
2024年12月|Koh Lipe, Thailand
「秘島」
今も変わらずそうかもしれませんが、かつてリペ島は、確かにそう呼ばれていました。
レオナルド・ディカプリオ主演の映画『ザ・ビーチ』でピピ島が脚光を浴びていたころ、「ここよりも、もっと美しい島がある」と、旅人たちが囁いていたのが、リペ島です。
飛行機、バス、ボートを乗り継いで、ようやくたどり着く蒼い海と白い砂浜。首都バンコクからだとタイ南部の果てにあるその島を目指すには、それなりに時間がかかります。だからこそ、人知れず美しい場所とされていたのでしょう。
けれど、ペナン島に暮らしてみると、そんな憧れの場所が驚くほど近い。車で国境を越え、Pakbaraという対岸の港まで3時間半から4時間、あとはボートで1時間半。
ところ変われば、秘島も「ちょっとそこまで」の島。
ちょっとそこまでのはずが⋯
洪水のロードトリップ:リペ島への長い道のり
旅の情報ノート
ペナン島から車でリペ島へ!実際のルートとポイント
ペナン島からタイのリペ島まで、車を使って行ってきました!リペ島までは直接車で行くことはできませんが、対岸の港まで車で行き、そこからフェリーに乗るルートです。今回は、実際に行ってみたルートや手続きの流れ、現地でのポイントをまとめました。
※ 2024年12月時点での情報になりますので、最新情報は公式サイトや現地の情報を確認してください。

1. ペナン島からリペ島までのルート
ペナン島からリペ島までは、以下のようなルートで移動しました。
① ペナン島出発(車)
② マレーシア-タイ国境通過(往路はWan Kelian国境、復路はSadao国境を利用)
③ Pak Bara Pier(パークバラー埠頭)に到着(車を駐車)
④ フェリーでリペ島へ(11:30発のフェリーを利用)
⑤ リペ島到着!
2. 国境通過の手続き
車でタイに入国する際には、保険や書類の準備が必要ですが、今回はGothai.myに手続きをお願いしました。WhatsAppでのやり取りだけで手続きが完了し、タイに向かう途中にある店舗で書類を受け取るだけだったので、非常にスムーズでした。
3. サトゥーンでの前泊
リペ島行きのフェリーは11:30発でしたが、時間に間に合うか不安だったため、サトゥーン市内で一泊しました。サトゥーン市内にはおしゃれなカフェもありました。特に、今回訪れたカフェは元々リペ島で営業していたとのことで、店内の雰囲気も抜群でした。
4. フェリー乗り場での駐車
Pak Bara Pierに到着後、港周辺には駐車場を案内してくれる方がいました。駐車料金は1泊100バーツでした。
5. リペ島行きのフェリー
リペ島へのフェリーは風通しがよく、船酔いすることなく快適な移動ができました。乗客が30人ぐらいいて、一人だけ気持ち悪そうにしていたので、乗り物酔いしやすい人は事前に酔い止め飲んでおいたほうがいいかもしれません。
6. リペ島での宿泊先
今回宿泊したのは、マウンテンリゾートのOCEAN POOL VILLA。ホテルも最高ですが、エリアが最高でした。マウンテンリゾートは島の北側にありますが、中心エリアまでは少し傾斜のある道を歩いて10分〜15分ほどでちょうどいい運動になりました。夜はホテルの送迎バスが20分おきにあり。予約はホテルの公式HPからが良さそうです。フェリーチケット付きプランなど、プロモーション料金がいくつかありました。

7. 帰路はハジャイ経由で別の国境へ
帰りはハジャイに1泊し、Sadao国境を利用してマレーシアに戻りました。帰路はペナン州入った時間帯が退勤時間で大渋滞。ハジャイから国境、ペナン州まではスムーズでしたが、ペナン州に入り、ペナン島へ入るまでに2時間ほど時間を要しました。
8. ペナン島⇔タイ国境の所要時間
ペナン(タンジュントコン)からタイ国境までは、渋滞がなければ約2時間半〜3時間半で到着できます。
まとめ
今回のペナン発リペ島旅行は、車+フェリーを利用したスムーズなルートで快適に移動できました。
- 車での国境越えに手間がかかる書類作成や保険の加入などはGothai.myを利用するとスムーズ
- Pak Bara Pier周辺に駐車場あり(1泊100バーツ)
- リペ島での宿泊は北側のマウンテンリゾートのOCEAN POOL VILLAはオススメ
- 帰りはハジャイ経由で別の国境を利用
リペ島への旅行を検討している方の参考になれば嬉しいです!