こんにちは!たびなすびのちかです。
台湾の食は南部の古都、台南にあり!と台南出身の友人。
自分の故郷ですから、そりゃ口に合うでしょうよ、と話半分に聞いていましたが、
超好吃(ハオチー)だった!
分析すると、味がくどくなく、あまり脂っこくない。という味覚の観点も十分すぎる要素ですが、
個人的には、
街が小さいので、オイシイから行ってね!と言われた店に、現在地からすぐに行けてしまう。
というのが最大の理由だと思う!
台北とか、釜山とか、東京とかそのいう都市だと、
「いくらおいしいって言われても、今から有楽町まで…?だってここ渋谷よ?」
(つまりは遠くて面倒って意味)
と距離の壁に阻まれてしまいますが、台南だとどこでも頑張れば徒歩で行けちゃう。
ちょっと離れた名店も、バスで20分も揺られればすぐつきます。(ただバス待ちは長い)
ダラダラ夫婦の私達でも行く気になる距離、それが台南の一番の利点!
※現在韓国の釜山に住んでいるので、ちょいちょい韓国グルメと比べますがあしからず…
とりあえず台湾だから『小籠包』!
台南は他にも名物がいっぱいあるから、別に小籠包食べなくても〜と言われますが、夫婦二人共台北に住んでいたことがあり(別々に)小籠包ラブ度がとても高いです。
ソウルに何店舗もある『鼎泰豊』の釜山支店ができるのを10年間も待っていたのに結局進出せず小籠包への思いは募るばかり。
昨年やっと釜山のデパートで小籠包が食べられるようになり、オープンしたての頃は週二回も通っていた小籠包夫婦なのであります!
台南だから台南フードを、の前に、台湾だから小籠包!
『上海好味道小籠湯包』
台南で小籠包食べたくなったらここ!絶対オススメ!
中の汁も多いし、皮も薄いし、味もしっかりしてて美味しかった。
ただ、中心街から若干遠い(といっても3キロ位)ので、「今から小籠包行こうぜ!(でも時間微妙)」という時にすぐに行けないのがネック。
スクーターがあればなー、毎日行ってた絶対。
『上海華都小吃點心城』
こちらは駅近で場所もいい、有名な小籠包屋さん。
地元の人ですごく混んでいた。松の葉を敷いたセイロで小籠包を蒸すのを発明して有名になったらしい。
ホテルから近くてすごく賑わってたので偶然入ったが、小籠包はいたって普通(オイシイけど)。
オススメのオーダーは、小籠包も一つ頼みつつ、他のおかずも沢山頼むこと。おかずの種類が多いので、必ず自分の好きなものが見つかると思う!
ザーサイと豚肉のスープがお気に入り。
台南ローカルグルメ『サバヒー粥』
台南の名物らしいお魚が『サバヒー』というらしいです。漢字で書くと、『虱目魚』…。なに?
ネットで「サバヒーと言えば通じます」とあって、そのまま店に行って「サバヒー」と言い食べてきたけど、今調べたら「サバヒー」は日本にいない魚なんだって。
沖縄には迷い込んだことがあるらしいです。(ウィキによると)
台南人のソウルフードはこれなんだって。
ニシンやイワシに近い形態とのことなので、青魚ですね。多分好きだな…私。
行ってきたお店はここ!
『阿憨鹹粥』
ここも中心地から歩いて15分程度で行けるので、気が乗ったらすぐに食べられそうな立地がグッド。
「サバヒー」と言って人数を指で示せばすぐにオーダー完了。
皮を入れるか、脂は大丈夫か、油條(揚げ麩みたいの)はいるか、全部日本語で聞かれて、全部入りにした!
ででーん!!と出てきたのは、サバヒーの切り身が一匹丸ごとお粥の上に鎮座してる、お粥=やさしさの概念を崩す一品。
でもでもウマイ!サバとかイワシとかブリとかそれ系のスープにご飯入れた感じ。
量が多くてお腹いっぱいになるから夜ご飯でもいけそうです。
が、脂は最後の方くどくなってきたから、次に食べる時は抜きにしたい。
台南ローカルグルメ2『牛肉湯』
牛肉が有名らしい台南なので、スープも庶民の味として一般的らしいです。
が、牛肉湯を『ソルロンタン』としか読めない私はそう…、韓国在住早10年…。
石精臼牛肉湯
ホテルに一番近くて有名らしいので行ってきましたが、月曜、火曜と振られ(閉まってた)、3度目の正直の水曜日にやっとありつくことができました。
ドーンとお椀に出されたスープを見て、「えっ…、なんで白くないの…?」と思ったのも私が韓国に住みすぎてるからっ!
