
こんにちは!たびなすびのちかです。
2016年にペナン移住下見旅で訪れたときのコンドミニアム内見エピソードです。
思いつきペナン移住を確固たるものにするため、休暇に下見にやってきた私達。『衣』や『食』は、なんとなく日々を過ごしていれば雰囲気として実感できますが、外部から見られる『住』には限界があります。
散歩中に警備員に交渉する
手当たり次第に見ようとしても、ペナンには星の数ほどコンドミニアムがあります。
ある程度場所を絞り、実際に周りの環境をチェックした後に「ここだ!」というところを決め、交渉したいものです。
私達はまず、エリアを選定。その周辺に宿を取り、数日に渡り環境を一通りチェックしました。到着した日の夕方、太陽光線の弱まりを見計らい散歩がてら外出。
夫「グーグルマップで夜な夜なこの辺チェックしてたけど、実際に来てみると圧巻のコンドミニアム数だね。」
私「まだ更新されてないような新しいのもいっぱいあるね。六本木ヒルズみたいなのもある…」
夫「門番までいるね。門なんてマハラジャの館みたいだよ。」
マハラジャ屋敷で足を止める夫。
夫「ここ家賃30万円だよ…」
私「高っ!」
実際に歩いてわかったのは、海沿い完全シービューコンドは高価格。しかし、一本奥に入れば東京都心のワンルームより安いこともわかりました(2〜3ベッドルーム)。
「あ!ここ、グーグルマップで目をつけてたとこ!お手頃なのにシービューなはず。」
私達の手に届くコンドはもちろん、一本奥に入ったマハラジャ屋敷の裏側です。マハラジャよりは見劣りますが、高層で立地も申し分なし。
すると、何を思ったか夫はずんずんとエントランスへと続く道を突き進んでいきます。突き当りには2〜3人の警備員さんが門を守っていました。
夫「エクスキューズミー、あの、部屋見せてもらえません?」
はやっ!見つけるやいなや!
警1「部屋見たいの?あーでも、今日担当者帰っちゃった(午後5時)」
警2「あ、俺、電話番号わかる!かけてみるね。(電話で話す)ちょっと代わって。」
夫「あ、もしもし?部屋見たいんですけど。はいはい、10時で、はい。サンキュー。」
私「どうなったの?」
夫「明日10時にアポとった。」
さすが行動力男!
ネット上のやりとりは遅い
情報化社会で、マレーシアでも不動産情報などはネット上に山程載っています。しかしこのような内覧の予約などは、ネットだけに頼ると進行が非常に遅い!
直接行く ▶ 電話 ▶▶Whatsapp ▶▶▶メール
これは鉄壁!その後のやりとりなどはSNSなどでしても構いませんが(文書に残すためにも)、取っ掛かりはとにかくダイレクトに電話がベスト!
このとき、実は夫もネット上の不動産オーナーに連絡していたのですが、待てど暮らせど返信が来ませんでした。せっかく下見に来た数日間をムダにしたくないですからね!
翌日10時に再訪すると、担当者はオーナーから鍵を預かり(多分常時何軒か預かっている模様)中を見せてくれました。
不動産屋は全員中華系!?
次に見つけたコンドは新開発エリア。今回も警備員さんに部屋を見たいと告げます。すると「ここに電話しろ」と一枚の名刺を見せられました。不動産屋のようです。早速電話したものの、ちょっと、私の英語がダメダメで、しどろもどなっていたところ、
不「ニホンジンデショー。ニホンゴデイイヨ!」
私「あ、ホントに!今コンドの前にいるんだけど、部屋見られますかね?」
不「エ、イマ?」
私「今。前にいるから。」
不「イマハムリヨー、アシタハドウ?」
私「じゃあ、明日でも良いですよ。」
不「アシタジャ、ゼッタイ電話スル!」
ー翌日ー
……
電話来ないし!でも、そんなのお見通しじゃ!こんなこともあろうかと、他の二箇所にも電話をかけていたのだ。一箇所じゃ心もとないです、ここでは。
人の良さだけでは頼めないよね
エントランスや展示場で紹介してもらった不動産屋にアポを取りつつ、内見を重ねること数回。見学した部屋は15を超えました。ペナンの不動産屋は、基本的にフリーランスで、エリア担当などは別に決まってないそう。
住みたいコンドが決まっていれば、何人かの不動産屋さんに声をかけ、部屋をたくさん見たほうがいいですね。ペナンのコンドに満室はあり得ないそうなので、入れない、ということはなさそう。
電話やメッセージアプリでのやりとりがはやく、テンポのいい不動産エージェントが提案をいくつも持っていて、最終的にワガママを一番聞いてくれる印象。結局、来年の契約は、今年の夏では早過ぎるということで、「また近くなったらおいで」とのこと。
日本のように、「今決めないとなくなっちゃうよ!」なんてセリフは皆無。商売上手と言われる中華系でもこの人あたりの良さ、
やっぱりマレーシアいいわ!