マレーシア暮らし

内覧から契約そして入居までのリアル体験記|ペナンでコンドミニアム探し#2

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こんにちは!たびなすびのちかです。

前回、#1で「エージェント探しのポイント」や「エージェントとのうまい関係の築き方」について書きましたが、今回は実際に私たちが部屋を見つけて契約し、入居するまでの流れをお届けします!

この記事は2017年4月に書いたものですが、随時更新してきました。私たちの実体験が、これからペナンで物件を探す方のヒントになればうれしいです。

内見から本契約へ!

2017年4月、私たちはコンドミニアムに1年間の契約を済ませ、無事引っ越し完了しました。でも……思ったより時間がかかりました。以下、内見から本契約までのリアルな体験記になります。

「マレーシアだから数日で見つかるっしょ!」「契約もちゃちゃっと終わるっしょ!」「一ヶ月仮住まい借りちゃったけど、長すぎっしょ!」なんて思ってたけど、そんなに甘くなかったです。

1週目:エージェントに連絡を取りまくる

まずは不動産情報サイト『PropertyGuru』をチェック

ペナンに到着して一番にやったことは、不動産エージェントとのコンタクトです。『PropertyGuru』という不動産情報サイトを中心に活用して、良さそうな物件を掲載していたエージェントに直接メッセージを送りました。

  • レスが早い人 vs. まったく音沙汰がない人
    ものの数分で返信がくるエージェントもいれば、一切連絡がこないエージェントも。
    だから「よさそう!」と思う人にはどんどん声をかけたほうが吉。
  • エリアはある程度絞っておくとラク
    私たちはすでに「住みたいコンドや場所」がなんとなく決まっていたので、そこを集中してアプローチできました。半年前からグーグルマップを眺めまくった結果、主要コンドの名前を暗記するほど…オタクっぽいけど、下調べは大事!

2週目:ひたすら内見!

1週目に連絡して返信をくれたエージェントたちと、いざ内見へGO。サイト経由で計4人とやり取りして、1~2軒ずつ内見できたものの、希望物件がかぶったりタイミングが合わなかったりで、やや消化不良…。

夫「なんか惜しいよね。」

私「うん、決め手に欠ける…。」

夫「まだ時間あるし、半年前に内覧させてくれたあのMs.Tanにも連絡してみよう!」

私「いい考え!」

新たなエージェントが超有能!

複数名のエージェントとやりとりしてきましたが、なかなか連絡を取ったところ、押しが強かったり、忙しすぎて、契約できたら、忘れられてしまいそうなエージェントだったりで、どうもしっくりこなかったので、下見旅行で名刺をもらって、一度会ったことのあるテキパキと動くエージェント(Ms.Tan)にも連絡をとってみました。すると、なんと一気に6軒も内覧を組んでくれた!

その中に希望条件とはちょっと違うけど「ここ、いいかも!」と思える物件があり、すぐに決定。トータル2週間ちょっとで「住む部屋が見つかる」ことに。

3週目:インテリア交渉&契約書をしっかり確認

無事に「ここに住む!」と決めた後も、すぐに入居はできません。

1)インテリアの交渉

ペナン(マレーシア全般?)の新しいコンドは、賃貸用だと基本家具・家電が揃っていることが多いです。うちの物件の場合、最初から

システムキッチン(冷蔵庫・オーブン・レンジ付)、食卓セット、リビングソファ、テレビ台、ベッドがあって、テレビ・洗濯機はこれから設置予定でした。

「もっと欲しいもの」はエージェント経由で交渉

私たちのリクエストは

  1. テレビをもう少し大きいサイズ(50インチくらい)にしてほしい
  2. ベランダにテーブルと椅子を置きたい
  3. 仕事用の机が欲しい

はじめ、オーナーはすべてNO。「家賃だいぶ下げてるのに、さらに家具なんて追加できない!」と。ここでエージェントがテレビや家具の価格と家賃差額を提示して頑張ってくれ、テレビのサイズアップ&ベランダ家具はOK、事務机はNGという結果に。2つ通っただけでも大満足です!

2)オーナーからの「契約書」をしっかりチェック!

家具の交渉が終わると、いよいよ契約書の確認とサインへ。

  • 契約書が合計6枚!
    韓国に住んでいたときは契約書が「A4用紙1枚で必要最低限の情報だけ」だったため、その差にびっくり…。
  • エージェントが取り仕切る
    今回のオーナーはシンガポール在住。すべてエージェントを通して書面でのやり取りでした。なので、エージェントがどれだけ丁寧に説明してくれるかが超重要!

