2018年12月
こんにちは!たびなすびのちかです。
東南アジアを旅行中の妹がクアラルンプールに一瞬立ち寄るということで、急遽、住んでいるペナン島からKLに行くことにしました!
突然決まったので、飛行機が思ったより高い…。
私、何年か前にラオスのバンビエン→ルアンパバーン間の長距離バスで、ラーメンのちぢれ麺にしか見えない道路を走った日から…3日間寝込み、それ以来、先進国以外では長距離バスを避けていたんですが!とうとう解禁した…。
元々疲れも溜まっていたんでしょうが、狭い座席にクネクネ道が加わって、帰りのバスに乗りたくないとマジ泣きした過去があるんです…。
KL⇔ペナン間移動でバスを選んだ理由
この区間のバスに乗ったことがない
列車は乗ったことがありますが、もっぱら飛行機移動でバスは未経験。車がない場合、飛行機・列車・バスが主な移動手段なので、乗り比べてみるのもいいかなーと思ってね…。
マレー鉄道でペナンを目指す!チケットはスマホで買えるけど、車内が寒すぎて死っ…
列車は一度しか乗ったことがなくて、そのときは
- 進行方向と逆の座席
- 死ぬほど寒い(列車経験者には寒くなかったという人もいた)
- 本数が少なすぎる
- マレー半島側のバタワースに到着するので、ペナン島まで戻るのが面倒
という点で、列車はもういいかなと判断。残るはバス…。乗ってもないのに「やっぱ飛行機が最強だぜ!」っていうのもどうかと思ってさ…。

飛行機で行くのと時間が変わらないんじゃ?と思った
飛行機の場合、
- 家から空港…約1時間
- 空港での待ち時間…約1時間半
- 飛行時間…約1時間
- 空港から市内…約1時間
計4時間半!一方のバスは約5〜6時間。うまく行けば30分の差!?「乗ったら自動的にKLセントラルに着くし、意外といいかも!」とバスに期待を寄せた…。
※ 乗った結果を先にいうと、上記の計算間違ってました。詳細はまとめで。
直前の飛行機料金が高かった
まあ、結局、これなんですけどね、一番の理由。
マレーシアはLCCがたくさん飛んでいるので、飛行機はめちゃ安!ペナンーKL間も余裕を持って予約すれば54リンギ(約1500円)で行けちゃう。で、バスの料金がね、38〜60リンギ。
変わんないじゃんっ!!!
ほら、固定観念かもしれないですけどね、バスってお金の節約のために仕方なく乗るイメージなんです。それがさ、それほど変わらぬ値段で、誰が、バスを、選ぶのかと!!
だってさ、もし東京から大阪行くのにだよ?バスと飛行機同じ値段だったら、ほぼ飛行機選ぶと思うのよ。しかし、今回は直前予約だったため、飛行機のチケットが150リンギと3倍に!このくらいの値段差になり初めて、バスという選択肢を考えたわけです…。
往路と復路で二種類のバスに乗ってみた
長距離バスはまだ根強い人気があるようで、バスも種類が豊富!こうなったら、一番安いバスで節約旅しよう!とはつゆほどもならず、
と、夫に懇願し、良さげな2種類をセレクトしました。
往路)NICEバス
なぜこのバスを選んだかというと、調べたら「NICEバスはなんと2列シートで快適!」みたいな情報を掴んだから。
「2列シートで50リンギなら即決!」と、他のバスより10リンギも高かったのにさー、結果から話すと、3列シートだった。

ガーン。2列シートは一瞬の幻のように消え去ったっぽい。長距離バスは3列シートで39リンギがたくさんあるので、その差がどこなのか謎…。
NICEバスの詳細
- 49.90リンギット
- 3列シート
- ペナンからKL、6時間半
- 休憩&ストップ3回、一回20分くらい、到着直前にも止まる
- フットレスト壊れてた
- 予約サイトの写真より全然古い

結局さ、6時間半もかかったよ。長いーー、私には。
本当はね、5時間くらいで行けたと思うんです。平日の昼間だったし。けど、出発してすぐガススタで20分ぐらい停まる。途中休憩30分ぐらい、そして…到着目前で30分ぐらい休憩。
この3回の停車により1時間半くらい確実に伸びた。謎なのは、最後のあと10分で着くというのに休憩入れたこと…。
復路)AEROLINEバス
「バスってこれで行くの?」と、ローカルの友達が送ってくれたのがこのバスのサイト。
友達いわく、このバスが一番快適らしい!「そう言われたなら乗らないわけにはいかないね…」と、チケットサイトで探してみても、このバスが全く無い。
なんと、公式サイトでのみ販売という特別仕様…特別感!心躍る!期待高まる!しかもですね、高速バスターミナル出発ではなく、KLCC近くのホテルからの出発。
ホテルのロビーに専用のラウンジがあり、コーヒー&ティーもあったし。(席少ないから座れなかったけど)
だけど、残念なことに、ペナンに帰る二日前にはほぼ満席!夫と離れ離れな上、ひと席は最後尾の4列シートという悲しみ…。もちろん夫が座ってくれた…。優しみ…。
AEROLINEの詳細
- 60リンギット強(←高い!)
- 3列シート
- KLからペナン、5時間弱
- 休憩1回のみ
- ローカル友からのおすすめバス
- 食事&お茶付き、でもまずい
- バスガイド付き
- 毛布付き
- クイーンズベイモールに着く
- 2日前でも人気で席がほぼない
バスガイドさん(男性)がスーツ着て乗ってて、毛布や食事、ドリンクを配ってくれます。毛布はね、助かるね!バスの中寒いのでね、マレーシアは。
あと、往路でイライラした謎の複数休憩もなく、一度だけサービスエリアに20分ほど停まっただけでした。往路と復路で1時間半以上違うからね、乗車時間…。ミラクル。
5時間弱ならまあ許容範囲だな、と思いました!
あ、一つだけ言っとく。

