ペナン移住関連

【ペナンで家探し#1】不動産エージェントとの相性は超重要+オーナー側とテナント側のエージェントは同じ人がいい!

この記事の流れ

・ペナンでの家探しのはじまり
・海沿いのリゾートコンドミニアムに一目惚れ
・適切な不動産エージェントの重要性
・複数のエージェントとの連絡
・様々な物件の見学
・ペナン不動産市場への理解
・理想のコンドミニアムの発見
・家探しにおける教訓とアドバイス(最後に一番重要なこと書いてあります!

2017年3月の記事です

こんにちは!たびなすびのちかです。

半年前に移住の下見に来た際に一目惚れしたコンドミニアム。

もうね、アメリカドラマ(しかセレブ情報がない)みたいな素敵物件で、プールやらジムやら手入れされたお庭やら…。

それが都内のワンルームと変わらぬお値段!

 

「ここに住むしかない…」

「完全に同意…」

 

と夫婦で意見が一致し、私達のペナン移住の第一歩である部屋決めが始まりました。

半年前の突撃内覧

偶然散歩中に発見した一目惚れ物件@Quayside(キーサイド)。

その前にもいろいろなエリアでコンドミニアムの内覧をしていたのですが、その方法はほぼ、ガードのセキュリティに、

「どうにかして内覧させてくれる人に連絡して」

というもの。

契約は半年後なので、とりあえずちょこっと見るくらいでいいかな、と。

ただ、その一目惚れコンドはセキュリティが厳重でそういうわけにもいかず、敷地内にある販売事務所へ行き、会社のエージェントを紹介してもらいました。

来てくれたエージェント(Ms.Tan)に幾つかの物件を見せてもらいましたが、

 

どこの部屋も最高…。

ペナン|コンドミニアム

彼女には6ヶ月後に住む旨を伝えると、

「今は早過ぎるから、越してきたら1ヶ月位かけて改めて探したほうが良いよ」

とのこと。

 

また、他のコンドを訪問した時にもらった不動産エージェントの名刺にも電話をかけて、

「エリア違うけど、一目惚れ物件も内覧できる?」

と聞いたところ、できるとのこと。

 

日本語もできて愛想もよく、話も面白かったんですが、連絡も遅いし、コンド内で迷子になるし、

ものすごく頼りない。

最初のエージェント(Ms.Tan)はクールでテキパキ、あまり感情を出さないタイプだったのに比べ、こちらはものすごくフレンドリーで付き合いやすい。

ただ、二人目のエージェントはあまりにも抜けてたので、仕事は頼まないだろうな…。

 

今回は『PropertyGuru』サイトを活用

ペナン愛が抑えられなくなってきた昨年末。

まだ仕事で寒く凍てつく韓国にいた私達。

 

夫「マジさみい。」

私「これからの人生は冬を避けて過ごせるね…」

夫「東北出身のくせに、冬に弱すぎ」

私「だよね…、自分でも謎」

 

と言いながら眺めるのは…

 

ペナンの楽園コンドミニアム物件サイト!!

 

これ ⇒ 『PropertyGuru』

『PropertyGuru』

東南アジア物件サイトのマレーシア版。

今住んでいる友達の部屋もまだ載ってたので、写真の全てが空き部屋というわけではない。
最新1週間なら現在空き物件かな、くらいの気持ちで眺めるといいと思う。

でも部屋の雰囲気とかつかめるし、エージェントと連絡しやすいのでそういう用途で使うことをオススメ。

地域と予算と広さなんかを入れれば、素敵写真が目白押しですよ。

私達はすでに住みたいコンドが決まっていたので、ほぼ目の保養と化していましたが、あまりに見すぎて、

 

私「あ、またカミラ(仮)だ!」

夫「MK(これも名前、フルハウスのDJみたいなやつ)も結構強いね」

私「この人初めてみた!」

夫「これマイクも持ってるやつだね」

 

エージェントに超詳しくなった。

 

ほとんど中華系。

 

不動産エージェントはほとんどフリーランスのようで、サイト上には同じ物件を紹介するエージェントがたくさん。でも、たまに値段も違ったりするので見てるだけで面白いです。

釜山からSNSで連絡してみたら

すると夫が、

「ちょっとカミラとMKに連絡してみるわ」

と彼らのLINEにメッセージを送ると…

 

2分で怒涛の返信がっ!