具体的にどんな項目が書かれていた?

  • 賃貸期間・更新の可否
    1年契約か、2年契約か、延長のオプションはあるか…など。
  • 家賃と支払い方法
    家賃がいつまでにどこへ振り込まれるか、遅延時のペナルティはどうなるか。
  • メンテナンス・修理費の負担範囲
    例:エアコン・給湯器・水道トラブルなどが起きた場合は、どちらが費用負担するか。
  • エアコン掃除の頻度
    なんと「2か月に1回掃除して!」なんて言われた!(結果交渉で6か月に1回に)
  • ペット可 or 不可・禁止事項
    ここでトラブルになる場合もあるので、飼いたい人は必ず要チェック!
  • 観葉植物可or不可・禁止事項
    うちではないんですけど、コンドミニアムの中層階に住んでいる人がバルコニーに観葉植物をたくさんおいていたら、別の住人から「蚊が増えるからバルコニーに置かないでほしい」と苦情を言っているのも見かけました。
  • 退去時の手続きや保証金の返却方法
    退去何日前までに申告するか、部屋に破損があった場合はどうするか…など。

意外と細かいルールが多いので、納得いくまで「ここはどういう意味?」と確認したほうが安心です。サイン後、まず前家賃1か月分を支払いました。

4週目:家具搬入&クリーニング、最終点検

家具家電の追加設置が終わり、クリーニング業者が入り、大掃除をしてくれます。「マレーシアのクリーニングは雑」なんてウワサも聞いたけど、うちはかなり丁寧でした。(日本の状況を知らない⋯)

ペナンへ移住する際の衣食住について考えてみた!超日本的思考じゃなければ無問題

いよいよ入居!

到着から約1か月で本契約の部屋に入ることに。鍵の受け取り当日はエージェントだけが立ち会い、オーナーは家具の搬入だけ見てシンガポールへ帰っちゃった。投資用だからか、オーナーと直接会わなくてもOKなんですね。

受け取り後は細かいチェック

  • 搬入済みの家具にキズや汚れはない?
  • お湯・水漏れチェック
  • 電気やエアコンの作動確認
  • 壁や床に初期の汚れがないか

新築コンドなので壁が真っ白!もう汚せないプレッシャーがすごい…。

夫:「ちか、ドリフごっこで壁に突っ込んだり禁止だよ!」

私:「え~!」

⋯人生の楽しみが一つ減った瞬間。

支払いはだいたい「家賃の4か月分」

契約時に必要だったのはおおむね以下の通り。

  1. 前家賃:1か月分
  2. 保証金:2か月分
  3. 光熱費保証金:約半月分(家賃基準)
  4. 仲介料(エージェントフィー):半月分

合計で約4か月分の家賃が必要でした。(保証金1か月でOKという物件もあるみたい。)

ペナンだけ「仲介料」が一般的

マレーシア全体では「エージェントフィー不要」が多いらしいけど、ペナンは別。家賃の50%をエージェントに払うのが わりと普通 みたいです…。でもまあ、見合う仕事をしてもらうには仕方ない出費かな。

観光ビザでも部屋借りられちゃう⁉

私たちはロングステイビザを申請中だったのですが、当時はまだ観光ビザでした。それでもパスポートだけでサクッと借りられました!

なので、とりあえず、下見旅行でペナンに飛んで「現地でエージェントを探しながら先に部屋を決めちゃう」という方法も十分アリだと思います。

まとめ:とにかくエージェントとの二人三脚が大事!

  • 複数エージェントに同時に当たる
  • エリアはある程度絞る
  • 気に入った物件が見つかるまで内覧 は粘る
  • オーナーとの契約書は丁寧に読み込む

今回の私たちのように「交渉して欲しい家具を追加してもらう」「契約書の細かい項目を確認する」には、エージェントの協力が必須。仲介料はかかるけど、その分しっかり働いてもらえば満足度も高いはずです!

その後、私たちは、1年住んだあと同じコンドの別部屋に引っ越しました!

【ペナンコンドミニアム】家賃の参考にするのは間取りだけじゃない!景色とインテリアは超重要!

「引っ越し」は大変ですが、新生活のワクワク感は格別。みなさんもペナンでの家探し、がんばってくださいね!

ご訪問ありがとうございます、たびなすび(プロフィール)です。現在、マレーシアのペナン島を拠点に生活しています。このブログでは日常の小さな気づきや、心に残った旅の瞬間などをお届けしています。このブログが新たな冒険や発見のきっかけになれば嬉しいです。「住みたくなるようなお気に入りの街」を探す旅に出てみませんか?

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