食事は非常に美味しくない。味…?無。
あとは、フットレストが壊れてなかったので、足が楽だった。
マレーシアで長距離バスに乗るときの注意点(実体験のみ)
チケットの買い方
AEROLINEバスは公式サイトでのみ購入可。その他のバスはネット、アプリ、現地窓口から購入可。但し、紙にプリントアウトしていかないと窓口で1リンギ取られたりするときもあるみたい(要確認)
長距離バスの乗り方
AEROLINEバスは当日独自の集合場所(バスターミナルでないこともある)に行く。予約番号を伝えてチケットを受け取る。プリントアウトしなくて良い。KLの集合場所はホテルロビーで、コーヒーやお茶などが用意されているラウンジスペースがあった。
その他のバスは高速バスターミナルへ行く。プリントアウトしていない場合は、数あるバス会社窓口の中から自分の乗るバス会社を探し、紙のチケットを受け取る。(2018年時点での情報なので、要確認)
長距離バスのメリットとデメリット
長距離バスのメリット
- 安い
- 乗ったら動かずに到着
- 荷物がたくさん運べる
値段のみで比較した場合、バスのほうが高くなることはほぼありません。フライト料金は時間や時期によって変動するので、最安値(エアアジアで54リンギ)を取れない場合はバスのほうが確実に安い。
また、飛行機のようなID・荷物チェックや重量制限がないので、大量の荷物を格安で持っていきたいならバスに軍配。
バスは時間がかかるとはいえ、座ってしまえばそのままKL中心部に到着するので、人によっては楽っちゃ楽。
長距離バスのデメリット
- 長時間動けなくて辛い
- やっぱり時間がかかる
- バスは思ったより綺麗じゃない
- 休憩のトイレがことごとく汚い
- 到着後予定があると辛い
これは、かなり個人的な感想なんですけど。
ー 長時間動かずに同じ場所でじっとしている ー
私はこれが苦手なようです。飛行機はあれこれ移動も手続きもチェックもあって面倒だ、と思ってましたが、ずっと動かないより何倍もマシ。
そういえば、オフィスでもデスクワークが苦手で、1時間に一度は動いたり気分転換に違うことしたりするタイプなので、6時間半は拷問…。
あとは合計時間。ペナンのバスターミナルがなんと空港近くなので、「空港が遠いのでバスのほうが便利」という前提がことごとく崩れた!空港もバスターミナルも時間もかかる料金も変わらず…。
利用時間を比較すると、
- 飛行機の場合は4.5時間
空港まで1H、待ち時間1H〜1.5H、飛行時間1H、KL市内まで1H - バスの場合は6.5〜8.5時間
ターミナルまで1H、待ち時間0.5〜1H、乗車時間5〜6.5H
どう思うかはそれぞれ…。
私は動いてないのに(ないから?)ヘトヘトに疲れちゃって、着いた日にせっかくお友達と約束があったのに、途中で一瞬意識が遠のいた…。そのままホテルに直行爆睡とかだったらいいかもね…。
KL⇔ペナン間長距離バスまとめ
今回バス旅行をしてみて…「フライトが安ければバスには乗りたくない」というのが私の感想。
これはね、人によると思う!
もし、AEROLINEバスのように、5時間未満で確実に到着するなら選択肢ではあり。でも、6時間半はちょっと長いよ〜〜〜、なんかもったいない。
私は酔っちゃうので、バスで画面が見られない。本読めない、動画見られない、ネットできないので暇。
でも、飛行機だったら、上記全て大丈夫なので仕事もできるし、娯楽も楽しめる。待ち時間、キレイなトイレに行けるしコーヒー飲めるし歩き回れる。
もし、飛行機代が100リンギ超えてて、渋滞なさそうな日だったら、AEROLINE限定で(てか休憩少ないバス)しぶしぶバスに乗ってもいいかな、という感じでした!
バスで何しても酔わないし、結構すぐ寝ちゃうんだよね〜というタイプなら便利な移動手段なのかも!?
最後まで読んでくださりありがとうございます。
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ご訪問ありがとうございます、たびなすび(プロフィール)です。現在、マレーシアのペナン島を拠点に生活しています。このブログでは日常の小さな気づきや、心に残った旅の瞬間などをお届けしています。このブログが新たな冒険や発見のきっかけになれば嬉しいです。「住みたくなるようなお気に入りの街」を探す旅に出てみませんか?