こんにちは!たびなすびのちかです。
なんと、マレーシアがロングステイしたい国、14年連続一位になりましたー!
(一般財団法人ロングステイ財団サイトより)
強いですね、マレーシア。
実際に、現在マレーシアのペナン島に住んでいますが、本当に住心地がよく、私たちの生活スタイルによく合っているようです。
ロングステイ先として日本人に受け入れやすい理由としては、
- 圧倒的にロングステイビザ(MM2H)が取りやすい
- ブロークンだけど英語がかなり通じる(新しい言語を学ばなくて良い)
- 年々日本人が増えているので、インフラが充実
などが挙げられるんじゃないかな、と思います。
人気が人を呼び、更に住みやすくなってる感じですね。
でも、私たち夫婦が感じる「住みやすい」の理由はちょっと違います。
一番住みやすかった場所は…
「住んだ」と言っていいのかどうかわかりませんが、2〜3ヶ月、1〜2年の短期滞在も含めれば、
私は学生生活を終えてからこれまで、韓国に10年ちょっとと、台湾に2年半、中国にも数ヶ月住んだことがあります。(学生時代はアイルランドとスペインにも少しだけ。)
夫はアメリカと台湾に2〜3ヶ月ずつ、オーストラリアに1年と、韓国に15年ぐらい。
私の場合だと、2年以上住んだ韓国、台湾、マレーシアを比較して、
「圧倒的に住みやすい!」と感じたのは、
マレーシア(ペナン島)。
その次、
台湾。
で…、
韓国(小文字で発表)
※ ちなみに食生活は真逆の順位
なぜなのか。
カギは周りからの圧と言葉!
これ重要…
※ 夫も全く同意見
日本人の数は変わらないのに、なんでこんなに違うのか
ペナンに来る前に住んでいた韓国の釜山(ソウルにも2年住んでいました)。
在外邦人数は釜山領事館に6000人ちょい、ペナン領事館には4000人弱の届け出があるようです。
管轄地域の人口が1200万人(釜山領事館)と760万人(ペナン領事館)なので、邦人の割合的には似たような感じですね。
が、拭いきれない、全然違うんだけど感…。
なんか、
圧が違う・・・地元の人たちからの圧が。
ペナンにいると、望めば日本人として日本と変わらぬ生活が可能。
日本の食材はほぼ手に入るし、日本人相手のエージェントもたくさんあります。
例え、日本語しかできなくても、問題なく生活できそう。
(もちろん、国際結婚などされている場合は違う思います)
所変わって釜山の場合。
日本人は上記の数字ほどいたのかもしれないけど、あまり見かけなかったし日本語も観光客以外あんまり聞かなかったし…。
まあ、韓国人と日本人は人種的には同じ顔だし、韓国語がでかすぎてかき消されてただけかもしれないけど、
それでも全然遭遇しなかったんですよね、友達と待ち合わせしてる以外。
ですが、データを見て納得!
マレーシア邦人は駐在員が、約7割。
韓国邦人の駐在員は、たったの1.5割。
少なっ!
韓国邦人で一番多いのは国際結婚した方約3割(9割が女性)、そして教師・研究員・留学生と続きます。
日本人会の会員数を見ても、ペナン900人弱(在外届け約4000人)に対し、釜山は300人(在外届け約6000人)と在留邦人数に比べ少ないです。
どういうことかというと…
韓国にいる日本人は、
韓国に組み込まれて生活をしている場合が多い
ということ!
現地化・・・
駐在員が多いから日本人ファミリーが多い=日本のものが充実
私の場合は夫も日本人だし、それほど韓国どっぷりではないかと思ってましたが、
職場は外国人一人だったわ。
大学の日本語学科に所属していたとはいえ、弱小だったので日本語が話せる同僚も二人だけ。
基本は韓国語ができないとランチタイムのコミュニケーションすらできなかったっけ…。(遠い目)
参考)超せっかちな韓国人!毎日一緒に食事をしてたらこうなっちゃったよ!
釜山在住日本人夫婦も知ってる限りあと数組。
他の既婚者はほぼ日韓夫婦、しかも9割女性。
家族行事が年がら年中あるお国柄なので、お嫁さんはそりゃもう苦労の連続な模様・・・。
駐在の方もいましたが日本と韓国は飛行機で1〜2時間程度の距離で、近いので単身赴任が多く、奥様会とかあまり聞いたことないかも。
こんな状態なので、在住日本人向けのお店が成り立つはずもなく、
日本人がオーナーの場合でも圧倒的多数の顧客である韓国人のニーズに寄せていく、という懸命な判断をしてました。
こうして我ら日本人が釜山で「これは日本と同じ!!」というものににありつくことは、結構難しくなるわけですね。
超近いのに。
一方のペナン。
駐在さんが家族全員で来ているのもよく見かけます。
人数も多いので、子どもたちも日本の子と日本と同じように遊んだりしてるし、配偶者として来ても100%日本語で言い合える友達作りが難しくなさそう!