夫『ハロー、僕ら夫婦で3月からペナンに行くんだけど、(条件)でこのコンドを探してる!』

カ『ハロー!あるわよ!!』

<部屋の写真>

<部屋の写真>

<景色>

カ『これと…』

<部屋の写真>

<部屋の写真>

<景色>

カ『これもあるわよ!これは3500リンギットで、これは3400、どう気に入った?』

展開早っ!!

カ『もし気に入ったなら、今から部屋に行って動画取ってくるけどどうする?』

カミラすげえ!

 

夫「ものの10分で、ここまで話が進んだ。」

私「じゃあ、行ってからでも大丈夫そうだね。」

 

カミラにはペナンに行ったら連絡する旨を話し…ていたら、MKからも連絡が!!

 

ピコーン

ピコーン

ピコーン

 

小一時間、夫のLINE通知音が鳴り止まなかったのでありました。

この二人はLINEも使ってたのでマレーシアに来る前はLINEでやり取りしましたが、こちらでは『WhatsApp』というSNSが一般的。

マレーシアに来てからは二人も含め、WhatsAppで連絡してました。

スマホにアプリを入れておくと便利です!

WhatsApp Messenger – WhatsApp Inc.

ペナンのエージェントたち

3月初めにペナンに着いてから、早速部屋探しを始めました。

まず最初に会ったのがカミラ(仮名)

 

会う前に、

「一度にいろんなエージェントとやり取りしないほうがいいわよ、部屋の内覧予約がかぶって見られなくなっちゃうから。」

「でも絶対私が一番いい物件知ってるから大丈夫よ!!」

と自信満々。

 

でも、個人的には気にしなくていいと思います。

何日も内覧に時間がかかるわけじゃないし、そのエージェントの物件が気に入らなかったらどんどん次々に頼むべき!

 

で、カミラに見せてもらった物件が、

めちゃくちゃよかった。

良かった点

・フルシービュー(シービューのためにペナンに来た)

・インテリアが素敵(家電や家具は付いてるのが一般的)

・高層階

フルシービューが意外とない

島なので、海なんて腐るほど見れんだろ!と思いがちですが、私の一目惚れコンドはそんなことないんだ…。

棟がいくつも立っているので、どうやっても隣の棟とかぶっちゃったりするのと、小さい部屋があまり角度がよくないことが理由かな。

ペナンのコンドミニアムは3ベッドルームとかが基本で、私達の様な夫婦二人では持て余すほど広いです。

良かったことに、一目惚れコンドは1ベッドルームからある珍しい物件。

でも!1ベッドルームとはいえ、他のコンドの3ベッドルーム位の広さがあるので、夫婦二人で2〜3ベッドルームなんて借りたら、体育館にでも住んでるような気持ちになって落ち着きません。

なので、私達は1ベッドルーム(でも相当広い)を希望していたのですが、

 

フルシービューが超希少。

 

結局二部屋しかありませんでした。

インテリアが素敵

素敵コンドミニアムはほぼ投資用で買われるので、オーナーが住むつもりがないか、別荘にしている場合がほとんど。

ここで重要ポイントは、

住むつもりがない場合、

インテリアが超適当。

あればいい食卓と、ベッドと、ソファがちょこん。

 

が!

別荘として使っていた場合は、自分が時間を過ごすものですから、

 

素敵な絵が飾ってあったり…

ライトアップが間接照明だったり…

超デカテレビだったり…

 

快適空間が広がっているのです!!

 

フルシービューで紹介された二部屋の内ひとつは、適当インテリア、もうひとつは素敵インテリアだったので、一目瞭然で素敵インテリアに軍配。

高層階

これはそんなに重要でもないですが、高ければ高いほど視界が良くなるので、高いに越したことはないですね。

といっても、コンドミニアムの場合、1〜3階は駐車場だったりロビーだったりするので、表示が2階や3階の部屋でも実質5〜6階なので、低層階でも問題はあまりありません。

