こんにちは!たびなすびのちかです。
ペナン島に引っ越してきて以来、元気ハツラツな8ヶ月を過ごしてきたのですが、ここにきて、
ダルい…。
熱は?
ーない。
頭痛とか鼻水は?
ーない。
喉の調子は?
ーいつも通り。
え、じゃあ風邪ではないのかな?
ー風邪じゃない。でもダルい。
じゃあ、何なのかな?
…モムサルです!!
は?
なにそれ。
だよねー。
モムサルとは、몸살である
「あれ、ちかなんかちょっと調子悪い?」
私の顔色を見て、察した夫。
私「うーん、なんかちょっとね。」
夫「風邪かな?」
私「風邪じゃない、多分モムサル。」
夫「あ、モムサルかー、じゃあ今日はちょっとゆっくりしなー。」
私「そうするー。」
夫「サンファタン(※漢方薬)飲んだほうがいいね。」
私「だね。」
…
…意味不明。
これが10年間韓国に住んだ日本人夫婦の日常であるっ!
そうなんです、私今、モムサルなんですよ。
モムサル(몸살)とは、見ての通り韓国語なんで韓国由来のものなんですけど、説明がちょっと難しいんだなー。
韓国人いわく、
「韓国人しかかからない、特殊な病気だっ!!」
とか言ってましたけど、普通に私もかかってます。韓国人化したのかな…。
各韓国人によっていろんな説がありますが、私がたどり着いたモムサルは、
お疲れ気味の精神状態で、「あ、ちょっと風邪引くかもしんない雰囲気!」と感じるようなダルさが全身に襲いかかっている状態
です。
まあ、いわゆる風邪気味ですね。
でもまだ風邪とは言えない、なぜなら風邪の主だった症状(発熱、鼻水、咳など)が目に見えないから。
私、今これ。
なんでモムサルは韓国特有と思われるのか
ではなぜ韓国人が「モムサルは韓国にしかないよー」というのでしょうか。
多分、
その症状に名前をつける言語が珍しいから。
じゃないですかね。
日本人には、「あ、風邪気味かも、ちょっとダルいしー」という固有名詞のない瞬間を、「モムサル」という言葉をつけ認識することによって、韓国独自の病気みたいに思えるのではないかと。
あのほら、シーウィードを海苔とかわかめとか昆布に分けちゃう日本語みたいな感じで。(わかりにくい)
ということは、それだけその症状に韓国人は敏感、というわけですね。
確かに、「精神状態がお疲れ気味」というのがポイントで、韓国の人って信じられないほど無理する場合が多いのも事実。
無理は日本人の特権みたいなとこありますけど、韓国人は度肝を抜くような無理をする場合もあるんです。
例えば…
一人で冷蔵庫やタンスを10階から運んだ。
とか、
深夜に釜山ーソウル間を数時間で往復した。
(片道300キロ以上)
とか、
一日で100株以上のキムチを漬け、全親戚に配送した
とか
なんかさ、
極端なんだよね。
日本人が毎日少しずつ少しずつ無理を重ね、それがたたって病気になるのに比べ、
韓国人の場合は、その日一日の無理度が他の日の100倍くらいなんですよ。
だから、そういう日の次の日に結構な割合の人がかかると。
モムサルに。
それで韓国に広く認知されていったのではないかと、かなりの独断と偏見でとらえています。
えっ、てことは私も…?
そういえば…
ここ数日ちょっとハマってることがあって、四六時中そのことばっかり考えて行動してたな。
韓国人っぽく無理してたかー。
ということで、久しぶりにモムサルになったのですが、サンファタン(韓国の漢方薬)がないのでペナン特有の、
日光浴でもしてくっかな!
太陽がサンファタンに勝つかどうかは、まだ誰も知らない…。
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