旅行の行き先は夫が決める!妻は譲れない条件だけ提示しておく!その条件とは?
こんにちは!たびなすびのちかです。
みなさんは、どうやって、旅の目的地を決めますか?
うちは、私が特に行き先にこだわりがないので、すべて旅好きの夫に任せます!
ホテルや飛行機の予約をするのも大好きなようで、いつも楽しそうにGoogleマップを眺めながらカタカタやってるんです。
ところが、ある長期休暇直前のことです(2013年の秋ごろ)。
旅先への全決定権を持つ夫は、そのときは珍しく行き先を決めかねていました。
直近の旅行で東南アジア、北海道などの近場を旅行しているため、ガツンとした旅らしい旅をしたくなっていたのです。(キューバ、インドとか行ってからそんなに経ってないのに・・・)
と、おそらく結婚してから10回以上は言ったであろう質問をまたしてきたので、
※ 記事内で「ビール🍺、ビール🍻」書いてますけど、実は単に炭酸好きということに気づき、最近はソーダがあればOK。
と同じく10回以上言ったであろう答えを一字一句変えずに返しました。
私の条件は絶対に譲れない
数日後、「今回の旅行先、どうしても2択から選べない」と苦悶の表情を浮かべる夫。
一体どことどこを迷っているのか聞いてみると、
回想…
「ビール飲んで、ビーチでゴロゴロしたいよ!」
…回想終わり
悲しそうな顔になる夫。
イランにビールがないと思った瞬間に興奮した自分を反省し、
夫のイランプレゼンを聞いてみる気になりました。
だけど、旅仲間の間で最も評判のいい国の一つなんだよ。親切で、きれいで、異文化体験もできて。そろそろ行っときたいなーと思って。
学生のころ、中東行ったときも、シリアとかヨルダンとか、びっくりすぐらい治安よくて、みんな優しかったよー。
ムスリムの国はどこも親切な人多いよー。
イランについて大きな目をキラキラさせながら力説する夫を前にすると、これ以上暴言を吐くわけにも行きません。
私の頭には上野公園とテレホンカード(偽造テレカ)がグルグル回っているのですがね…。
どうしても行きたくない場合の対処法
「イランかー」と言いながらスマホの天気アプリを開き、「テヘラン、イラン」の項目を選びました。
晴れ 0℃
れいど…
マイナス5度の釜山(※当時は釜山在住)から、冬の休暇に0℃のイランへ…
いやだ、行きたくない。行きたくないよう!
そうだ、気を取り直してペナン島も見てみよう。
晴れ 29℃
…こっちがいい!!心は正直にそう思っている!
しかし、また気温の差を盾にペナン推しを力説したら、わがまま妻だと思われかねません。
そっと小声で、
とつぶやきました。
すると、
と夫が顔をしかめています。
しめしめ、彼は寒いのが大嫌いなのです。
ただ、それ以上に冒険が大好きなのです。
気を抜いてはいけません。
すると夫は
今夜中に行き先決めて、チケットも予約して、明日の朝までにちかの枕元に航空券の予約確認書を置いとくってのはどう!
起きてからのお楽しみってことで!
というのです。
そういうのはすぐに乗る私。
よくよく考えるとうまく転がされているような気がしますが、そのときには全く気づかず。
そういうと、夫に全権限を預け早めの就寝となったのでした。
出来る限りのことはした!あとは相手の出方次第!
バチッ
起き上がり人形並みにパカッと目を開けた私。
枕元を探ると、
ガサガサガサ…
紙が置いてあります!
あー、どっちかな。イランならイランでいいけどね、きっと面白いこと巻き起こるし。
テヘランの街なかで「私上野に住んでたよー」とか絶対言われるし。
それも面白いかもしれない、きっと。
寒いけどね、寒いけど寒いけど…
覚悟を決め、4つ折のA4用紙を開くと…
Busan👉KUL(クアラルンプール)👉PEN(ペナン!!)
ひゃーーーーーーーーーー!
やっぱね!!
やっぱ南国!ビール!ビーチ!
隣に寝ている夫をバンバン叩きながらひゃーひゃー騒いでいると「よかったでしょー」と一言言い残し、夫はまた眠りにつきました。
決め手は何かと尋ねると、
あ、あと、ペナンだけど、ビーチでのんびりって感じの場所じゃないから、隣のランカウイも一緒に行くことにした〜。そっちでちょっと潜ろう!
ヨシは「深夜特急」の影響もあり、学生時代にも何度かペナンに来ていて、昔から大好きな場所でいつか住みたいと思っていた場所みたいです。
この旅がきっかけで、私もペナンにハマっちゃって、移住したくなっちゃたんだよなー
ゴネてよかった!
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