韓国のソルロンタンは真っ白なので、台湾の牛肉湯が茶色くてびっくりしたのです。
台湾グルメの特徴でもある生姜がたっぷりと入っており、パンチが効いてて美味しかった。
ソルロンタンと比べると台湾のほうがワイルドな感じ。
台南ローカルグルメ3『擔仔麵(担仔麺)』
台南に来た観光客(台北人含む)は必ず食べるのが、この麺らしいです。
台南の人には観光客の食べ物で、あまり食べないんだって!うちらの牛たんみたいなもんか!(宮城出身)
とはいえ、県外の友人が来た時に(知らないし食べないので)調べて行った牛タンのお店が超絶おいしかったこともあるので侮れません。
そういうお店はすぐにレポートされるので、日々研究に励んでいるかもしれないのですから…。
『赤崁擔仔麵』
擔仔麵はワンコそば位の量なので、これだけなら一瞬で食べ終わっちゃいます。
味は、感動はなかったけどまあおいしいです。名物と言われてるから、一度は食べたほうがいいよねという感じ。
擔仔麵だけだと足りないので、おかずを色々頼むと楽しめていいかもしれません。
私は蝦巻(海老と魚と野菜のすり身揚げ、かな)と香菇雞湯(しいたけと鶏肉のスープ)を頼みました。まあおいしかった(しつこい)。
観光客でいっぱいだという情報もありましたが、私達が行った1月中旬は平日だからかガラガラでした。
台湾グルメの大穴『ちまき』
台南情報を書いているKarenさんのブログで知ったお店。
台湾はちまきがおいしいのですが、ネットで見つけた有名なお店は持ち帰りのみ、とのことで、狭いホテルの部屋で食べるのもなんか味気ないのでどうしようかな、と思っていました。
Karenさんが道を歩いている時に偶然見つけたお店で、地元の人で溢れかえっていたのだとか!
ということで早速行ってみました。
「劉家肉粽菜粽專賣」
食べたのは「肉粽」と「魚翅羹麵(魚のダシの麺)」。
どっちも超おいしかった!期待してなかった(情報ないから)だけに、裏切られた感じ。
台湾のちまきはレベルが高いので、どこで食べてもまあまあオイシイと思いますが、ここはちまきにかかっているソースが特に美味しかった!
台南のスープは結構薄味が多いのですが、その中でも魚翅羹麵のダシはしっかりしてました。味が濃いというわけではなく。
台湾スイーツといえば『豆花』
言わずと知れた台湾スイーツ。
初めて知った時は、「豆腐に甘ダレって!合うわけないし、邪道だしっ!」と屁理屈をこねていましたが、ひとたび口にした瞬間から虜になった一品。
同記安平豆花
豆花はどこで食べてもまずかったことは一度もありませんが、あえていうなら豆腐の出来。
ここは日本でも高めに売られているおぼろ豆腐のような食感で、豆の味が濃く、これが人気の秘訣だと思います。
豆腐だけで食べてもおいしいし、あと一口食べたいなー、位の絶妙な量が癖になるポイントかも!
街中にも豆花屋さんはたくさんあって十分満足できますが、冷たい豆花でここまで豆腐がおいしいのはすごい。
(熱い豆花のほうがまんべんなくオイシイと思う)
台南で突然食べたくなった『火鍋』(辛くなかった)
台南に全く関係ないけど、普段から火鍋ファンで家中をクサくして真っ赤っ赤の鍋を作っているので、中華圏に行くといつも探してしまいます。
小豪洲沙茶爐
スタバでノマドしてたときに空腹を覚え、グーグルマップに聞いたら教えてくれた店。
ちょうどスタバの裏にあったので行ってみたら、超ローカル店。地元の人で賑わっていました。
まず牛肉か豚肉を選び、人数分の野菜や春雨、海鮮や練り物など一通りのセットが出てきます。
が!それがよくわからず、「追加で注文するもの書いてねー」と渡されたメニュー(日本語あった!)でどんどん注文(春菊、春雨、ハマグリ、イカなど)し、凄まじい量に…。
にもかかわらずペロリでしたわ!ダシが効いてておいしかったー!
近くにあったら週一で行く店。
ちなみにスープは透明の辛くないやつで、火鍋の赤いのは無かった。ただの鍋の店だった…。
でもオススメ!
台南グルメまとめ
台南を食べつくす!という意気込みなら、サバヒー粥、擔仔麵、牛肉湯は必須です。ネタ的にも。
そんなにこだわらない、というのであれば、小籠包(『好味道』がよりオススメ)と鍋とちまきを是非食べていただきたい!
個人的なランキングは、
①『上海好味道小籠湯包』
②『劉家肉粽菜粽專賣』
③『小豪洲沙茶爐』
ただ単に、好みの問題だと思う!
書いてるそばから小籠包食べたい食べたい食べたい!
▼高雄・台南旅行記をまとめた記事はこちら
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