こんにちは!たびなすびのちかです。
日本に帰って買い物に行ったりすると、なによりもカタカナが多くなっている印象。
最近まで日本語を教えていたのですが、外国人にとっては三種類の文字(ひらがな、カタカナ、漢字)を覚えるのは至難の業です。
ひらがななんてルールすらありませんから、形を暗記していくよりほかにはありません。
私達はタイ語やアラビア語の文字を見て、「げー、無理」とか言ってますが、日本語だって外国人から見れば変わりないです。
カタカナって外国人には鬼門
50個もひらがなを覚え、辟易としているところへ、もっとカクカクした更に違いが微妙になっているカタカナ登場。
考えてみてください。
「シ」と「ツ」とか…
「ソ」と「ン」とか…
「ア」と「マ」と「ム」とか…
「ス」と「ヌ」と「タ」とか…
初見でこれよ!?
ぐにゃぐにゃしたひらがな、やっと覚えてよ!?
しかも同じ発音でよ!?
「俺、とりあえずひらがなだけでいいわ…」
と外国人がペンを置くのを誰が止められようか!
そんな彼らは意気揚々と日本へ行くのですが、帰国早々、
「先生っ!日本にほとんどひらがな無かった…」
と絶望に陥ってしまう、現代の日本。
商品名や看板がほとんどカナカナと漢字で埋め尽くされていたらしいです。
ひらがなは特に文章内に使いますから、単語レベルだとカタカナ、危険防止の看板の場合は漢字を使うことが多いよう。
私にもワカラナイコトバ
とはいえ!
カタカナがかっこいい感じなのはよくわかりますが、
もう特定の人以外わかんなくてもいいから。てか、わかんない人は買わなくていいから。
という認知の壁の高さが気になるのも事実。
私はアフフォー、とはいえ高齢化日本では、平均年齢より若いので若者の部類に入るはずです。
そんな私にもわからない言葉を使っているということは、
日本人の半分を見捨てていますね。
ードラッグストアにてー
『ヘアコロン クリアシャボン』
『エクストラダメージケア ディープリペアミルク』
『ボリュームエクスプレス マグナムバービー』
『デュアルゾーン クリーム』
…一体なに?
まあ、目の前に商品があればそりゃマスカラだ、ファンデーションだ、とわかりますけどね。
これ売る気あるのかね…。
マグナムバービーか!じゃあ、買おう!とかいう人そんなに多いんか…。(それとも実は常識とか!)
それに引き換え、漢字の潔さよ!
このように一定数のネイティブ日本人にすら日々勉強を強いるカタカナワールドとは逆に、中華圏のすばらしさを語っていきたい!
なぜなら…、
今台湾にいるから。
ただそれだけ…
中華圏は基本的に外来語は固有名詞以外、音ではなく意味を尊重して漢字に変換します。
例えばマクドナルドは「麥當勞(マイダンラオ)」で音を重視。
でもビッグマックは「”大”麥克(マック)」、チキンナゲットは「麥克(マック)”鷄塊”」。とりのかたまりっ!
もうねー素晴らしいですよ。漢字は。
さっきのマグナムバービーだって、漢字にすれば多分おじいちゃんおばあちゃんにも意味わかっちゃいます。
探してみた
マグナムバービー=『摩天濃超魔衣』
※ちなみにこれはマスカラ
なんかすごそう…。
目をそらせない漢字クイズ!
それではここで、私が台湾をさまよい歩いて見つけた「うなる翻訳漢字」を発表します。
答え見る前にちょっと考えてみて!
『耳機』
↓
↓
答えは、
↓
↓
イヤホン!
耳の機械とは、まさにっ!
『行動電源』
↓
↓
答えは、
↓
↓
携帯バッテリー!
行動する電源…、納得!
『太陽眼鏡』
↓
↓
答えは、
↓
↓
サングラスっ!
太陽のための眼鏡…。その通りだわ、すばらしい。
『抗初老』
↓
↓
答えは、
↓
↓
アンチエイジング!
これはっ…、逆にダイレクトすぎて自分の初老感を感じざるを得ないジレンマ…。
漢字のデメリットを体験したね
アンチエイジングで気づきましたが、日本語の場合、カタカナによってオシャレ感を出すとともに、ダイレクトすぎるとショックを受けがちな表現も和らぐ効果があるようです。
まあ、
まだまだ40代、初老に抗うっ!
と言われるより、
イキイキ、アンチエイジング!
と表現される方が商品購入までに心が折れることはないですね。
高齢化社会なのに、何カタカナばっかり使ってんじゃい!と悪態を着いておりましたが、漢字の奥深さと多用による危険性を身をもって感じた台湾旅行なのでありました。
以上、旅茄子千佳的台湾報告!
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