こんにちは!たびなすびのちかです。
サッカーの試合や、住宅展示場などで見たことがある横断幕。
あ、あと私立の学校とかは甲子園出場!とか、東大合格!とか垂れ幕あったな。
でも、日本の道路とかにもありましたっけ? 所狭しと横断幕が。
日韓で『横断幕 道路』を検索してみた
今、グーグルで『横断幕 道路』で検索してみましたが、歩道橋とかにたまに交通事情がお知らせしてある程度のようですね。
「終日通行止め工事…」
とか、
「道路緊急ダイヤル」
とか。
そうですよね、だって運転している人には大切な情報。
目に入れてもらい、認知してもらう必要があるのですから、横断幕を掲げる効果はあると思います。
一方の韓国ですが、
道路中が横断幕だらけ。
いや…
国中が横断幕だらけ
と言っても過言ではない!
では、韓国語で『현수막(横断幕)도로(道路)』と検索してみましょうか!
ほらね!
文言を目立たせるための横断幕が6列にも連なって貼られているものもあり(もちろん全て関連性ゼロ)、もはやゴチャゴチャで読み込めないという…。
では、検索で見つけた6列に渡る横断幕を解読してみましょう。
「看護学院、受講生募集」
「オリビアハスラー(店名)OPEN」
「トゥシンアパート分譲」
「ナイスルーム(キャバクラ)OPEN」
「シンシン焼肉OPEN」
「アウディ団欒酒店(キャバクラ)OPEN」
重要情報ほぼ無し…。
欲望渦巻く情報多数。
チラシ状態ですね、横断幕の役割は!
しかも情報量が多すぎて、読み込んでたら事故っちゃいます。
横断幕は道路だけじゃない!どこにでも貼られる!
ジャパンで育った私は、横断幕と言えば大々的に、
ババーン!
と「見てみろ!こんなことがあったんじゃ、すげえだろ!」という独自の威圧感を出すものという認識です。
しかし、横断幕がデフレを起こしている韓国では、道路脇の横断幕設置エリアはほぼ広告エリアと化しており、威圧感はほとんどありません。
この横断幕好きは勤めている大学でも見られ、
学生が試験に合格する
↓
「本校日本語科、キムヒョンジョン(仮名)日本語試験1級合格!」
日本から留学生が来る
↓
「歓迎!○○大学鈴木太郎学生、田中花子学生!○○プログラム」
学校外で課外学習をする
↓
「特別授業実施、『自然を考える』○○プログラム」
これらをいちいち作成し、校舎に貼ったり、持参して集合写真の全面に映したり…。
一つの学科だけで一月に何枚も出しており、お陰で校舎は壁面より横断幕の面積のほうが多い有様です。
どこにうちの学科の横断幕があるのか、ちょっとしたレベルの高いクイズ状態…。
道路脇にある横断幕、情報の基準って一体…
まあ、お店とか学校とかは勝手にしてくれという話かもしれませんが、もはやカルチャーとなりつつある横断幕への偏愛。
先日、車を運転中に保健所の前を通りかかったんですがね。
そこにもありました、横断幕。
夫「えっ…。」
私「そんなこと大々的に言われても…。」
夫「カニとイカの表示がそんなにスゴイことなのかな…。」
私「戸惑うね…。」
そんな気持ちになりながら、保健所の前を通り過ぎた私達なのでありました。
韓国では、とりあえずお知らせは全て横断幕にするのが正しい使い方のようです。
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