知ってる英語で最低限の生活はできるし、和食屋さんも日本語で書いてある日本食材も超豊富で自炊もできる。
最高じゃないですかい!
その人が自分を曲げずに暮らすことに何も言わない優しさ
韓国は圧倒的多数が韓国人で同じ文化を共有しているので、外国人にもある程度「同化」させようとする圧が感じられます。
とか、
とか、
とか・・・もうシャワーのように言われまくりました。
多分これ、日本もそうだと思いますけどね。
日本も独自カルチャー強いから。
テレビでもときどきやってますよね、「日本人が驚く、外国人の◯◯」とか「外国人が感動!日本の◯◯!」とか。
韓国に住んでいたときは、国際結婚ではない、日本人夫婦の私たちに対しても、「韓国ではこうすべき」「韓国ではこうあるべき」という現地の方からの圧が凄かった・・・。
(日本人夫婦で住んでいる場合)マレーシアではそういうのを気にしなくてもいい & 放っておいてくれる国なんですよね。
多民族国家(マレー系、中華系、インド系)で他者にそこまで干渉しないから。
そもそも同じマレーシア人同士でも宗教や習慣が全く異なるので「マレーシアでは」というのがないんですよね、たぶん。
だから住みやすくて、安心して家族全員で来られるのかもしれませんね!
結果、ロングステイヤーも増えて、更に日本のものが充実してきていると。
個人的には、その場所の文化を壊すような行為をしなければ、海外生活において自分が無理に溶け込む必要はないと思います。
一番居心地がいい場所で、自分が幸せを感じられるように生活すればいいだけですよね。
言葉編:一から勉強するのはやっぱり大変
次に、言葉の問題。
例えばね、市場で牛肉が買いたいとする。
・소고기
・牛肉
・Beef
どれが読みやすいですか。
わからない場合は、店員さんに聞きましょう。
・소고기 어딘데요?
・牛肉在哪裡?
・where is the beef?
声に出しましょう。
どうですかね?
意味の理解と発声のしやすさランキングは・・・
1位:マレーシア
2位:台湾
3位:韓国
となるんじゃないでしょうか。
マレーシアの場合、いくら「私、英語はちょっと・・・」とか言ってる人でも、物の名称なんかはもう頭に入ってますよね。
会話はペラペラではないにしろ、ある程度サバイバルでやっていけます。
台湾の場合は、漢字(しかも繁体字)があることによって、ぱっと見は英語よりわかり易い場合もあるんですけどね、
声に出す、ってなると発音の壁が…。
ということで次点。
で、韓国。
なにこれ?そもそも文字が呪文のよう…。
ってなりますね、手も足も出ません、頑張って覚えないと。
しかも韓国の場合、国内では99%韓国語オンリーで生活してますから、副音声は期待できません。
一から新しい言語を学ぶってのは、結構骨が折れます。
台湾も外国人として住みやすいですけどね、やっぱり中国語が話せないと100%は楽しめません。
その点、マレーシアは日常的に英語に触れる場面が多いので、バリバリのジャパニーズイングリッシュでもお友達作れるし。
マレーシアでは、民族が異なれば、共通言語である「英語」が選択されることが多いのですが、マレー系も中華系もインド系も英語がネイティブではなく、
英語は単にコミュニケーションのツール(=伝えたいことを何とか伝えるための手段)として使用されているので、
ブロークンで問題なく、英語に苦手意識を持っている人も比較的言葉を発しやすい環境です。
海外生活をストレスなく送るポイントはこれ!
無理せずに海外生活を送るなら、
周りからの圧が少なく、なんとなく言葉もわかる所
を選ぶと、ストレスを最小限に抑えながら楽しめる可能性大!
だから、タイとか台湾とかすごく魅力的だけど、ロングステイランキングではマレーシアが1位なんだと思います。
まあでも、新しい言語を学ぶのも楽しいですけどね。
圧がある国っていうのは、それだけオリジナリティが強いので異文化体験という意味では絶好の場所でもあります。
ただ、海外生活は旅行ではなく日常なので、なるべく負担なく暮らすにはこれまでの生活をあまり変えないで、新しいものを徐々に取り入れる、、くらいがいいのかも。
まあ結論は、
ペナン住みやすいっていうこと!