後チップをねだられると酔っ払っているのか相場の数倍もの金額を払っていました。

いかがなものか!

Photography by YOSHI

事故が相次ぎ、最近では酒類の販売を禁止しているとのこと。

そのためそれ目的の客は激減したとのことですが、お酒がなくても天気がよければ十分に楽しめると思います。

ただ、1月はやっぱり寒いよね…。

みなさんも是非安全に川下りしてみてください!

 

 

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