即決できなかった理由

リンギット安で家賃が上がっている

オーナーに外国人、またリンギットをドルに換算する生活をする人が多いことから、為替が家賃にめちゃくちゃ影響します。

2017年3月現在はリンギットが下がってるので、家賃が上がり傾向。

コンドミニアムの乱立で相場は下がってる感じだったので、結構安く借りれるかなーと思ったのですが、思ったより下がりませんでした。

2週間位粘ったけど、オーナーも強気で他の借り手もいたようで最安値更新ならず。

退去日がギリギリでハウスクリーニングなし

フルシービューのそのユニットは、まだ人が住んでいた状態で内覧しました。

彼らが退去する日と、私達が入居したい日が2日しか変わらず、もしその日に入るならハウスクリーニングをしない、とのこと。

マレーシアでは入居する際のハウスクリーニングは必ずすべきもので(クオリティはまちまちだけど)、前の住人が出ていったそのままの状態で入居するのはあまり気が進まないなー。

前の入居者が部屋を気に入っていない

内覧の時に前の住人(ドイツ人夫婦)と知り合い、後日ばったり会ったときのこと。

「エージェントが気に入らない」

「ヒューズが飛んだのを自分たちのせいにされた」

「工事がうるさい」

「だから他の場所に引っ越す」

と溢れ出す文句。

これは人によるとしか言えないのですが(特に工事音は全てのユニットで聞こえてるはずだから)、テンション下がるね。

家賃が下がらないからね、妥協点が見当たらないのよね。

救世主!半年ぶりのエージェント!

結局、『PropertyGuru』でも何人かのエージェントに声をかけましたが、同じユニット以外は持っていないようでした。

フルシービュー、1ベッドルームにこだわらなければあるみたいですけど、条件が厳しいみたい。

 

夫「あの人に連絡してみよう!!」

私「あの人って…迷子になった?」

夫「じゃなくて、半年前ここ(Quayside)の事務所に紹介してもらったじゃん!」

私「あのテキパキのMs.Tan!!」

 

夫がメッセージを送ると、ものの数分で折り返しの電話。

 

夫「覚えてますか、あの去年の7月に内覧させてもらった日本人で、韓国から来た…」

エ「あーーー!はいはい!もうこっちに来たの?」

夫「そう、先週から。」

エ「あのコンドミニアムでしょ、条件は…OK、じゃあアレンジして後で連絡するね!」

 

そして翌日…、

5軒も見せてもらった!!!

カミラが「あなたちの予算ではオーバーしちゃうから」と言ってた同じコンドミニアム(Quayside)内の別の棟の方も見せてくれた!

ここでもはっきりと、もう見た部屋番号とその価格をエージェントに前もって言っておいたので話が早い

フルシービューじゃないけどいいユニットが!

彼女が見せてくれた5軒にフルシービューはなかったのですが、

 

・ハーフシービュー

・めちゃくちゃカワイイインテリア(シティビュー)

・家具なし格安2ベッドルーム(シービュー)

 

などなど、「ダメじゃないね…」と即却下できない物件がたくさん。

特に気になったのが、ハーフシービューの部屋。

カミラに紹介してもらったフルシービューの物件と超迷い始める私達…。

 

ここで!いいのが!

 

このエージェント(Ms.Tan)が、全くプッシュしてこない

5軒を紹介するときも、テキパキと最短距離で必要事項は単純明快に紹介。

私達の質問にははっきりと答えるものの、プレッシャーを全く与えてこないのが心地よいですね。

迷うポイント

インテリアがあまり素敵じゃない(オーナーは住む気がないやつ)。

カミラのユニットはフルシービューで静か、こっちはモールの横だから週末のライブがちょいうるさいと思う。

フルシービューは夜が暗くて、ハーフシービューは夜景が楽しめる。

こっちは入居前にクリーニングが入る。

ていうか、タンさん仲介で借りたい

…どうしようかな。

結局エージェントの仕事ぶりで決めた!

一旦家に帰って返事をしようと思ったんですが、

 

夫「…あれさ、夜の雰囲気も見たいよね。」

私「見たい。建物のあるなしでどのくらい違うか。」

夫「見れるかな。」

私「こうなると見なきゃ決められないね。」

 

で、ご足労とは思いながらも納得したいので、タンさんに夜もう一度見れるかと連絡。

「OK!じゃ、今日8時半くらいでもいい?」

サンキュー!

同日もう一度、夜景を見に行くと、

 

メリハリあってよかった!!

