こんにちは！たびなすびのちかです。
今をさかのぼること約２０年前。
田舎の中高に自転車通学していた私。
友だちとも仲良く、勉学もそこそこにこなしていたはずなんですが、この時期私は超反抗期だったらしいです。
母によると。
ある日、朝の通学時間になにかしら母に小言を言われた私。
まあその頃は親のアドバイスがうっとうしくなる時期なので、イライラしてたみたいですわ。
で、自転車を漕ぎ出した瞬間、
「うっさいなー、ババア…」
と言ったらしいです。ボソッと。
でも私、全く覚えてません。
なんなら母の妄想だったと思ってます。
そのときの私の態度が気にいらなすぎて。
万が一ですよ、万が一私が言ったとしても、多分このときの一回だけ。（言うはずがないと思うけど。）
普段はそりゃ母にはやつあたりしたり、言動が生意気だったかもしれませんが、
夜遅く帰ったこともないし、（そもそも行くところがない）
心配をかけるような恋愛をしていたわけでもないし、（もてない）
派手な服装をして遊び歩いたわけでもないし。（おしゃれに興味がない）
…
…何か私、かわいそう。
それなのに！
それなのにですよ！！
「高校生の時はもう大変だったわー、私ババアとか言われたしね！酷いわよ！」
と吹聴したんですよ！夫に！
酷いのはどっちよ！
韓国の子は親がうっとうしくないらしい
とはいえ、うっとうしいなあと思っていたのは確かなので、あの頃はちょっと嫌な態度を取って悪かったな、と反省しています。
それは、誰にでもありますよね？親がうっとうしい時期は。
何ならウチの両親だって思ってたはずです。
ところがどっこい！
これは世界共通ではないことが判明いたしました。
なんと、
韓国の学生は親がうっとうしくないそうです。
前述の話を韓国人の友人にしましたらね、
「お母さんをババアというなんて、悪の極み！！！外道！！！」
とドン引きされました。
私「いや、言ってないし。母の妄想だから多分。私が憎たらしくて。」
韓「そんなはずない！お母さんはいつも娘を思ってるはず！かわいそう！」
私「いや、かわいそうじゃないし全然。でも高校時代はうっとうしかったかもね。みんなそうでしょ。」
韓「ええええ！全然。思ったことない。」
私「ええええ！反抗期だよ？あるでしょみんな。」
韓「反抗期は特別な人がなるものだよ。」
私「いやいや、ほぼなるわ。日本では。」
韓「万が一うっとうしいと思っても、絶対に表には出せない。」
私「でも出ちゃうじゃん。」
韓「怖すぎる。」
だって。
距離感のＤＮＡの差か？
韓国のオンマ（母）って、ほぼ四六時中子供にべったり張り付いて監視しているんですよ。（私目線）
学校で何があったか、先生がどうか、誰と何を話したか、授業は何を習ったか。
子供のことなら一から十まで知らなければ気がすまないのがオンマ。
私なら気が狂いそう。
本当にババアって言うかもレベル。
ヨガ教室での出来事。
会員の一人が中学生の娘を連れてレッスンを受けました。
娘はヨガ初体験で、レッスンが思ったよりきつかったよう。
夏だったため汗だくでした。
レッスン後の更衣室では、皆で着替えをしているのですが、
娘は疲れた表情でつったっているだけ。
すると、母である会員さん、
更衣室に一つしかない扇風機を娘の目の前に持っていき、
タオルで娘の身体を拭き、
服を一枚一枚娘に渡し、
扇風機の位置を娘の心地いい場所にいちいち移動。
それを当然のように受け入れる娘。
…見てるだけでうっとうしいわ！！
あまりにビックリしたので、韓国人の友人に顛末を話すと、
「当然でしょ、娘が母の趣味に付き合って疲れてるんだし。お母さんもやってあげたいじゃん。」
と驚きもしません。
幼い頃からの、家庭内での距離感が全く異なるようです。
そういえば、日韓夫婦の日本人妻の友人は、中学生の娘にこう言われたそうです。
「なんでお母さんは、私に興味がないの？何にも私にしてくれないのね。」
と。
友人は普通のお母さんで、聞いている限りむしろ娘に世話を焼きすぎじゃないかと思ってたくらいなんですが。
「娘の身体をタオルで拭いて、着替えを準備して、部屋の温度調節までしないとだめらしいよ。」
と私なりにアドバイスをして、友人を困らせたのでありました。
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