 

フルシービューの友達の家に夜行った時は真っ暗だったから、こっちでもいいかも、と思い直しました。

あと微妙だと思ってたソファがビジネスクラスみたいにリクライニングできて、座り心地めちゃくちゃいいのも発見。

 

で、タンさん、家賃もフルシービューの部屋と同じになるように頑張ってくれるとのこと。

大きなテレビがほしい夫

友達の部屋に行った際に、大きなテレビに感動した夫。

タンさんが紹介してくれた部屋にはまだテレビがありません。

 

タ「テレビと洗濯機は、これからオーナーが準備するわ。」

夫「テレビ何インチ買うつもり?」

タ「うーん、42インチが標準だからそれかな。」

夫「デカイの買ってくれないかな。」

タ「大きいって…?」

夫「50インチぐらい?

私「デカ!!」

タ「交渉してみるね。」

夫「あとテラスにデスクチェアもほしいな。毎日夕日みたいからさ…」

タ「ここからは朝日だけどね!オッケー!」

夫「あと事務机も。」

タ「わかった。」

 

押しの強いソラリスト…。言うのはタダ…。

そして数時間後、

 

タ「オーナーがね、テレビ大きくするなら家賃値下げしないって言っててー。」

夫「えー、残念。」

タ「でも何とか買ってくれるように取り付けた!」

夫「さすが!」

タ「テラスのテーブルチェアもゲット!朝日、見放題よ!」

夫「凄い!サンキュー!」

タ「でも事務机はちょっと無理だった…」

夫「いいよ、とりあえず食卓もキッチンカウンターもあるし。」

タ「でね、家賃交渉で値下げした分を一年で掛けると、このカタログにある事務机を買うほうがあなたには得。(カタログを送る)」

夫「論理的、あとインターネットなんだけど。」

タ「ネットは今ないから、手続きも全部こっちでやっておくね。業者の指定はある?」

夫「TIME(一番速いと評判)」

タ「だよね!じゃあ手続きにまた行くね。」

めっちゃ仕事できる…。

そしてノンストレスで、とにかく、はやくて、気持ちがいい。

不動産エージェントまとめ

カミラがダメだった・・・というわけでは決してありません。

ただ、今回いろいろとお願いしてわかったのが、やはり、相性って大切だなということ。

私たちは、感情を全く出さずに、テキパキと質問に淡々と答えてくれるタンさんが合いました。タンさんの押しがあまり強くないのは性格だと思います。

余計なプッシュもないし、淡々と、でも的確に仕事をこなすのでものすごく好印象です

もし住みたいコンドが気にいってるなら、直轄の事務所からエージェントを紹介してもらうのも一つの手だと思います。変なエージェントは紹介しないでしょうから。

いろいろなエージェントがいました!

タンさんが敏腕エージェントなのを知ってから、借りる予定はないけれど、部屋だけみてみたいなというときにはタンさんではなく、Propertygruから複数のエージェントにコンタクトをとり、内見させてもらったことがあります。

安心させるためか「私の日本人のお客さんよ」とパスポートのコピーをみせてくるエージェントさんもいました!!「See, he is from…」とか。

十数人のエージェントさんとお会いした中でもタンさんはとてもよいエージェントだったので、もし彼女からコンド(ペナン島内ならどこでも可)を紹介してもらいたい方が入ればご連絡ください

※ タンさんから手数料などは一切もらっていません。

※英語、北京語、マレー語可(Whatsappでのやりとりなら英語あまりできなくても大丈夫だと思う!)

部屋を借りるときにたぶん一番重要なこと!

あ、たぶん、部屋を借りるときに結構重要なこと!

オーナー(家主)とテナント(借り手)のエージェントは同じ人がいい!

オーナー側とテナント側が共通エージェントの場合、問題発生時のコミュニケーションがスムーズです。

例えば、部屋に何か問題があった場合、テナント(借り手)は直接エージェントに連絡を取り、エージェントは迅速にオーナー(家主)へと伝えることができますよね。この一本化されたコミュニケーションラインは、問題解決がはやい!

一方、オーナー側とテナント側のエージェントが異なる場合はコミュニケーションはより複雑です!

テナントはまず自分のエージェントに連絡し、その後、テナント側のエージェントがオーナー側のエージェントに情報を伝え、最終的にオーナーへと届けられます。

このようにプロセスが複雑になっちゃうと、情報の伝達に時間がかかるだけでなく、誤解や情報の歪みも生じやすくなるので、

マレーシアで家を借りる際には、オーナー側とテナント側のエージェントが同じ人であることが望ましいです!!!

 

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